風起隴西(ふうきろうせい)第1・2・3・4話あらすじとネタバレ感想

風起隴西 あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」第1・2・3・4・5話のあらすじとねたばれの紹介記事です。

魏・呉・蜀が争いを繰り広げていた三国時代の末期。

歴史に名が残らない人の立場から蜀漢と曹魏の2つの大国の争いの裏で行われていた諜報戦を描く時代劇。

三国時代の争いは続いているものの、劉備や曹操といった英雄たちは既になく。新しい世代の争いに突入していました。劉備から国を託された諸葛亮は曹魏を攻める「北伐」を計画。諜報機関・司聞曹の間諜(スパイ)・白帝を曹魏に忍び込ませ、情報を集めました。蜀漢は白帝の情報をもとに曹魏を攻めるのですが、曹魏に裏をかかれて敗北。

蜀漢は白帝を裏切り者と判断。白帝を暗殺するため荀詡が送り込まれたのでした。

 

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風起隴西 主要人物

・陳恭(ちん・きょう)/白帝
演:陳坤(チェン・クン)

・荀詡(じゅん・く)
演:白宇(バイ・ユー)

・諸葛亮(しょかつ・りょう)
演:李光潔

・李巌(り・げん)
演:尹鑄勝

・楊儀(よう・ぎ)
園:俞灝明

 

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第1話 梁を偸み柱を換う

(はりをぬすみ はしらをかう)

 

228年。蜀漢の丞相・諸葛亮(しょかつ りょう)は曹魏を討つため全軍をあげて北伐を計画。諸葛亮は曹魏の張郃の部隊が瓦亭経由で蕭関を越えるとの情報を得ました。精鋭部隊の派遣と重要な場所に守備軍を配置。馬謖(ば しょく)は街亭の守備を志願しました。

ところが張郃の部隊は夜を徹して番須道を進み、街亭を奇襲。馬謖の失態で街亭の部隊は敗北。街亭が占領されました。蜀漢軍は背後を突かれることになってしまい、諸葛亮は漢中に撤退しなければなりませんでした。

街亭の陥落で馬謖は責任をとって処刑されました。

丞相府の長史・楊儀は入手した情報が間違っていたことに気づきました。魏の間諜がすでに蜀漢の情報部門・司聞曹に潜入している可能性が高いのです。

諸葛亮は司聞曹の楊儀(よう ぎ)に徹底的な調査を命じました。とくにこの情報を提供した蜀漢の間諜・白帝が問題となります。司聞曹の楊儀は焦りを感じ、馮膺(ふう よう)は白帝が裏切ったのではないかと疑うのでした。

曹魏の天水城では郭剛(かく ごう)と陳恭(ちん きょう)が酒を飲みながら話していました。郭剛は今回の作戦がうまくいったわけを自慢げに話し、蜀漢の間諜 白帝を生け捕りにすると豪語するのでした。

靖安機副帥の荀詡(じゅん く)は曹魏に潜入して作戦失敗の真相を調査し、叛逆者の白帝を排除するよう命令されました。しかも毒入りの茶を飲み三ヶ月後に戻ってきて解毒剤を飲むよう命じられるのでした。

 

感想と解説

劉備のいない時代。諸葛亮が蜀漢をなんとか支えている状況から始まります。

そしていきなり「泣いて馬謖を斬る」の場面。三国志好きならよく知ってる場面ですが。ドラマでは北伐が失敗した裏にはスパイの入手した情報が間違っていたという設定になってるのですね。史実を捻じ曲げたり歪曲するのではなく。史実の隙間を埋めるようにストーリーを作るこの作家さんの作品は好感が持てますね。

ドラマではどのように再現されているのか楽しみです。

 

偸梁換柱(とうりょうかんちゅう)=梁を偸み柱を換う

ドラマ「風起隴西」のサブタイトルは古代中国の兵法書「兵法三十六計」の計略の名前からとられているようです。

第一話「梁を偸み柱を換う」の元ネタは「偸梁換柱(とうりょうかんちゅう)」

梁(はり)に使うような太さの木材を柱に使えば建物は倒れてしまうので。策略を使って敵の重要人物を無能な人に置き換えること。

 

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第2話 火に趁んで打劫る

(ひにつけこんで うばいとる)

陳恭は曹魏に潜入して天水郡守の郭剛(かく ごう)の信頼を得ていました。でも間軍司の司馬・糜冲(び ちゅう)は陳恭を疑っています。

荀詡は曹魏の天水城に潜入、陳恭に接触しました。荀詡は陳恭の友人であり、陳恭の妻・翟悅(てきえつ)は荀詡のいとこです。陳恭は友人の手荒な歓迎ぶりに不満を持ちますが、司聞曹の情報は筒抜けで曹魏は白帝の存在を知っていると荀詡に言います。

さらに陳恭は入手した情報を蜀漢に送りましたが燭龍とよばれる曹魏の間諜によってすり替えられられたというのです。

荀詡は陳恭が裏切ることはないと信じているので、命令通り陳恭を排除するのではなく彼とともに真実を調査することにしました。

趁火打劫(ちんかだこう)=火に趁んで打劫る

「兵法三十六計」のひとつ。
直訳すると火事につけこんで押し入ること。つまり 火事場泥棒。
敵の損害が大きい時に、追い打ちをかけるように更にダメージを与えること。
相手が弱っているからと言って手加減してはダメ。叩くときは徹底的に。という容赦ない考え方。これも中国らしい。

 

第3話 金蝉 殻を脱す

(きんせん からをだっす)

陳恭は部屋で軍の情報を調べているとそこに郭剛がやってきてました。陳恭は糜沖に疑われていることが苦痛だと郭剛に伝えると、郭剛は陳恭を信頼していました。

そして郭剛は蜀漢が荀詡という新しい間諜を曹魏に送り込んできたと言います。陳恭は蜀漢の情報がここまで漏れていることに驚きます。

荀詡たちの調査で燭龍は蜀漢の諜報網を使って偽の情報を伝えた可能性が高いとわかります。そこで陳恭が連絡係として使っていた谷正を調べることにするのでした。でも、糜沖も谷正を追っていました。

輔漢将軍 李嚴(り げん)が司聞曹の指揮を引き継ぎました。威圧的な李嚴は白帝の件についてとりあげ、司聞曹の管理が緩んでいると叱りつけ、内部の裏切り者を見つけ出そうとしていました。

谷正は糜沖の監視をかわし、情報を部下の赤帝に伝えるのですが。

 

感想と解説

馮膺は陳恭を本気で殺すつもりはないのですね。荀詡を送り込んだのも陳恭を生かしたいという思いがあったのでしょう。でも李巌に知られると彼らまで内通者にされてしまいそうです。

そしてなんと谷正が自害してしまいました。彼自身は蜀漢を裏切るつもりはなかったのにこんなことになって残念ですね。

金蝉脱殻(きんせんだつこく)=金蝉 殻を脱す

「兵法三十六計」のひとつ。相手がとても強くて損害が大きくなりそうなときに安全に撤退するための方法。相手に自分達がいると見せかけて密かに逃げたり、移動すること。撤退戦はどの戦場でも難しい。戦国武将でも戦いの上手い人はこの作戦を使いますね。

 

第4話 笑いの裏に刀を蔵す

(わらいのうらにかたなをかくす)

蜀漢の司聞曹内では裏切り者を探し出すための尋問が行われていました。高堂秉は李厳のやりかたに不満を持ちますが我慢するしかありません。馮膺も尋問を受けますが、荀詡を送り込んだことは黙っていました。

陳恭は荀詡の調査により、谷正が赤帝を使っていたことを知ります。でもその名は知りません。陳恭は燭龍が司聞曹内で高い地位を持ち、自分の権力を利用して赤帝をでっちあげ情報を横取りしていたと推理します。でも今となって谷正が死亡しているので証拠はありません。

そこで陳恭は驚きの作戦を考えました。燭龍の居場所を知っている郭剛を蜀漢に連れて行き口を割らせようというのです。荀詔は荀詡は無謀だと避難するのですが、陳恭は本気でした。

ところが郭剛は陳恭と糜冲に蜀漢から連弩の設計図を盗む任務を与えるのでした。

 

笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)=笑いの裏に刀を蔵す

「兵法三十六計」のひとつ。
うわべでは笑顔で接していても心の中では何かをたくらんでいること。
中国が得意な作戦。日本人はこの作戦にすぐ騙される。

 

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