中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第43~46話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
皇太子・蕭定権は叔父・顧思林の凱旋を言わる宴に出席。顧思林は蕭定権の真っ赤な手のひらを見て、心配そうに尋ねました。皇帝は冷たく皮肉を言います。蕭定権は叔父を心配させないように。不出来な自分のせいだというのでした。そのころ。陸文昔は侍衛に連れられて行かれるところでした。
宴で酔った蕭定権は皇帝に向かって陸文昔を下賜してほしいと懇願します。皇帝はあざ笑い、新皇后が認めれば渡すと言います。蕭定権は皇帝と新皇后に跪き懇願します。
そのころ陸文昔は処刑されそうになっていましたが蕭定楷が駆けつけて助かりました。蕭定権も到着。陸文昔を連れ帰ると亡き皇太子妃との約束なのだと言うのでした。
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 登場人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第43話 証しの品
BS版 第41話 唯一の偽りなき言葉
顧内人(陸文昔)は盧世瑜から荷物を受け取りました。ところが洗衣所の宮女たちは陸文昔が密通していると考え、陸文昔の巾着を奪ってしまいます。取り返そうとした陸文昔は宮女たちと揉め事をおこし火事になりそうになりました。そこに皇太子 蕭定権が戻ってきました。陳内人から話を聞いた蕭定権は、陸文昔にその物を渡すように言いますが、陸文昔は拒否します。すると蕭定権は陸文昔を杖刑にしようとします。許昌平がやってきて止めると、蕭定権にある賭けをもちかけまるのでした。
朝議の場で蕭定権は中書令(宰相)に何道然を推薦。ところが皇帝 蕭睿鑑は張陸正を中書令に任命。蕭定権は仕方なく皇帝の指示に従います。
一方、怒りの収まらない陳内人は陸文昔を虐待。さらに蕭定権に無断で陸文昔を杖刑にしようとします。そのことを宮女の夕香から聞いた陸文昔は屋敷から逃げ出すのでした。
感想:
皇太子が好きな陳内人は陸文昔が妬ましくてしかたない。未だにその妬みは消えないどころか。ますます強くなっている様子。いじめられている陸文昔を助けたのはなんと張韶筠でしたが、張陸正が中書令になったのを嬉しそうに話したりとあいかわらず。陸文昔のことは知らないとは言え、親の仇が罪を許され昇進するのを知った陸文昔はつらいでしょうね。
第44話 鷹を捕らえるために
BS版 第42話 縁が途切れる時
顧内人(陸文昔)は斉王 蕭定棠のもとに向かいました。そして陳内人が斉王の配下で、皇太子妃殺害の件を言い当てると。陳内人の排除とひきかえにある取引をもちかけます。最初は相手にしない斉王でしたが・・・。またその話を聞いていた趙王 蕭定楷が心配して声をかけますが、陸文昔は拒絶するのでした。陸文昔は宮殿に戻ります。
そのころ陳内人たちが陸文昔が逃げたのを知って捜し回っていました。陳内人は戻ってきた陸文昔を皇太子 蕭定権に無断で杖刑にしようとします。すると蕭定権がやってきて陳内人を止めさせ、陳内人を尋問します。
蕭定権は発見された文を見て陳内人が斉王だと知り、陳内人が陸文昔を殺そうとするのは斉王の手下だとばれたからだと言い放ち。陳内人は投獄されました。それこそ陸文昔が陳内人にしかけた罠でした。
感想:
王常侍が見つけて蕭定権に届けた文は夕香が投げ込んだもの。夕香は数少ない仲間になっていますね。そして文は陸文昔が斉王に書かせたものでした。陳内人は斉王の手下で皇太子妃の死に深く関わっていたとは。陸文昔も一歩間違えば危なかったですが、うまくいきましたね。
第45話 姉との別れ
BS版 第43話 天から地へ
陳内人の処刑が決まりました。皇太子 蕭定権は最後に陳内人に髪を結うのを許しました。陳内人は15年前を振り返り家族が人質に取られたことなどを話しますが、言い訳がましいと思い途中で切り上げました。そして最後に顧内人(陸文昔)には注意するように言い残すのでした。そして陳内人は死を迎えます。
感想:
陳内人がついに消えました。酷い人物でしたが皇太子が好きな気持ちは本物なんですね。
張紹筠は陸文昔のことが好きでいたずらをしにやって来ます。張陸正は皇太子 蕭定権を助けて仕事をしていました。蕭定権も一応はその仕事ぶりを認め、張紹筠に妻を娶らせてはと提案します。
その後、蕭定権は陸文昔の尋問をするという口実で二人きりになりました。賞罰を与えると言って陸文昔の手にイモムシを乗せていたずらします。二人は部屋の中ではしゃぎ、外にいた侍女たちにも知れわたるほどでした。
その後。游鳴将軍と話しした蕭定権は皇太子の許可証を持って外出した者がいることを知ります。その者は赤い爪だったというのですが・・・
感想:
二人の楽しそうな場面の後。疑惑の場面が・・・このタイミングで知られてしまいますか。許可証の偽造は罪ですからただ外出がバレたでは済まされません。いったいどうなるのでしょうか。
第46話 唯一の失策
BS版 第44話 命綱の名は
顧内人(陸文昔)はなかなか皇太子 蕭定権に会えません。王慎に聞いても忙しいとしかいいません。それでも事情を知らない陸文昔は沈夕香に教えてもらった刺繍をして待っていました。
するとようやく蕭定権がやってきました。そして蕭定権は陸文昔の手を見て爪が赤いことを確認。赤い爪をした者が許可証を持っていたことを話します。疑いを深める蕭定権でしたが、証拠はありません。蕭定権は陸文昔を除籍すると言って立ち去ります。
その後。陸文昔は皇帝に会いに行こうとする蕭定権を呼び止め。許可証を偽造したことを自白。でもそれは陳内人が斉王の手下だったからだと説明。それでも冷ややかな態度の蕭定権に対して、陸文昔は盧世瑜から密かに印を受け取っていたこと。自分は本物の顧内人では無いことを話します。それでも立ち去ろうとする蕭定権でしたが。そのとき夕香が「阿宝姉さん」と言うのが聞こえました。それを聞いた蕭定権は驚きます。陸文昔は阿宝は自分の幼名だと言うのですが。
感想:
阿宝の幼名は蕭定楷が教えてくれたもの。万が一のときにはこの名前が陸文昔を守ることになるようです。これは蕭定権にとっても重要な名前のようです。そして顧内人で無いことをバラしてしまいましたが。かといって陸英の娘だと明かしたわけでもなく。ますます正体不明の人物だと疑いを持たれないか心配です。
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