大宋宮詞 54・55・56・57・58話あらすじとネタバレ

大宋宮詞あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうぐうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の第54・55・56・57・58話あらすじとネタバレ紹介記事です。

 

真宗の皇陵の不手際のため丁謂は責任を取らせれて左遷。

丁謂の息子の丁献容は妻の陵陽大長公主から皇太后 劉娥へ仲裁をして欲しいと頼みますが陵陽長公主は断ります。すると怒った丁献容は陵陽長公主を突き飛ばし陵陽長公主は流産。子の産めない体になってしまいました。

一方、寇准は劉娥の有能さを認めましたが、彼女が武則天のようになることを心配していました。しかし率直に話し合った結果、寇準は劉娥への疑念を解消するのでした。

劉娥は臣下から垂簾聴政をするように求められるのですが、躊躇っていました。

 

大宋宮詞(だいそうきゅうし)あらすじ全話一覧

 

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大宋宮詞 情報

原題:大宋宮詞
英語:Palace of Devotion
2021、中国
全61話

キャスト

 

劉娥(りゅう・が)
演:劉濤(リウ・タオ)

趙恒(ちょう・こう)/真宗
演:周渝民(ヴィック・チョウ)

李婉児(り・えんじ)
演:劉聰(リウ・ツォン)

寇準(こう・じゅん)
演:梁冠華(リャン・グァンホア)

蘇義簡(そ・ぎかん)
演:曹磊(ツァオ・レイ)

 

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第54話

 

仁宗 趙禎(ちょう てい)が正式に即位。その横には皇太后 劉娥が座りました。

皇太后 劉娥の垂簾聴政(すいれんちょうせい)することに躊躇いはあったものの引き受けて、正式に垂簾聴政が始まりました。

3年後。趙禎、曹汝、郭清悟はそれぞれ成長しました。

趙禎と曹汝は恋仲になり曹汝は「越人歌」を歌い趙禎は大喜びしました。一方、郭清悟は劉娥が選んだ皇后候補でしたが、趙禎は彼女を妹のように扱っていました。劉娥は今になって初めて趙禎たちの関係を勘違いしていたことを知るのでした。趙禎は夜も眠れず、曹汝のために肖像画と題字を描き翌日には内侍が贈り物を届けた。そんな趙禎を劉娥は心配します。

劉娥は寇準が残した「無才の排除と賢才の登用」の方針に従い、蘇義簡に怠慢な官僚を調査、郭崇信と蘇義簡に武課の科挙を復活、才能ある人材を広く集めて登用するように命じました。

趙禎は玉座に座っている間、朝廷で議論されていることに黙って承認していましたが。心の中では曹汝のことばかり考えていました。

朝議が終わると趙禎は急いで戻り曹汝からの返事があるか確認して大喜びしました。蹴鞠の練習場に行って練習しようとしましたが。そこに郭清悟がやってくると趙禎はイライラしてしまいます。どうも趙禎は清悟を好きになれませんでした。

一方、皇太后 劉娥は郭家との結びつきを強め軍権を強化するため、趙禎と郭清悟を結婚させようと考えていました。

 

感想と解説

親の決めた許嫁が気に入らずに冷たくする。他に好きな娘がいてべったり。というのはよくあるパターン。実際の趙禎も劉太后が決めた郭清悟が嫌いだったそうです。このころの趙禎が好きだったのは曹氏ではなかったんですけどね。

 

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第55話

 

皇太后 劉娥は仁宗 趙禎の皇后に郭清悟を決定。でも郭清悟は趙禎と曹汝の関係を持ち出して不満を言います。でも劉娥は郭清悟を気に入っていて、郭家を味方にしたいこともあり婚儀の準備を初めます。それを聞いた趙禎は劉娥に反発。劉娥と趙禎の争いが絶えなくなります。

一方、曹鑑は皇帝は結婚できる歳になったとはいえ未だに権力はを持っているのは皇太后なのだと教えると。宮廷の争いに巻き込まれないように孫娘の曹汝に趙禎から離れるように言い聞かせます。

しかし趙禎は曹汝が疎遠になった理由は皇太后の命令だと誤解。ますます趙禎は劉娥に反発するようになります。

一方、王欽若と曹鑑は、皇太后が作らせた名簿のことに触れて自分たちの立場が危ないと恐れました。そこで皇太后の垂簾聴政を終わらせようと計画。左遷された丁謂にも手紙を送って味方にしようとします。

婚儀の準備が進む中。趙禎は雨にうたれて病気になったほうがいいとヤケを起こします。劉娥は自分のやっていることを説明しますが、趙禎は皇太后がただ権力を持ちたいだけなのだと反発するのでした。

 

感想と解説

趙禎と劉娥の関係がますます悪化。劉娥の言ってることは正しいのでしょうけど。恋愛真っ最中の若い皇子に大人の理屈を言っても通じませんよね。難しいところです。

 

 

第56話

 

仁宗 趙禎は自分に似ている宦官を身代わりにして曹汝と一緒に都を出てしまいます。郭清悟は趙禎が行方不明になったことを知り涙を流します。劉娥は重い病にかかり医師から余命わずかな不治の病と診断されました。

趙鎮は身分を隠して曹汝とともに蘇洵の家がある平江に向かいました。

劉娥は病気を隠すために宮廷に行くたびに手の込んだ化粧をして着飾り、皇太后としての威厳を保ち、体の痛みを隠すのに必死でした。蘇義簡は都中を探しても皇帝は見つからず、都を出たのだろうと報告しました。劉娥は自分のしつけが厳しすぎたのかと罪悪感を感じます。

やがて大臣たちが宮殿に行っても趙鎮の姿は見えず、重臣たちは皇帝はどこにいるのかと騒ぎ出しました。

趙鎮は蘇明允の家に泊まっていました。趙鎮は地元の役人の横暴さを聞き、自分が報告で聞いていたのとは違うのを知り驚きます。そしてお忍びで民の声を聞くことにしました。

すると茶屋で語り部が「先帝の皇后は妃の生んだ皇子を山猫に取りかえて自分の子供にした。今の皇帝は敵を母だと思っている」と話をしていました。その話に趙鎮はショックをうけ、そういえば幼いころ宮中で宸妃を見た記憶を思い出すのでした。

 

感想と解説

若い皇帝が愛する娘とともに家出。どこかで見た記憶もありますが。定番のパターンですね。

ここでも「山猫取替太子」の物語が出てきました。これは明朝時代に作られた物語。中国では有名な話なのでこのドラマでも様々な場面で出てきますね。

・山猫に取り替えられた皇子(宋仁宗)「狸猫換太子」

 

第57話

 

仁宗 趙禎は民から聞いた話で自分の出生に疑いがあることを知りました。でもそれは丁謂が仁宗 と皇太后 劉娥を分断させる策略でした。丁謂が趙禎と会ったことを知った劉娥は、目の届くところで監視しようと丁謂を都に呼び戻します。

趙禎は劉娥は自分の母ではないと疑い、それを確かめるため都に戻りました。劉娥は皇帝が軽々しく都を留守にしたことを注意します。

劉娥と蘇義簡は趙禎は出生の秘密を知る李載豊と董侍医を丁謂よりも先に確保しなければと動き出します。

仁宗 趙禎は李載豊と董侍医を連れてくるように丁謂に命令しました。ところが李載豊と董侍医は殺害されてしまいます。丁謂は劉娥の仕業ではないかと疑うのでした。

王欽若はこの件を利用すれば劉娥を退位させられると判断、事件の調査をはじめます。

趙禎と劉娥の関係は疎遠になり一緒に食事をすることもなくなるのでした。

 

感想と解説

史実では劉太后の死後、李宸妃が仁宗の生母だとわかると李宸妃の弟は仁宗によって取り立てられます。ドラマではここで李載豊を殺してしまうんですね。

劉娥が仕組んだわけではありませんが、やってることは劉娥サイドの方が悪いと思うんですけどね。それが国のためと言って正当化されてるのが恐ろしい。

 

第58話

 

太廟では真宗 趙恒の祭祀が行われ、皇太后 劉娥、仁宗 趙禎、そして多数の大臣が集まっていました。そこに曹鑑は皇太后に垂簾聴政を止めさせるつもりで文官や儒学生たちを引き連れてやってきます。

趙禎は太廟の前で跪き真宗に自分の出生の真相が明らかになるように祈っています。

曹鑑の動きを知った蘇義簡の手下は蘇義簡に報告。蘇義簡は郭崇信と共に禁軍を動かして太学館を包囲しました。蘇義簡は中に入り曹鑑を説得しようとしました。でも怒り狂った曹鑑はあくまでも劉娥の垂簾聴政の廃止を訴え、曹鑑は死をもって諫言すると言うと柱にぶつかり自害しました。

曹利用は父が死んだことを知ると遺体を引き取りたいと仁宗 趙禎に言います。仁宗 趙禎は郭崇信に太学館の包囲を解くように命令。ところが郭崇信は皇太后の命令だと拒否。怒る趙禎。そこに劉娥がやってきて彼らは謀叛を起こしたから包囲したといいますが。趙禎は垂簾聴政を止めるように訴えることは謀反ではないと反論します。

やがて蘇義簡が李載豊と董侍医を始末したことが明らかになってしまい・・・

 

解説と感想

中国ドラマおなじみの自害シーン。曹鑑は別にいなくてもいいですが。ここで死んでも意味ないと思うのですけどね。

いくら垂簾聴政で皇帝が操り人形でも皇帝の知らないところで皇太后の命令一つで軍隊を動かせるわけじゃありません。この場合、謀反人になるのは皇帝の命令なしに禁軍を動かした蘇義簡なんですけどね。

宋では臣下や文官が口で訴えただけでは武力で危害を加えてはいけません。文官には主張する権利が認められています。曹鑑は嫌なやつですが、ここは趙禎が正しい。劉娥は太祖の遺言を知らないのでしょうか?

 

 

 

大宋宮詞(だいそうきゅうし)あらすじ全話一覧

 

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