始皇帝 天下統一 1・2・3・4・5話ネタバレとあらすじ感想

始皇帝天下統一あらすじネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「始皇帝 天下統一」の1・2・3・4・5話ネタバレとあらすじ感想紹介記事です。

古代中国の春秋戦国時代。

周王室の権威は地に落ち、7つの大国が勢力を争う時代。

魏や趙が強国といわれた時代は過ぎて、今はは昭襄王 嬴稷秦が治める最強といわれる時代。

紀元前260年の長平の戦いでは秦と趙が戦って趙が敗北。趙は領土の割譲を求められ兵を多く失い衰退します。

しかし趙国は約束を破り六城を秦に割譲しなかったため秦の昭襄王は趙を攻めました。3年に及ぶ邯鄲の戦いの始まります。

この最中に嬴政が邯鄲で生まれたのでした。後の始皇帝となる人物です。

 

「始皇帝天下統一」のあらすじとネタバレ・感想を紹介します。

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始皇帝天下統一 番組情報

原題:大秦賦
2020年、中国
全78話

原作小説:大秦帝國之東出
作者:孫皓暉

 

主要人物

・嬴政(えい せい)
秦の荘襄王の長男。後の始皇帝。
演:張魯一、少年:李卓釗、子役:延鴻峰

・呂不韋(りょ ふい)
演:段奕宏

・趙姫(ちょうき)
演:朱珠

・嬴子楚/異人
演:辛柏青

・華陽夫人
演:鄔君梅

・嬴稷/昭襄王
演:王慶祥

・嬴柱/孝文王
演:馮暉

・嫪毐(ろうあい)
演:葉項明

 

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第1話 邯鄲の少年

 

紀元前259年。趙国が秦との約束を破ったことから秦の昭襄王は趙を攻め、邯鄲の戦いが始まりました。いきなり大規模な合戦シーンから始まります。

何と秦軍が大型の投石機を使っているではありませんか。この時代の投石機は人間が引っ張る人力投石機。反動を利用したタイプはもっと後の時代のはずですけど。中国ドラマはあいかららず時代考証はてきとうです。

ともかく。戦争の最中に嬴政は邯鄲で生まれ、父の嬴異人は城中に拘束されていました。

始皇帝のドラマというと近年では「コウラン伝」が記憶に新しいですが。趙姫が主役だったのでなかなか嬴政が登場しませんでした。こちらは始皇帝が主役のドラマなので1話から嬴政が登場します。当たり前といえば当たり前ですね。

日本では嬴政が呂不韋の子ではないかという下世話なネタが話題になりがち。中国ではそんなことはどうでもいいらしく。嬴政は嬴異人の子として登場するのが当たり前。人を惑わす情報戦が当たり前の中国では。不確かな情報よりも秦の王室が嬴政を嬴異人の子として扱ったという事実が大事なのでしょう。

いきなり1話から呂不韋と嬴異人の邯鄲脱出の場面です。なぜ呂不韋と嬴異人が脱出して趙姫と嬴政が残されたのかが謎なのですが。このドラマでは呂不韋が追っ手から嬴異人を守るため、あえて残したという設定。

確かに戦いの最中に脱走するのですから。趙姫と嬴政を連れての逃走は難しかったかもしれません。例え趙姫と嬴政が捕まっても秦と趙の強さを考えればむやみに殺せないだろうという判断もあったのかもしれません。例え殺されてもそれを口実に趙を攻められますし。嬴異人さえ無事ならなんとかなると思っていたのでしょうね。

 

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第2話 脱出

 

嬴異人は秦の都・咸陽に到着しましたが。異母兄弟の嬴傒に命を狙われ、王宮にたどり着くことができません。

そこで呂不韋は安国君の妻・華陽夫人とあって嬴異人を養子にするよう薦めます。何しろ華陽夫人は安国君が最も寵愛する人物。その養子になれば異人は安全。というわけで異人は危ないところを華陽夫人の弟の陽泉君に救われました。

でも華陽夫人は異人に韓王の娘との結婚を突きつけ、異人は呂不韋に説得され仕方なく韓霓と結婚することに。

嬴傒(子傒)は異人の異母兄弟で当時有力な後継者といわれていた人物。歴史書では「子傒」と書かれていますけど。嬴姓の王族なのだから嬴傒でいいだろうというのがこのドラマの設定ですし、そのとおりだったでしょう。嬴傒が異人の帰国を妨害したという記録はありませんが、嬴傒はライバルがいないほうがいいですし。そういう事があってもおかしくはありません。

華陽夫人としては、趙にいるときに出会い生きてるわからない妻子より自分に都合の良い娘との結婚を勧めるのも有りでしょう。ドラマとしては面白い展開になったと思います。

 

第3話 子楚の加冠

 

嬴異人は華陽夫人の子になり子楚と名を変え。正式に嫡子になりました。もちろん嬴傒は不満です。怒りのあまり儀式の場で子楚を刺そうとしました。でも呂不韋が庇ってかわりに負傷します。

いくらなんでもこの場面で襲うことはないでしょう。と思いますが、結果的に嬴子楚はますます呂不韋を信頼することに。

嬴傒はさすがに処刑は免れましたが、罰として辺境で兵士になって使役されることに。これは屈辱です。でも仕方ありません。

西周君は合縦軍とともに50万の兵で秦に攻めてきました。しかし秦軍は連戦連勝。西周君は趙姫と政の引き換えに和睦。秦は領土を手に入れたものの、趙姫と政は趙に残されたままでした。

かつて黄河付近を支配下周はこのころには権威も力もガタ落ち。さらに西と東に分裂してました。その勢力のひとつが西周君です。歴史上では紀元前256年。西周君は韓国、趙国、魏国と共に秦と戦いましたが和睦。ここで秦を怒らせたためにこのあと西周君は滅亡してしまうことになるのです。

 

第4話 天下を胸に

 

紀元前256年。秦に攻められ周王朝は滅亡。800年近く続いた伝統ある周はついに歴史の舞台から消え去ろうとしていました。

嬴子楚と大将軍・嬴摎は九鼎を咸陽に運んでいましたが、泗水を渡る際に暴風に遭いって船が転覆。豫州鼎が河に沈んでしまいます。二人も病に倒れ、嬴摎は死亡してしまいます。

鼎は祭祀の道具。周では王権の象徴でした。これを持つ者が王といえるのです。秦の昭襄王はこれを手に入れて天下の王になろうとしたのです。でも失われてしまいました。その結果、ハンコが君主の象徴として使われることになるのです。「玉璽」の誕生は秦の大失敗から生まれているのですね。合理主義な秦らしいです。

趙で暮らしていた嬴政は溺れて生死をさまよい。夢の中で曽祖父の嬴稷と会います。

一方、高齢の嬴稷も衰えていましたが。占いの結果から天下を取るものが、嬴姓から出ると知り。それが嬴政のことだと思い連れ戻すように命じるのでした。やがて昭襄王 嬴稷が死去。75年の生涯を終えました。

嬴柱が即位。嬴子楚が太子になりました。嬴子楚は呂不韋を重臣に取り立ようと考えるのでした。

 

第5話 再会

 

秦の王が交代した隙を狙って趙が攻めてきました。呂不韋の提案で秦は燕との同盟。趙は燕から攻撃を受けて、秦攻めを断念。趙姫、嬴政を秦に送り届けました。趙姫は大喜び、嬴政は母の態度が納得行かない様子。趙姫の素性は諸説ありますが。名門の出身ともいわれます。でもこのドラマではあんまり上品な人ではなさそう。何しろ嫪毐(ロウアイ)との逸話のある人ですから。そちらに引っ張られてキャラ設定がされている様子。嫪毐の逸話も司馬遷のでっち上げかもしれませんけどね。

一方、王族の対面も気ににする華陽夫人は嬴子楚に韓霓を正妻にするよう言います。さらに趙姫と嬴政は咸陽に着いたものの、陽泉君によって入城を拒否されてしまうのでした。

やっぱり、華陽夫人は身分の低い趙姫が正妻になってその子の政が後を継ぐのが嫌な様子。まあそれはそうでしょう。しかも敵国の趙の人間ですからね。

嬴子楚は着実に王に向かって進んでいますが、妻子のことでは悩みが尽きません。

 

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