中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」の第33・34・35・36話のあらすじ・ネタバレ紹介記事です。
15世紀の明朝。5代皇帝 宣徳帝の時代。
宣徳帝 朱瞻基は尚食の関係者を皇宮に連れてきて拷問を行いました。宣徳帝は胡皇后を呼んでその様子を見せました。彼女がその場を去ろうとしても宣徳帝は許しません。
姚子衿は殷紫萍が拷問を受けているのを聞いてすぐに駆けつけ中止を求めます。でも殷紫萍は泣きながら姚子衿に心配しないように頼みました。
胡皇后は眼の前の光景に耐えられなくなり、自分の行動は自分の過剰な悩みからきたものだと太后に謝罪することを決意。尚食局への疑いは解消されました。
そして拷問は宣徳帝と殷紫萍が演じていたものだと知り、姚子衿はその場をさりました。
その態度に怒った宣徳帝 朱瞻基は姚子衿を禁足にするのですが。
尚食 主要人物
・朱瞻基(しゅ・せんき)/宣徳帝
演:許凱(シュー・カイ)
・姚子衿(よう・しきん)
演:呉謹言(ウー・ジンイエン)
・游一帆(ゆう・いつはん)/朱瞻礼(しゅ・せんれい)
演:王一哲(ワン・イージョ)
・胡善祥(こ・ぜんしょう)/皇后
演:張楠
・張皇太后
演:劉敏
第33話 沈黙の理由
宣徳帝 朱瞻基から禁足を命じられた姚子衿はショックのあまり声が出なくなりました。
宣徳帝は宮殿に戻るとすぐに姚子衿を訪れますが、姚子衿は何も話しません。一緒に床に就いても無言のままでした。宣徳帝は姚子衿が言葉を出すことができないのを理解できず。姚子衿が意地を張って、自分に頭を下げようとしないのだと思い込んでしまいます。
張皇太后は姚子衿を呼び出と、明の事を第一に考え後宮のお手本になるよう注意。もし姚子衿が役目を全うできないなら、世の批判を浴びるだろうと警告します。亡き仁孝皇后の話を持ち出し、言いたいことがあるあるなら自分にぶつけるように話します。
張皇太后の気持ちに気がついた姚子衿は心が軽くなり。なんとかして朱瞻基に言葉が出なくなったことを伝えようとしました。
朱瞻基は開かない貝殻を見て姚子衿を思い出しすぐに永寧宮に向かいました。そして姚子衿が話すことができないことを知り罪悪感に襲われるのでした。
感想と解説
姚子衿の誤解が解けてよかったですね。それにしてもこのドラマの張皇太后はいい人だ。「大明皇妃」のときとは大違い。実際には孫氏(姚子衿のモデル)より張皇太后の方が有能だったみたいですけどね。
第34話 民の苦しみ
遊一帆は宣徳帝 朱瞻基から呼び出されました。宣徳帝は遊一帆に蝗災(こうがい)の状況を尋ね、遊一帆は説明しました。さらに宣徳帝は賄賂疑惑について問いかけますが、遊一帆は巧みに反論します。
その後、遊一帆は姚子衿と再会、彼女を牽制しました。でも姚子衿は彼の偽善を見抜いて忠告するのでした。
姚子衿は紫萍から皇后が食欲がなく料理にも手を付けないことを聞かされます。姚子衿は胡皇后が張皇太后から賜った鰣魚にも興味を示さないことに気づき。姚子衿は風邪の影響で味覚が鈍っているのではないかと考えました。そして民間の料理をヒントに皇后の食欲を回復させるようなメニューを考案する紫萍に指示するのでした。
張皇太后と宣徳帝、胡皇后は陵墓参拝に出かけました。張皇太后は村で出された焼き餅を絶賛しますが皇后は一口しか食べることができません。姚子衿はそれが宮中の料理人が作ったものだと気づくのでした。
感想と解説
蝗災(こうがい):大量のトビバッタが穀物や植物を食べ尽くす被害。よくイナゴと言われますが、日本のイナゴとは違います。中国の蝗はトノサマバッタに似た大型のバッタです。
実際には皇帝の行幸では食事も入念に準備されているので、民家で食事をすることはありませんけど。不用意に民家で食事したらいくらでも暗殺できますからね。
第35話 美食の物語
陵墓参拝の旅は続きます。その道中、遊一帆は宣徳帝と張皇太后と共に食事をすることになりました。殷紫萍が作った料理が運ばれました。それは蘇月華が作るものとは違って、民間の素朴な料理でした。衛王 朱瞻埏は喜んで食べ、張皇太后も食べました。胡皇后は殷紫萍を気に入って自分の配膳係にしたいと姚子衿に言います。姚子衿も表向きは困惑する様子を見せますが、宣徳帝や張皇太后も認め、殷紫萍は胡皇后の食事を担当することになりました。
一方、朱瞻基の内侍・袁琦は張皇太后、宣徳帝が姚子衿に連れられて視察に出かけたことを報告。そして姚子衿が皇帝の寵愛を笠に着て好き勝手していると非難します。しかし張皇太后は皇帝と姚子衿の行動を認めるのでした。
彼らはその後、農家を視察。宣徳帝は農家の貧しさを目にして、自分が貧しい人々の苦しみを理解できないことを悔やみました。
その後、遊一帆と宣徳帝は2人きりになりました。遊一帆は刃物を取り出し宣徳帝を暗殺しようとするのですが。
感想と解説
いよいよ遊一帆たちの計画が動き出すのでしょうか。でも宣徳帝は遊一帆を信じているのですね。
第36話 渦巻く陰謀
宣徳帝 朱瞻基が袁琦を叱っていると、そこに胡皇后がやってきました。胡皇后は袁琦をかばいますが、宣徳帝をなだめることはできません。逆に厳しい叱りを受けてしまいます。胡皇后は今までこれほど怒られたことはなく、悔しくて涙を流しながらその場をさりました。
姚子衿は朱瞻基を見舞うために乾清宮へ向かいました。朱瞻基は姚子衿の肩に寄り添い、愚痴をこぼします。姚子衿は彼の悩みを理解してふと彼の額に触れますが、ひどい熱があるのを気づきます。姚子衿は盛太医を呼び診察させるのでした。
呉昭儀は張皇太后に、皇帝が皇后の諫言に激怒し、媚びへつらう姚子衿を寵愛していると告げ口。さらに姚子衿は皇后と皇帝の間で陰謀を巡らせていると嘘を言います。これを聞いた張太后は、姚子衿を呼び出しました。
姚子衿は宣徳帝の病状を張皇太后に伝え、さらに自分の考えを伝えました。張皇太后は姚子衿のに感心。呉昭儀の計画は失敗して恥をかきました。呉昭儀はますます姚子衿に恨みを募らせるのでした。
感想と解説
やっぱり朱瞻基は短絡的で性格的に問題ありです。
呉昭儀は小悪党で姚子衿の相手になりそうにないと思っていたら、さらなる陰謀が・・・これでは姚子衿が危ないばかりか皇后も気の毒。
このドラマでは呉昭儀は悪者なんですね。
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