中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうきゅうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の第41・42・43・44話あらすじとネタバレ紹介記事です。
宮中で宴が開かれ李載豊がやってきましたが蘇義簡によって捕まってしまいます。
宴の場には李婉児もやってきました。皇太子の趙受益が泣き出したので皆であやしますが泣き止みません。でも実の子とは知らない李婉児があやすと泣き止みました。それを見た潘良と潘玉姝は皇太子には何か裏があると怪しむのでした。
一方、潘玉姝と鍾樵の密通がついに露見。劉娥は闇に葬ろうとしますが趙恒にバレてしまいます。
大宋宮詞 情報
原題:大宋宮詞
英語:Palace of Devotion
2021、中国
全61話
キャスト
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劉娥(りゅう・が)
演:劉濤(リウ・タオ)
趙恒(ちょう・こう)/真宗
演:周渝民(ヴィック・チョウ)
李婉児(り・えんじ)
演:劉聰(リウ・ツォン)
寇準(こう・じゅん)
演:梁冠華(リャン・グァンホア)
蘇義簡(そ・ぎかん)
演:曹磊(ツァオ・レイ)
潘玉姝(はん・ぎょくしゅ)
演:銭東旎
第41話
夜。潘府の者たちが眠っていると大理寺卿の曹利用と枢密使の蘇義簡が禁軍を率いて潘府を包囲しました。潘良は負けを認めず兵を率いて戦おうとしましたが、父の潘伯正が止めさせました。潘父子は投獄され財産没収。充媛 潘玉姝は奉化殿に幽閉されました。
真宗 趙恒は皇后 劉娥に潘玉姝の罪をいつ知ったのか聞くと。劉娥は壽安公主の傷を見て気がついたといいます。真宗 趙恒は皇后 劉娥が自分に黙って密かに処理しようとしたため怒ります。
真宗 趙恒は曹利用と蘇義簡から潘親子が罪の自白をしたこと、さらに潘良の皇太子殺害についても受けます。真宗 趙恒は獄中の潘良に会いに行きました。潘良が劉娥を流産させたことをほのめかせ皇太子誕生には裏があると言います。真宗 趙恒は潘一族を抹殺するしか無いと考え父子の処刑、潘玉姝の賜死、その他の一族への処罰を命じるのでした。
そして潘玉姝は壽安公主を劉娥に託すと毒を飲むのでした。
感想と解説
潘一族もついに滅亡しました。さんざん悪事を働いてきたので当然でしょう。
ちなみに。潘玉姝のモデルになった藩氏は趙恒が即位する前に病死しています。ドラマでは側室にされたうえに悪役を割り振られて不当に貶められている気はします。こういうドラマに悪役は必要ですが、ちょっと引っ張り過ぎかなという気はします。
と。生まれてもないのに皇太子って決まってたら誰でも不自然と思いますよね。
・潘玉姝のモデル。章懷皇后・北宋 真宋 趙恒の最初の妻は短命だった
第42話
宸妃 李婉児の弟、李載豊は真実を明らかにしようとして投獄されていました。蘇義簡は密かに李載豊に金を渡すと李載豊が真相究明を諦めて大人しくしなければ李婉児の命はないと脅して都から出て行かせます。
さらに蘇義簡は皇后 劉娥に真宗 趙恒の苦しみを伝えました。趙恒は潘良を尋問するまでは劉娥が流産したのは年末に喧嘩をしたせいだと思って苦しんでいたというのです。劉娥と趙恒のわだかまりは解け、李婉児たちの犠牲に報いるためにも受益を立派な宋の後継者にしようと手を取り合うのでした。
10年後。皇太子 受益は元気に成長。それに対して真宗 趙恒は衰えていました。
タングートの李徳明が食料100万石を要求してきました。(中国では1石(せき)=約100リットル)。重臣たちはタングートがなにかたくらんでいると考えます。また江南では干魃がおきているので対策が必要です。ところが趙恒は頭痛に襲われてしまいます。
そこで劉娥は臣下たちを集めて日照りに強いという安南産の占城稲という稲を紹介。飢餓対策ができると喜ぶ趙恒ですが、寇準は后妃は後宮のことをするべきで政治に口出しはスべきではないと反発します。
感想と解説
歴史上は評価があまりよくない真宗ですが。占城稲を普及させ、農業政策に力を入れたのは真宗の数少ない功績のひとつといわれます。ドラマではそれすらも劉娥の功績になってしまうのですね。
このドラマでは性格ブレまくりの寇準。ようやく寇準らしくなってきましたね。
第43話
真宗 趙恒は病が重くなり、皇太子 受益の成人の儀式を繰り上げて行うことにしました。そして受益を政治に参加させ、皇太子の補佐を劉娥が行うことにしました。
すると王欽若と丁謂が趙恒のところにやってきて寇準が謀反を画策していると訴えます。趙恒は頭痛をこらえて話を聞くと。寇準は趙恒を退位させ、皇太子を即位させようとしているというのです。でもそれは寇準と陥れるために王欽若と丁謂のでっち上げでした。
劉娥はそんなはずはないと言いますが、趙恒は王欽若と丁謂たちの言い分を信じて寇準を降格。陝州府の長官にして朝廷から追い出しました。
一方、郭賢の息子・郭崇信将軍が流民の反乱を鎮圧。手柄を立てました。劉娥は郭賢の家を訪問。そこで郭崇信の娘・郭清悟に出会いました。劉娥は郭清悟を気に入って宮中に迎えようとします。
感想と解説
寇準が追い出される場面。
史実では。
真宗の病が重くなる → 寇準が真宗に皇太子に政治を任せるように進言。そのとき丁謂は悪いやつなので排除するよう助言 → それを知った王欽若と丁謂が皇后劉氏と共謀・皇后劉氏は寇準に皇后即位を反対されたこともあり恨んでいたので王欽若と丁謂に協力 → 王欽若と丁謂が寇準に謀反の罪をかぶせる → 真宗がそれを信じて降格・左遷。
の流れ。
確かに寇準の謀反はでっち上げですが。先にしかけたのは寇準ですし、自分が皇太子の補佐をして朝廷の中心になろうという野心はあるでしょう。劉皇后も王欽若に味方してたんですけどね。
ドラマでは立場が逆になってます。寇準と劉娥をよい人に描きすぎかな。
第44話
真宗 趙恒は王欽若を宰相に任命しました。
王欽若は皇后 劉娥が自分を快く思っていないことは知っていました。さらに皇后 劉娥の背後には郭家や蘇義簡がいます。王欽若は、真宗が自分にその牽制役をさせようとしているのではないかと思いました。そこで丁謂とともに蘇義簡を陥れる策を考えます。
遼は皇太子が加冠したことを知り、お祝いのために第6皇子・耶律宗願(やりつ そうがん)を派遣してきました。
病で倒れた真宗 趙恒は、目を覚ますと寇準はどこだと問いかけます。まわりの臣下たちは自分で左遷したのにそんなことをいう趙恒に驚いてしまいます。
遼の使節の歓迎と寿康公主の及笄の礼(成人式)が行われました。耶律宗願も儀式に参加しました。その席の場で耶律宗願は寿康公主に一目ぼれ。真宗 趙恒に寿康公主と結婚したいと言い出します。劉娥は止めようとしますが、趙恒は二人の婚姻を認めてしまいました。
感想と解説
趙恒ボケてきましたね。もうそろそろ最後も近いのかな?
歴史上は宋の公主と遼の皇子の婚姻はありません。
ちなみに寿康公主も文貴儀も陵陽長公主も架空の人物です。実際には真宗にも沢山の側室がいるのですけどね。
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