中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」のあらすじ全話一覧紹介記事です。
明朝の中期。
永楽19年(1421年)。永楽帝の時代。明には続々と使節がやってきていました。永楽帝は各国の使節団をもてなすために食事にも力を入れ優秀な料理人を集めていました。
良家の娘・姚子衿は江南出身。幼い頃、皇太孫の朱瞻基がと出会い彼に一目惚れ。やがて宮中に入り。尚食局の宮女になりました。そこで仲間と出会い様々な料理を作ります。
さらに姚子衿は幼い頃に出会った朱瞻基と宮中で再会。二人は惹かれ合うのですが。
その「尚食」に登場する人物とキャストを紹介します。
尚食 情報
原題:尚食
英題:Royal Feast
2020年、中国
全40話
尚食の時代背景
15世紀のはじめ。
明の3代皇帝 永楽帝 朱棣(しゅ・てい)はクーデターを起こして甥の建文帝から皇位を奪いました。
永楽帝はモンゴル帝国を意識して積極的な遠征と外交を行いました。領土は明史上最大に広がり、朝貢国も増えました。
しかし遠征を繰り返したので国の財政は悪化します。
1424年。永楽帝が崩御。4代皇帝 洪熙帝 朱高熾が即位。悪化した財政を立て直すため遠征を行わず。永楽帝によって弾圧された人々を開放して穏やかな政治を行いました。しかし病弱なためわずか1年で崩御。
1425年。5代皇帝 宣徳帝 朱瞻基が即位。
瞻基の即位に反対する叔父の漢王朱高煦たちが反乱を起こしましたが鎮圧。
宣徳帝は父・洪熙帝が行った内政重視の政治をさらに進め。統治しきれない支配地域をリストラして領土を縮小。効率的な国家運営を行い疲弊していた財政は回復。芸術も発展しました。
後に洪熙・宣徳時代は明の全盛期と言われるようになります。
尚食局
隋唐時代に宮中の女官は6つの部署(尚宮局、尚儀局、尚服局、尚食局、尚寢局、尚功局)に別れていました。
尚食局は宮中で皇族の食事を担当する部署です。
尚食局の役割は王朝によって少しずつ違います。隋唐から宋時代までは尚食局が調理から配膳を担当していました。
明朝時代には分業が進み、尚膳監、光祿寺、尚食局が共同で皇族の食事を担当。
光祿寺が食材を調達。尚膳監の料理人が調理。尚食局が配膳・食べるときの世話をします。
ドラマ「尚食」では部署の役割が曖昧になって似たような性格の組織がいくつもあるような描写になっています。
尚食
「尚食」は尚食局のトップの女官。定員は2名
位は 正五品
尚食の下に司膳、司醞、司藥、司饎の役職があります。
尚食 主要人物
・朱瞻基(しゅ・せんき)/宣徳帝
演:許凱(シュー・カイ)
・ 姚子衿(よう・しきん)
演:呉謹言(ウー・ジンイエン)
・游一帆(ゆう・いつはん)/朱瞻礼(しゅ・せんれい)
演:王一哲(ワン・イージョ)
・朱棣(しゅ・てい)/永楽帝
演:于栄光(ユー・ロングァン)
・朱高熾(しゅ・こうし)/皇太子/洪熙帝
演:洪剣濤(ホン・ジェンタオ)
・朱高煦(しゅ・こうく)/漢王
演:王東(ワン・ドン)
・朱高燧(しゅ・こうすい)/趙王
演:王雨(ワン・ユー)
・韓荘妃
演:鄧莎(ドン・シャー)
・張氏/皇后
演:劉敏(リウ・ミン)
・郭氏/貴妃
演:程莉莎
・胡善祥(こ・ぜんしょう)/皇后
演:張楠
・呉妙賢
演:王可如
・蘇月華(そ・げつか)
王楚然(ワン・チューラン)
・殷紫萍(いん・しへい)
演:何瑞賢(ホー・ルイシエン)
・胡善圍/司膳
演:張芷溪(ジャン・ジーシー)
・王遙清(おう・ようせい)/司膳
演:練練(リェン・リェン)
・孟紫澐(もう・しうん)/尚食
演:王艶(ワン・イエン)
尚食 あらすじ一覧
第1話 飲食の道
第2話 皇太孫の帰京
第3話 菜食の工夫
第4話 錦衣衛の取り調べ
第5話 運命の2人
第6話 典膳てんぜん選び
第7話 父と子
第8話 それぞれの強み
第9話 女子の矜持
第10話 12月の閻魔
第11話 除夜の宴
第12話 恋心と務め
第13話 最後の胡桃
第14話 鳳凰佩の秘密
第15話 懐妊騒ぎ
第16話 皇后の決断
第17話 名画の再現
第18話 西苑での宴
第19話 貴妃の企
第20話 大抜擢の顚末
第21話 天命に抗う者
第22話 上元節の勝負
第23話 最後の告白
第24話 すれ違い
第25話 駆け引き
第26話 別れの麺
第27話 牡丹会
第28話 隠蔽
第29話 絶望を乗り越えて
第30話 中秋の夜
第31話 疑惑
第32話 長き禁足
第33話 沈黙の理由
第34話 民の苦しみ
第35話 美食の物語
第36話 渦巻く陰謀
第37話 后位より尊いもの
第38話 皇帝の親征
第39話 長い夜
第40話 それぞれの道(最終回)
コメント