中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第1・2・3・4・5話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
南斉国の皇太子・蕭定権(しょう・ていけん、演:ルオ・ジン)は政略結婚で生まれ、母の顧皇后を失った彼は寵愛を受けることなく育ちました。彼には母方の伯父・顧思林とその息子・顧逢恩、そして師匠・蘆世瑜が数少ない味方です。
兄の斉王・蕭定棠は皇帝の寵愛を集める趙貴妃の息子。彼は皇太子の座を狙っています。
科挙の日。蕭定権は陸文昔(りく・ぶんせき、演:リー・イートン)と出会います。
彼女は蕭定権の妃候補でした。彼らは互いに惹かれあうのですが。
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成しています。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 情報
原題:鶴唳華亭
英語:Royal Nirvana
2019年、中国
全60話
日本放送版は57話に再編集されています。
原作小説:鶴唳華亭
原作者:雪滿梁園
時代背景
架空人物のドラマ。
舞台になる国は南斉(なんせい)。皇帝一族が蕭氏なので5世紀の南北朝時代に存在した国のように思えます。
でも南斉には科挙はありません。ドラマで再現されている衣装・組織・文化などを見ると12世紀、北宋の末期を再現しているようです。
鶴唳華亭 主要人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
サブタイトルはCS放送時のもの
第1話 冠礼の儀
20歳を過ぎても冠礼の儀が執り行われない皇太子・
蕭定権(しょうていけん)は南斉国の皇太子。先の皇后が亡くなって3年。蕭定権は母の喪に服してきました。蕭定権はすでに20歳。この年になっても冠礼の儀が行われないのは建国以来100年が経つ南斉でもいまだありません。
吏部尚書・盧世瑜(ろせいゆ)は皇太子に冠礼の儀を行うように進言。でも皇帝・蕭睿鑑(しょう えいかん)は、盧世瑜の言葉を聞きません。
庶子で長子の斉王は長い間、都にいます。そのため噂が飛び交っていました。臣下たちは雪の中、跪いて皇太子の冠礼の斉王の赴任を訴えています。そこに皇太子がやってきて臣下たちに懐炉(かいろ)を渡して帰します。そして自分が跪きました。
敵の大軍が国境に迫りました。皇帝は顧思林に20万の守備軍を与えて敵軍を迎え撃つよう命令。顧思林は自ら名乗り出ると皇帝は許可。顧思林は自分が外戚でありながら軍権を持つと批判されるのではないかと心配しますが皇帝は国を守るのが最も重要なので顧思林に安心するように伝えました。
さらに太子の冠礼の儀式も行われることになりました。
第2話 斉王からの贈り物
BS版「城壁から投下される闇」
皇太子の冠礼の日が来ました。呉内人が斉王 蕭定棠の命令を受けて檄文を手に城壁に近づいていました。そこに張尚服が駆けつけます。呉内人と張尚服は激しく争い。呉内人は張尚服を城壁から突き落としました。
冠礼の儀は予定どおり行われていました。皇太子 蕭定権は皇帝の前に跪いて戴冠を受けようとするその直前。蕭定権は皇帝に斉王から贈り物があると言います。
ところが張尚服が落下してきたので驚きました。蕭定権は命令して檄文を持つ内人を捉えようとしますがすでにいませんでした。
結局、冠礼の式は中止になってしまいます。皇帝は蕭定権に群臣の前で謝罪するよう命じました。しかし蕭定権は皇帝に事情を話して理解してもらおうとするのですが。
第3話 息子か臣下か
BS版「伯父に及ばぬ父」
皇帝・蕭鑑は李重夔に対して、皇太子・蕭定権と斉王・蕭定棠が嘘をついているのはわかっているが、斉王は息子であり皇太子は臣下である。と言い明日の朝の会議で皇太子に従順になるようにと伝えさせました。
姜尚宮は斉王・蕭定棠に呉内人を始末したことを報告しました。
李重夔は皇太子にたいして皇帝を信じるように助言しました。皇帝・蕭鑑は皇后の肖像画のを見ながら蕭定權の幼少時代の話を語り、蕭定權が自分と伯父の顧思林との間のような絆を持っていなかったことをぼやきます。
朝議の場。蕭定権は顧世瑜が反対するのを無視して謝罪しました。皇帝は蕭定権の謝罪を受け入れて3年分の俸禄削減で済ませるつもりでした。ところが中書令の李柏舟がさらに重い処罰を要求。顧世瑜は真相の救命を求めるのですが。そこで蕭定権は証人を呼び出します。それは殺されたはずの呉内人でした。
第4話 臣下の礼
BS版「近づき遠ざかる父子」
事件の真相が明らかになり、皇太子 蕭定権は無実を証明。皇帝は斉王 蕭定棠を処分するよう彼に命令しました。蕭定権は処分を言い渡します。それを聞いた斉王は皇帝に許しを請いますが、すでに処分の全権は蕭定権に渡してあるので。斉王を連行させました。
ところが蕭定権は衛兵を飛び止め。もう1つの可能性として、張尚服の憎しみからくる復讐であり斉王はその策略にはまっただけかも知れないと進言します。それを聞いた中書令李柏舟も慌ててその話に乗り、そうに違いないと言います。
話が一段落すると盧世瑜は斉王がまだ領地に赴任していないことを取り上げ。斉王は科挙の後、赴任先に向かうことになりました。
その後、蕭定権は誰もいない時に呉内人に会いに行き。あの日突き落とした張尚服が自分の本当の母親であること告げるのでした。
そして無事に蕭定権の冠礼の儀が行われました。
第5話 科挙試験
斉王妃 李和綽は斉王 蕭定棠が赴任先に行くことになったのを聞いて趙貴妃に訴えに行きました。趙貴妃は彼女を慰め、解決策を考えると約束しましたが、斉王妃は収まりません。泣きながら李柏舟のもとに向かいました。
陸文昔は兄の陸文普を試験場に送り出すために準備をしていました。天候が雪になったことを良い兆候だと言って兄妹は喜びました。
一方、顧逢恩も試験場に行く準備を整えています。蕭定権は中書令・李柏舟が科挙の補佐役になったのを思い出して嫌な予感がしたので、彼に試験場に行かないように言おうかと思いましたが。言葉に詰まり、代わりに頑張るように励ましました。
ところが試験問題が事前に漏れたと報告があり。陸文昔や顧逢恩は不正の疑いをかけられてしまいます。
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