中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第28・29話(最終回) あらすじとネタバレ 紹介記事です。
いよいよ最終回です。
張太医が自殺。西平公主は宣宗黄帝に呼ばれ追求されました。
蕭瑾瑜は韓績の嘘を見破りました。真犯人が孫明徳だと指摘。
追い込まれた孫明徳は秦欒に助けを求めますが逆に孫明徳を殺害。孫明徳に罪を被せようとしました。
しかし蕭瑾瑜はさらに秦欒を追求。過去の悪事を暴く証拠を提出しました。
秦欒は言い逃れしますが、宣宗皇帝は秦欒と韓績の投獄を命じるのでした。
しかし秦欒は不敵な態度をみせます。蕭瑾瑜はまだなにかあると思うのですが。
宮廷恋仕官 情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第28話 想いを通わせて
週翰たち神策軍の反乱は失敗しました。秦欒は敗北を認めて自害、週翰は逃走しました。それでも薛汝成は諦めていません。
蕭瑾瑜も薛汝成の性格を知っておりこのまま引き下がることはないだろうと思っていました。そこで薛汝成をおびき出すための方法を考えます。そのためには皇帝や重要人物が集まる場面を設けたほうがいいのですが。
冷月が長安の自宅に戻ると景翊がいました。景翊が家の鍵を開けて冷月を案内します。なぜ景翊が家の鍵を持っているのか不思議でしたが、冷将軍は冷月にこの家に住んで欲しいと願い景翊に家の管理を任せていたのでした。冷月は祖父の気持ちを理解するとともに、景翊にも感謝。二人はキスするのでした。
楚楚は自分と蕭瑾瑜の結婚を提案、皇帝と皇族や大臣を集めて薛汝成をおびき出そうと提案しました。蕭瑾瑜は楚楚を危険に巻き込みたくはありませんが、楚楚の気持ちを知り決断します。
蕭瑾瑜は楚楚との結婚の許可を宣宗皇帝に求め、結婚式を利用して反逆者を捕らえるよう提案しました。しかし宣宗皇帝は楚楚との身分差を理由に拒否します。
でも蕭瑾瑜は粘り強く説得。宣宗皇帝も二人の結婚を許可するのでした。
第29話 検視官の誇り(最終回)
三法司の門前に許如帰が捨てられ、許如帰には毒が盛られていました。冷月から毒のことを聞かされた蕭瑾瑜は薛汝成が不必要になった許如帰を使い、その体に仕込んだ毒で危害を加えようとしたのだと考えました。蕭瑾瑜はそのことを楚楚に伝えます。でも楚楚は危険を承知で冷月たちのサポートも借りながら許如帰から毒を取り出す作業を始めました。作業の結果、その毒は楚楚や蕭瑾瑜たちをねらったものだとわかりました。蕭瑾瑜が死亡した場合、規定に従って葬儀が行われその場に出席した皇帝を狙うつもりなのだと推理します。
蕭瑾瑜は捕まえた周将軍を問い詰めた後、内通者にしたてあげて薛汝成のもとに戻しました。薛汝成は作戦が失敗だと知ります。
西平公主は花嫁衣装を用意。冷月を呼び出すと家宝の玉の腕輪を渡して楚楚にわたすように言いました。
結婚を控えた楚楚は身分のこともあり西平公主からは歓迎されないと思っていました。でも冷月が持ってきた腕輪を見て安心しました。
蕭瑾瑜と楚楚の婚礼が始まりました。薛汝成は部下を率いて婚礼の場にやってきました。冷月と景翊は彼らに捕まってしまいます。
薛汝成は人質にして乗り込んでくると、昌王だと名乗り天下の正当な主だと主張します。しかし蕭瑾瑜は薛汝成は昌王の従者に過ぎず、偽物だと暴露。本物の昌王には天然痘のあとがありますが、薛汝成にはありません。さらに人質になっていた冷月と景翊が自由になると蕭瑾瑜の側に立ちます。彼らはわざと捕まっていたのでした。
薛汝成は宣宗を誘拐する予定になっていましたが、宣宗と思われていた人物は楚楚が変装したものでした。驚く薛汝成。
そこに勅命が伝えられ偽の昌王に騙されたものは降伏すれば許されるが、抵抗を続ければ死罪と言われ。兵たちは降伏。
薛汝成は蕭瑾瑜を人時にして撤退しようとしますが。それは蕭瑾瑜の作戦でした。蕭瑾瑜は薛汝成に、父のように思っていたが薛汝成はどう思っていたのかと尋ねると薛汝成は冷笑してただ利用しただけだと答えます。
蕭瑾瑜はその失望と悲しみを感じました。そして罠に気づいていた蕭瑾瑜は罠を発動させ、薛汝成は矢に射抜かれて絶命しました。
騒動は終わりました。宣宗皇帝は準安郡王妃雲氏 楚楚の身分を回復。検視官の資格を与え、蕭瑾瑜と楚楚が一緒に事件の解決にあたるように命ずるのでした。
終わり。
ともかく無事、楚楚の夢がかなったようで良かったです。
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