中国ドラマ「始皇帝 天下統一」の16・17・18・19・20話ネタバレとあらすじ感想紹介記事です。
嬴子楚 が崩御。秦王 嬴政が即位しました。
秦王政元年。秦は東方遠征を開始。蒙駿と麃公は勝ちましたが呂不韋は新しい法律に違反した麃公を罰しました。
お飾りの嬴政にはまだ権力はありません。法律を守るのを優先させる呂不韋の言い分はもっともですが。秦王嬴政はその処分に納得できませんでした。
韓では秦の強大化に危機感が高まっていました。韓非は政治改革をして富国強兵を目指そうと低減しますがなかなか認められません。
呂不韋は韓に人材を求め、韓王は技術者の鄭国を派遣するのでした。
「始皇帝天下統一」のあらすじとネタバレ・感想を紹介します。
始皇帝天下統一 番組情報
原題:大秦賦
2020年、中国
全78話
原作小説:大秦帝國之東出
作者:孫皓暉
主要人物
・嬴政(えい せい)
秦の荘襄王の長男。後の始皇帝。
演:張魯一
・呂不韋(りょ ふい)
演:段奕宏
・趙姫(ちょうき)
演:朱珠
・嫪毐(ろうあい)
演:葉項明
第16話 鄭国の使命
韓からスパイとして派遣された鄭国
韓王は秦に鄭国を派遣しました。鄭国は友人の李斯を頼り呂不韋に取り入ります。
韓は武力では秦に敵わないので、秦に大規模な土木工事をやらせて国力を消耗させようという作戦です。鄭国が大規模な灌漑設備の工事を指揮したのは事実ですが。司馬遷の「史記」には鄭国が韓のスパイだったと書かれていますし、ドラマもその設定ですが。鄭国が韓のスパイという説には疑問も残ります。
趙の太子を人質に
趙の使者 毛遂は趙の太子 呂不韋に太子の趙佾を人質にするよう勧めるのでした。
趙の王位争いが秦にも影響しています。太子を秦の人質にして、その間に趙偃が王になってしまおうというのですね。呂不韋は有能だという趙佾をわざわざ人質に勧める毛遂を不信に思うのですが。趙に残る趙偃は性格に難ありと聞いて、あえてその策に載ることにしたようです。
秦としてはできの悪い者が王になった方が有利ですからね。
第17話 禍根
嫪毐(ろうあい)が趙姫の愛人になる
呂不韋に接近する趙姫。呂不韋は嫪毐(ろうあい)を宮刑に処したことにして趙姫のもとに連れていきました。
歴史上有名なエピソード。この時代。身分高い女性が夫の死後、愛人をもっても法律上は問題ありません。だから趙姫の行いを不愉快に思う人はいても罰することはできません。でも呂不韋にしてみればこれから国の権力を握って忙しくなるので、趙姫の寂しさを紛らわす相手をしてられない。という思いはあったでしょう。その方法が若い愛人を送り込むことことでした。
嫪毐はおもしろおかしく脚色されているのでどこまで本当か分かりませんが。実際にはかなりの実力者だったようです。
李斯を認めて引き止める呂不韋
李斯は秦を離れて楚に戻ろうとしていました。すると呂不韋が引き止めるのでした。
李斯は法を作ってきっちり守ればいい国ができると考える人。呂不韋は仁義などの儒教的な価値観を尊重する人。法よりも情を優先する社会です。呂不韋は元商人なので損得勘定で動く合理主義者のように思えますが、意外にも政治的には古い体制の人物なのです。このへんは人付き合いとかあるのでしょうね。
二人の立場は違いますが、呂不韋は李斯を引き止めて採用するのでした。
第18話 心志
人質に決まった太子 趙佾
趙王は秦の要求に反して趙偃(ちょう えん)を人質に送ろうとしました。それが不満な姚賈に働きかけて太子を人質にするよう仕向けます。
趙王はあえて太子 趙佾(ちょう いつ)を要求するのが秦の作戦だと思っています。だから断ろうとしたのですが。秦の圧力と臣下の説得に負けて太子 趙佾を出すことにしまいましたね。誰かが人質に行かなければいけないのでしょうけど。行った所で秦はいずれ趙を潰すつもりですから趙佾は報われませんね。
李斯を試す嬴政
李斯は守衛として働いていましたが。庭の石に「秦無忠臣」と書いて捕まりました。しかし李斯の説明に樊於期は納得。それを嬴政が聞いていました。
嬴政は李斯の言葉をこっそり聞いて李斯が有能だと思ったようです。李斯を捕らえさせたのも李斯を試すため。「秦無忠臣」は秦には忠臣がいない。統治の仕方が非常に過酷だったので自ら秦のために働こうという人がいないといいたいのでしょうね。でも言われてみればその通り。秦の支配者も耳のいたいところでしょう。
第19話 趙偃の画策
人質 趙佾の扱い
趙の太子の趙佾が秦に人質としてやってきました。嬴政は恨みを晴らそうとするのですが、呂不韋や李斯に説得されて止めます。
嬴政としては趙で人質になったときに自分と母が苦しい思いをしましたから。ここで恨みを晴らそうとするのはわかります。でも今は国と国の約束で来るのですから、個人的な理由で趙佾を処罰したら外交問題になってしまいます。嬴政もそれがわかったようですね。
趙王が危篤
趙姫が趙佾を労役につかせてしまいました。怒った趙王は出兵しようとするのですが、倒れてしまいます。
嬴政が我慢したのに趙姫は浅はかな行動をとってしまいました。というか何で趙姫の命令で大事な人質をそんな処遇にできるのでしょうか。
結果的に趙の孝成王が落馬して危篤に。何やってるのでしょうか。孝成王の落馬はドラマでの脚色です。
第20話 心友 来る
趙で悼襄王 趙偃が即位
孝成王は趙佾を連れ戻すために毛遂を派遣していましたが、殺害されました。失意のまま孝成王が死亡。趙偃が即位します。
毛遂を殺害したのは趙偃と郭開。さっそく郭開は邪魔者の廉頗を排除しましたね。廉頗は秦軍相手でも善戦している有能な人物なのですが、廉頗を排除すれば趙は危ない。でも賢慮から沿いしている人にはそれが分かりませんから。墓穴を放ってしまうんですね。
燕から来た友
秦と燕は手を組んで趙を討つことになりました。秦に燕の太子 姫丹が来ました。燕丹はかつて嬴政が趙の邯鄲で人質になっていた時親しくした人物です。
燕も趙には恨みがあります。姫丹は自ら進んで秦に向かう使者になりました。でも朝廷ではあいかわらず呂不韋に主導権をにぎられたまま。嬴政はどうするのでしょうか。
趙の王が交代。秦も燕もその隙は逃しません。即位したばかりの悼襄王 趙偃はこの危機を防ぐことができるのでしょうか?大規模な工事を進めている呂不韋は趙との戦争には乗り気でないはず。呂不韋はどうするのでしょうか?
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