韓国ドラマ「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」時代背景とキャスト

ピョンガン・キャスト 韓国ドラマ紹介

韓国ドラマ「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」は高句麗時代が舞台の時代劇。

祖国の高句麗を守ろうとする勇敢な王女・ピョンガンと素朴な青年オンダルの愛と絆の物語。

朝鮮半島最古の歴史書・三国史記に載っている「平岡公主と温達将軍」の逸話がモチーフ。

逸話では賢くて心優しい王女だった「平岡公主」がドラマでは国を守るため戦う勇敢な「ピョンガン王女」に。

逸話では山で暮らす貧しい青年だった「温達」がドラマでは将軍の息子で陰謀に陥れられ山で暮らすことになった素朴な青年「オンダル」に。

大胆なアレンジで王女と青年の愛と絆を描く物語になりました。

この記事では「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」の時代背景とドラマ序盤のあらすじ、登場人物とキャストを紹介します。

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「王女ピョンガン」の時代背景

6世紀半ばの高句麗。

高句麗はかつて朱豪が建国し広開土王が領土を広げた強国でした。

ところが25代平原王の時代になるとその力にも陰りが見え始めていました。ちなみに高句麗は28代で滅びます。滅亡が間近に迫っている危ない時期です。

南では新羅が力をつけて高句麗と戦争をしています。長寿王時代に壊滅させた百済もこのころには復活して領土を取り戻そうと高句麗に戦いを挑んでいました。

中国大陸では遊牧騎馬民族の北朝と、漢民族の南朝が戦いをつづけていました。大国同士の戦いは朝鮮半島にも影響してきます。

倭(やまと)と名乗っていた日本では推古天皇や聖徳太子が活躍する少し前。蘇我氏と物部氏が争っていたころ。

朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が三つ巴の戦いをしていたころで。それぞれの国は少しでも有利な立場で戦おうと中国(南北朝の国々)や日本(倭)に使者を派遣。熾烈な外交合戦を繰り広げていました。(ドラマでは外交は描かれません)

現代人が思っている以上に東アジアがダイナミックに動いていた時代です。

6世紀東アジア

でも国外が大変な時期にも関わらず高句麗の人々は王位継承でもめたり内部で争っていました。

そんな時代に王だったのが平原王。

平原王の娘が平岡公主(ピョンガン王女のモデル)。

平岡公主の夫で平原王の駙馬(娘婿)になり新羅と戦ったのが温達将軍(オン・ダルのモデル)。

平岡公主(ピョンガン王女)と温達将軍(オンダル)の逸話をモチーフに大胆なアレンジを加えたのが。ドラマ「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」です。

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ドラマの内容

朝鮮半島最古の歴史書「三国史記」に載っている「温達伝」ともとに、崔始圭氏が小説「平岡公主」を執筆。

その小説「平岡公主」をテレビドラマ用にアレンジしたのが「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」です。

とはいっても「三国史記」の「温達伝」とはだいぶん内容が違います。

6世紀半ばの高句麗。

平原王の長女・ピョンガン王女は聡明で正義感が強い女性でした。将来は父の跡を継いで君主になり国を守るという夢を持っています。

一方。国境を守る順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルは、父に憧れる無邪気な少年でした。

その頃の高句麗朝廷では桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョが強大な力を持っていました。他の部族と結託して王座を奪おうとしていました。

平原王のの妃・ヨン王妃はピョンガン王女を連れ、ひそかにオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行きます。ところが敵の陰謀によって殺されてしまいます。オン・ヒョプ将軍は王妃殺害の罪をきせられ命を落としてしまいます。ピョンガン王女は母のヨン妃とともにオン逃亡中にオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行く途中に襲撃されて行方不明になりました。

8年後。ピョンガン王女は記憶を失い。「カジン」という名で生きていました。そして高句麗王族を狙う刺客集団の一員になっていました。そしてカジンに「国王を暗殺しろ」という命が下されます。

そのころオン・ダルは目立たぬように「バカとなって生きろ」という父の遺言に従い、山奥で養母とひっそり暮らしていました。

そして、ピョンガンとオン・ダルは偶然出会い、惹かれ合っていきますが・・・

というのがドラマ序盤のストーリー。

 

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主な登場人物とキャスト

ピョンガン/ヨム・ガジン(カジン)

国を守ろうと戦う勇敢な王女

演:キム・ソヒョン
声:合田絵利

高句麗の平原王の長女。自分が君主になることを夢見ていました。ところが王座を狙う桂婁部族に狙われ、母は殺されピョンガンは行方不明に。記憶をなくした彼女は殺し屋集団・天主房のカジンとして成長。やがて自分の正体を知り王女に復帰した彼女は復讐のために戦いますが。やがて国や国民をまもるため大義のために戦うようになります。

ピョンガン王女は実在?した高句麗 平岡公主がモデル
ピョンガン王女は実在した高句麗の王女 平岡公主がモデル。オンダルとの話は歴史書「三国史記」に載っている童話が元ネタ。歴史書をもとにピョンガン王女の史実に迫ります。

オン・ダル(タル)

元将軍の息子で素朴な青年

演:ナ・イヌ
声:三木眞一郎

国境を守る順奴部族。父は部族長で将軍のオン・ヒョプ。
好奇心旺盛なわんぱく少年でしたが、父が無実の罪をきせられ命を失い。その後、目立たぬように「バカになって生きろ」という父の遺言を守り。山で養母とともにひっそりと暮らしていました。成人したオン・ダルは平和主義者になりました。密猟者に捕まった動物を助けたり、干ばつがきたら井戸を掘って動物たちを助けます。

普段は有能そうには見えませんが本気を出すと凄まじい力を発揮します。でもオン・ダルは愛する人を守るためにしか戦いません。

オンダル(温達)は実在する?ピョンガン王女の夫になった高句麗の将軍とは
温達(オンダル)は高句麗の王女・平岡公主の夫。 ドラマ「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」のオン・ダル(タル)のモデルになりました。 温達と平岡公主との逸話が朝鮮半島最古の歴史書「三国史記」の「温達伝」に載っています。 温達は山で暮らす貧しい青

コ・ゴン(コン)

王族出身エリート将軍

演:イ・ジフン
声:河西健吾

灌奴(クァンノ)部族。大学を主席で卒業した高句麗最高のエリート将軍。
王族の桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョの息子。
オン・ダルのライバル。ピョンガン王女の気をひこうとしていますが・・・

へ・モヨン

演:チェ・ユファ
声:甲斐田裕子

消奴部族長のヘ・ジウォルの養女になりました。数字に強くお金の計算が得意。長白(チャンベク)薬草店の店主。父に代わって消奴部を仕切るようになります。その能力と情報源をもつことから様々な勢力から同盟したいと思われています。実は新羅出身。

高句麗王室

平原(ピョンウォン)王

操られる高句麗国王

演:キム・ボムレ
声:楠見尚己

第25代高句麗王。ピョンガンの父。
コ・ウォンピョの策略にはまって実権を奪われます。敵のワナにはまってヨン王妃をしなせてしまったことで疑い深く、精神が不安定になっています。

429 Too Many Requests

ヨン王妃

演:キム・ソヒョン
声:合田絵利

ピョンガン王女とウォン王子の生母。平原王の正室。絶奴(チョルロ)部族。
野心的なコ・ウォンピョたちから国と王室を守ろうとしていましたが、コ・ウォンピョの陰謀によって殺されてしまいます。

チン王妃

演:ワン・ビンナ
声:うえだ星子

チン・ピルの娘。ヨン王妃の死後、平原王の正室になりました。灌奴(クァンノ)部族。
太子のウォンを追い落として、自分の息子・コンムを太子にしようとしています。

ヒョン妃

演:キ・ウンセ
声:本名陽子

平原王の側室。灌奴(クァンノ)部族。
明るい性格。子どもはいません。

ウォン太子

演:パク・サンフン
声:平井貴大

太子(王位後継者)。ピョンガンの弟。母はヨン王妃。
病弱で王宮で孤立しています。さまざまな不安を抱えています。

コンム王子

演:ソン・ミンジュン
声:平井祥恵

王子。母はチン王妃。

桂婁(ケル)部族

高句麗の王族。

コ・ウォンピョ

演:イ・ヘヨン
声:宮内敦士

コ・ゴンの父。桂婁(ケル)部族の部族長。
古鄒加(コチュガ=五大部族の代表)。強欲で自分が王になろうとたくらんでいます。部族の代表という地位を利用して、王を脅かすほどの大きな権力を持ちます。平原王を騙してヨン王妃を殺害。オン・ヒョプ将軍を逆賊にしたてて処刑しました。

コ・サンチョル

演:ユン・ジュマン
声:鈴木正和

コ・ウォンピョの側近。忠実な部下。

 

順奴(スンノ)部族

オン・ヒョプ

高句麗を守る将軍

演:カン・ハヌル
声:阪口周平

オンダルの父。順奴部族の族長で国境を守る将軍。王妃からも信頼される人物。オンダルを厳しく育てました。

ところが王妃殺害の汚名を着せられてしまい、部族の民を守るため命を落とすことに。オンダルには目立たないように「バカになって、穏やかに生きろ」と遺言を残します。

サ氏夫人

演:ファン・ヨンヒ
声:八十川真由野

オン・ダルの養母。幽霊谷の村から離れた山奥にオン・ダルと2人で住んでいます。亡きオン・ヒョプの言いつけを守り、オン・ダルが争いに加わることなく穏やかな生活が遅れるように願っています。

サ・ウナム

演:チョン・ウク
声:浜田賢二

幽霊谷の村長。オン・ヒョプ亡き後、生き残った部族の人々や他の流民たちを村で守り暮らしています。

サ・プンゲ

演:キム・ドンヨン
声:櫻井トオル

サ・ウナムの息子。オン・ダルの幼なじみで親友。ぶっきらぼうですが友達想いです。

灌奴(クァンノ)部族

チン・ピル

演:チャ・グァンス
声:板取政明

チン王妃の父。灌奴(クァンノ)部族の部族長。
孫のコンム王子を王にしようとたくらみます。

消奴(ソノ)部族

ヘ・ジウォル

演:チョン・インギョム
声:丸山壮史

へ・モヨンの養父。消奴部族の部族長。貿易を行い莫大な財力を持っています。自分の立場と富を守るため権力をもつコ・ウォンピョの顔色を伺っています。養女へ・モヨンを信頼しています。

天誅房(チョンジュバン)

高句麗王族を狙う暗殺者集団(原作では天主房)

ヨム・ドゥク

演:チョン・ウンピョ
声:多田野曜平

カジン(ピョンガン)の養父。
韓国時代劇によくある主人公を育てるやさしい養父のポジション。

トゥ・ジュンソ

演:ハン・ジェヨン
声:谷昌樹

天誅房の頭。もとは王室所属の占い師。呪術と占いが得意。今では高句麗と王族を破滅させようとしています。術によってピョンガンの記憶を奪い、刺客として育てました。

タラ・サン

演:リュ・ウィヒョン
声:松本忍

タラ・ジンの双子の兄。天誅房の刺客。突厥(とっけつ)の出身。
カジン(ピョンガン)と仲が悪い。

タラ・ジン(チン)

演:キム・ヒジョン
声:渡辺広子

タラ・サンの双子の妹。天誅房の刺客。突厥(とっけつ)の出身。
カジン(ピョンガン)の親友。

マ・テモ

演:ムン・ジンスン
声:田村真

天誅房の刺客。任務に忠実な冷酷な暗殺者。トゥ・ジュンソの忠実な部下。でもカジン(ピョンガン)の影に隠れてナンバー2になりがち。

 

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