中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第27~30話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
皇太子 蕭定権は戦場で使うはずの馬が都にいることを皇帝に報告。しかし馬が密売されている件を皇帝に伝えたのはいいですが。またしても李柏舟に先手を取られてしまいました。
さらに皇帝・蕭睿鑑は顧承恩が戦死したことを知り、悲しみと怒りのあまり意識を失ってしまいます。
顧承恩が戦死とは驚きです。本当でしょうか?
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 登場人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第27話 後継者として
BS版 第26話 軍馬の調査
皇帝 蕭睿鑑は皇太子 蕭定権と話をすると、蕭定権がもし負ければもはや皇帝でもかばうことは出来ない。敗北の責任を取る覚悟はあるかと問います。それに対して蕭定権は責任を果たすと誓うのでした。
蕭定権が戻ると皇太子妃 張念之が待っていました。蕭定権は張念之の手をとり昨日の事を謝ります。顧内人(陸文昔)は寝たふりをして2人の会話を聞いていました。でも蕭定権に気づかれてしまいます。陸文昔の処遇はあとで決めることになり。陸文昔はほっとします。
一方。皇帝は病気を癒すため行宮へと向かいました。皇帝は蕭定権に監国を命じ、すべての政務を蕭定権に任せました。
感想:
皇帝は密かに皇太子を廃する勅書の草案を作っていたようですね。蕭定権に全権を与えられましたが。いよいよ後継者としての力量が問われます。今度失敗したら後がありません。
皇太子・蕭定権が監国になって最初に行ったのが張紹筠の軍馬の取引の件でした。蕭定権は斉王・蕭定棠の配下を調査させましたが、斉王は抵抗しています。趙壅は馬の売買に関わった手下を始末して口封じ。趙壅も李柏舟も蕭定権が張紹筠を使って蕭定権がやったのだと批判。
一方、張紹筠は牢獄で拷問を受け、苦しんでいました。そしてある証言をするように脅されます。
感想:
敵がいっぱいの皇子が全権を任されたときにはたいてい問題が起こるものですが。早速、斉王や趙壅たちが抵抗し始めましたよ。それにしても李柏舟陣形は手強いですね。やっぱり蕭定権は李柏舟には勝てないのかな。
第28話 翻雲覆雨の手
BS版 第27話 乱臣賊子の戦い
深夜。蕭定権は廊下にひとり立っていました。そこに太子妃 張念之がやってきてました。蕭定権は張念之に優しく接しますが。皇太子妃は顧内人(陸文昔)を連れて行くように言います。蕭定権が陸文昔を好きなら自分は嫉妬しないと言います。蕭定権は慌てて取り繕うのですが。結局、陸文昔を連れて行くことにしました。
感想:
太子妃は陸文昔を気に入ってるようですね。蕭定権自身も気づいていないかも知れないけど。太子妃のから見ると何かあると思いますよね。
深夜、李柏舟は取り調べと称して陸英を呼び出しました。馬について話すと、李柏舟は陸英に陸文昔と陸文晋の安否を材料に脅迫。太子が軍馬を横領していると証言するよう求めました。
陸英が牢に戻るとそこには蕭定権が待っていました。蕭定権は陸英に朝廷で真実を語ってほしいと言うのですが。
感想:
陸英は牢に来た顧内人が陸文昔だとは気付きませんでした。もどかしいですね。そして陸英も追い詰められてしまいましたが。蕭定権も趙壅を追い詰めることに成功。李柏舟は趙壅を見捨てそうな感じです。このままうまくいくといいですが。
第29話 皇帝からの勅命
BS版 第28話 疑惑の薬
刑部では安平伯 趙壅と張韶筠への尋問が始まりました。趙壅の屋敷内に密売人の遺体が埋まっていたのを追求しても趙壅はシラをきります。そこに皇太子 蕭定権が到着。趙壅に拷問を桑用途準備をはじめました。すると皇帝の側近 李重夔がやってきて、趙壅への拷問を禁するという勅命を伝えます。蕭定権は自分に何も出来ないと調子に乗るのですが。蕭定権はわずかに驚いたものの拷問を始めました。
そして蕭定権は張韶筠の斬首を言い渡します。張陸正は私情をこらえて蕭定権の命に従い。張韶筠を連れ出しました。次に蕭定権は趙壅を拷問。趙壅は拷問をうけて密売人が自分の使用人だと認めましたが、李柏舟も関わっていることは白状しませんでした。
感想:
張韶筠の処刑命令は趙壅を追い詰めるための見せかけ。本当は斬首にしないだろうという張陸正の気持ちもわかります。
顧内人(陸文昔)は皇太子妃 張念之が塗った衣を張韶筠に届けるため牢獄に行きました。張韶筠の牢の隣にには兄・陸文普ががいるのですが。正体を明かせません。急いで立ち去りました。
陸文昔は刑部の帰り姜尚宮に会いました。そして陸文昔に薬を渡して皇太子妃に子供が生まれれば。張韶筠は恩赦になり助かる。蕭定権は李柏舟を倒し、李柏舟のいた地位に張陸正がなる。そうなると。張陸正は陸英を許さない。だから皇孫は誕生させてはいけないというのです。
それを聞いた陸文昔は悩んでしまいます。
一方、皇太子妃 張念之は弟が処刑に決まったと聞いてショックのあまり流産してしまいます。
感想:
姜尚宮は何を考えているんでしょうね。姜尚宮の筋書き通りにいくとはとても思えません。今の状況ではあの皇太子がすんなり皇帝になれるとは思えないし。張陸正の権勢も飛躍し過ぎだと思う。だいいち皇太子が勝てば陸英たちを釈放するはず。
さすがに陸文昔はそんなことはしないと思いたいです。
でも結果的に皇太子妃はショックで流産。そうなると当然疑われますよね。
第30話 無垢な心
BS版 第29話 私は誰か
弟が処刑されると知り、皇太子妃 張念之はショックのあまり流産してしまいました。調査が行われ、皇太子妃の薬に侍医が用意したのとは違う成分が入っていることがわかりました。そのため陸文昔たち薬を煎じた者たちが尋問を受けます。
皇太子 蕭定権は趙壅が目覚めたと聞いて牢へ向かいました。李柏舟の指示だと白状すれば命は助けるともちかけます。なかなか同意しない趙壅ですが、斉王 蕭定棠を助けるという条件で蕭定権に協力するといいます。一方、張陸正は蕭定権に息子を助けてくれるように言いますが。蕭定権はあっさり拒否します。
感想:
趙壅は助けるのに張韶筠は処刑のままでは確かにおかしい。もちろん張韶筠もお咎めなしにはいかないけど。命を取る必要はないのでは。
陸文昔は拷問を受け、確かに皇太子妃に危害を加えようと思ったが実行していない。薬草を火に投げ込んで燃やして火傷したと証言。すると陳蔻珠が顧内人(陸文昔)の部屋から薬草が出てきたと持ってきます。陸文昔は自分が罠にはめられたと思いましたが、言い訳はしませんでした。蕭定権は陸文昔に自白するまで食事を与えるなと命ずるのでした。
感想:
やっぱりおかしいと思った。でもあの状況で信じろと言っても信じるはずがないし。陸文昔は追い込まれてしまいましたね。
それと息子を助けたい張陸正が李柏舟に味方しそうだけど大丈夫?蕭定権はまた自分で首絞めてない?
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