中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第47~50話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
顧内人(陸文昔)はなかなか皇太子 蕭定権に会えません。王慎に聞いても忙しいとしかいいません。ようやく蕭定権に会えたものの、蕭定権は陸文昔の手を見て赤い爪をした者が許可証を持っていたと言います。陸文昔を疑う蕭定権でしたが証拠はありません。蕭定権は陸文昔を除籍すると言うのでした。
その後。陸文昔は蕭定権に許可証を偽造したことを自白。でもそれは陳内人が斉王の手下だったからと説明。陸文昔は盧世瑜から密かに印を受け取っていたこと。自分は本物の顧内人では無いことを話します。
それでも立ち去ろうとする蕭定権でしたが。そのとき夕香が「阿宝姉さん」と言うのが聞こえました。それを聞いた蕭定権は驚きます。陸文昔は阿宝は自分の幼名だと言うのですが。疑っています。阿宝の幼名は蕭定楷が教えてくれたものでした。
万が一のときにはこの名前が陸文昔を守ることになるというのです。それは蕭定権にとっても重要な名前のようでした。そして顧内人で無いことをバラしてしまうのですが。
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 登場人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)/顧内人
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第47話 新たな波紋
BS版 第45話 爪の色が消えるまで
皇太子 蕭定権は顧内人(陸文昔)を追い出しはしませんでしたが、彼女に拷問を加えました。陸文昔は血だらけになり身動きが取れません。蕭定権はなぜこの印を持っているのか陸文昔に問い詰めます。話を聞いた蕭定権は陸文昔に死罪を命じました。
激しい拷問を受けた陸文昔は自分のために沈夕香を責めないでほしいと言います。蕭定権が沈夕香の解放を約束すると陸文昔は差し出された毒酒を飲むのでした。
許昌平が蕭定権を訪ね、顧思林が安全に都を離れるまでは皇帝の前で忍耐強く振る舞うように言います。ところが御史台に匿名で顧思林を弾劾する書状が届きました。そのことは皇帝の耳にも入ります。
蕭定権と皇帝が食事をしていると何中丞がやってきて弾劾を起こしたのは陳九思だと言います。実は蕭定権は事前に何中丞に会ってこの件について話していたのです。その報告を聞いた皇帝は不敵な笑みを浮かべました。
陸文昔は目を覚ましました。陸文昔が飲んだのは毒ではなく眠り薬だったのでした。そして沈夕香から自分が宮殿から除名されたことを知ります。そこに蕭定権がやってきました。
感想:
陸文昔は賜死にはなりませんでしたね。蕭定権が本当に毒を飲ませるとは思いませんけれど。でもなんだか回りくどいような。
第48話 追放すべき者
BS版 第46話 疎まれる存在
顧内人(陸文昔)は宮籍は外されたものの命は助かりました。皇太子 蕭定権は彼女を助けたのは亡き皇太子妃のおかげだと言います。しかし蕭定権は陸文昔の宮籍がなくなったのでうかつに出歩くと命が危ないのでここにいるよう言いいます。蕭定権は陸文昔の爪の色が消えるまでは、側に置いておくことにしたのでした。
また蕭定権は許昌平に会って春の科挙試験のことをもちだし、辞表を書くように言います。
感想:
蕭定権が陸文昔を助けたのは皇太子妃の意志を理由にしてますが、蕭定権本人の気持ちですよね。
張紹筠は宮殿に行って陸文昔を訪ねました。張紹筠は陸文昔が巾着の刺繍をしているのを見て、技術を褒めました。陸文昔は蕭定権が外にいるのを見て、わざと巾着を張紹筠に渡すと約束します。すると蕭定権が部屋に入ってくるのでした。
夜。蕭定権は顧思林を訪ねようとしました。でも顧思林は居留守を使って会いませんでした。しかし蕭定権は叔父が意図的に自分に会わないようにしているのだと悟りました。
一方、王慎が蕭定権を探しにやって来ました。陸文昔は慌てて蕭定権はもう寝てしまったと伝えましたが、王慎は重要なことを報告しなければならないと中に入りました。でも蕭定権が部屋にいないことがバレてしまい。陸文昔はうなだれるしかありません。王慎は彼女に腹を立てるのでした。
感想:
王慎はもともと陸文昔のことを快く思っていないんですね。蕭定権を惑わす存在だと思っているみたい。
第49話 下賜品の石榴
BS版 第47話 不穏な歌
皇太子 蕭定権が留守にしている間。王慎は下賜品の石榴(ざくろ)を顧内人(陸文昔)に無理やり食べさせました。そして陸文昔を下賜品を食べさせた罪で処分しようとします。
蕭定権が宮殿に戻ると許昌平がいて詫び状を用意していました。でも蕭定権は許昌平を許さず辞表を出すように言います。
蕭定権が戻るとがいないことに気が付きました。陸文昔は陸文昔は王慎から杖刑を受けていました。蕭定権は自分が罰すると言って止めさせ陸文昔を助けます。
感想:
王慎のやってることは無茶苦茶ですね。陥れる以前の強引なやり方ですね。蕭定権は陸文昔が無実だと察しはついているのに王慎のメンツをたてて罰しない。まあ陸文昔の立場が不安定だからこうなるんでしょうね。蕭定権が態度をはっきりしないから。
蕭定権は顧思林に会うため宮殿を出ることにしました。でも陸文昔が危険な目にあっているので彼女を緒に連れていくことにします。
顧思林に会った帰り。蕭定権が陸文昔を輿に乗せて進んでいくと、街なかで子どもたちの歌を聞き驚いて戻ります。蕭定権は街で流行っている歌が皇帝に知られればますます顧思林は疑われると危惧します。
一方、皇帝 蕭睿鑑は悪夢を見て目を覚ますのでした。
感想:
皇帝はそうとう顧思林を気にしていますね。まあ自分が帝位につけたのは顧思林の力のおかげだけど。日本人ならそこで恩に感じて顧思林を大事にするところですが。逆に借りができている顧思林が鬱陶しく邪魔に思うところが中国らしいです。
第50話 中秋節の宴
皇帝の寵愛をうける宋貴人は寺にお参りに行き、安産祈願をしました。その途中、子供たちとから童謡を「偶然」知ってしまいます。
中秋節がやってきました。皇宮では宴が行われ、皇帝は上機嫌でした。でも宴席には顧思林の姿が見当たりません。皇帝は少し疑問に思っていますが、蕭定権が顧思林に来ないように伝えていたのです。蕭定権は顧思林の古傷が再発したと説明しました。
すると、宴の余興で宋貴人が歌を紹介します。すると瞬く間に皇帝の顔が険しくなりました。宴は険悪な雰囲気になってしまいます。
宋貴人はおびえて外で聞いた唄だと言いますが。怒った皇帝は宋貴人を処分します。さらに皇帝はこの唄を広めたのは誰か調べようとしますが。蕭定権は自分だと言い出したので。皇帝は更に怒って蕭定権を杖刑にするのでした。
感想:
蕭定権は顧思林をかばうために罪を引き受けましたが。なんも解決になっていないような。それにしても皇帝がなぜあそこまで激怒するのかよくわかりませんし、誰かを庇っているとわかっている蕭定権を罰するのもひどい。顧思林への疑心暗鬼がそうとう重症ぎみのようですね。
ところで張紹筠が歌を広めたのが知られてしまいました。悪い人ではないけど考えなしに動くのでトラブルになりがちですね。
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