中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第51~54話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
中秋節がやってきました。皇宮では宴が行われ、皇帝は上機嫌でした。でも宴席には顧思林の姿が見当たりません。皇帝は少し疑問に思っていますが、蕭定権が顧思林に来ないように伝えていたのです。
すると宴の余興で宋貴人が歌を紹介します。瞬く間に皇帝の顔が険しくなり宴は険悪な雰囲気になってしまいます。
宋貴人はおびえて外で聞いた唄だと言いますが。怒った皇帝は宋貴人を処分。さらに皇帝はこの唄を広めたのは誰か調べようとしますが。蕭定権は自分だと言い出したので皇帝は更に怒って蕭定権を杖刑にするのでした。
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 主要人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)/顧内人
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第51話 伯父のために
BS版 第48話 伯父のために
皇太子 蕭定権は歌を広めさせたのは自分だと名乗り出て皇帝から杖刑を受け気絶しました。
一方、斉王 蕭定棠は張陸正の息子・張紹筠が歌を広めたと批判。張陸正は弱みを握られ何も言い返せません。そして蕭定棠は張陸正の次女を自分の側室にさせて味方に引き込もうとしていました。
歌の件以来、皇帝は床に臥せっていました。そしてうわ言で前の皇后の名前を呼びます。意識を取り戻した後も皇帝は趙皇后には冷たくしました。
気絶していた蕭定権が目覚めました。心配そうにする陸文昔に対して蕭定権は計画通りだと言い、着替えて皇帝に挨拶に行きました。皇帝は蕭定権をこれ以上責めるつもりはなく、戻るように言います。
その後。皇帝のもとに張陸正と何中丞がやってきて皇太子に罰を与えたのはなぜかと問い、三司を動員して皇太子の無実を証明すると言います。皇帝は蕭定権が党派を組んでいると思い怒り出しました。顧思林を呼び戻し、蕭定権を監視下におきます。さらに皇帝は張陸正に陸英の件から調べろと命令。張陸正は危機を感じて次女を蕭定棠に嫁がせるのは断るのでした。
感想
蕭定権が歌を広めた張本人と思わせ無事に顧思林を都の外に出せそうだったのですが。張陸正は斉王の味方になってしまいました。せっかく皇帝から許してもらえそうだったのに裏切り者が出て、また関係がこじれてしまいました。何中丞は皇太子の為に動いているつもりのようですが、張陸正のたくらみに気が付かないんですね。人に利用されているのに気づかずにいらない正義感を振りかざしている人っていますよね。やっかいです。
ただ、斉王の思い通りにも進んでいないんですよね。皇帝は理不尽なところもあるけどバカではないようです。
第52話 裏切り
BS版 第49話 驚愕の親書
皇帝 蕭睿鑑は顧思林を呼び戻して徹底的に調べると決定。困った皇太子 蕭定権は張陸正に手紙を出すことにしました。蕭定権は監視下におかれているので陸文昔が手紙を持っていくことにします。
ところが陸文昔は親書の内容を見て愕然としました。蕭睿鑑は張陸正が陸英を死なせた件については罪を問わない。陸英の罪とすると書いてあったのです。陸文昔は憤りと失望のあまり涙をこぼします。
皇帝は顧思林を呼び戻して話をしました。顧思林が謝罪すると皇帝は顧思林を許しました。
陸文昔は張陸正に手紙を届けました。受け取った手紙には「罪を認めて辞職せよ」と書かれています。その手紙は陸文昔が書いたものでした。張陸正はそれを皇太子の命令だと思って驚くのでした。張紹筠は陸文昔が来たので喜んで会いに行きました。陸文昔は蕭定権に裏切られた思いでいっぱいで、自分が刺繍した巾着を張紹筠に渡してしまいました。
感想
蕭定権が急に弱気に。本当にもう策は尽きてしまったのでしょうか。あと、陸文昔は蕭定権の手紙を改ざんしてしまいましたね。いくら文字を習ったからと言ってそんなに簡単に偽造できるのかなと思いますがそれはさておき。蕭定権だけにでも陸文昔が陸英の娘だと名乗れないものでしょうか。隠しているからよけいにこじれているように思うのです。制作側はそれをドラマの見どころにしているのかも知れませんが。
第53話 真実
BS版 第50話 傷つけ合って知る真実
顧内人(陸文昔)は蕭定権のもとから陸文昔のもとに戻ってきました。でも陸文昔の態度がつれないものでした。陸文昔はどこか引っかかるものがあるのですが思い出せません。蕭定権はそのまま朝議に向かいました。
朝議では皇帝は陸英の事件を取り上げ、蕭定権と張陸正に説明を求めました。蕭定権は陸英父子が李柏舟の家族であるとは確定できないと主張。張陸正も曖昧な返答をしました。皇帝は怒って調査を命じます。秘書郎が不在だったので皇帝は十日後に命令を下すことにしました。ところが何中丞が陸英の死を見過ごすつもりかと訴えます。
すると張陸正は自分が系譜を書き換えたことは認めましたが、それは皇太子の命令だと言います。そしてその事実を隠すために皇太子から密命をもらったと手紙を出しました。その手紙は陸文昔が書いたものでした。
皇帝は蕭定権の罪を問うつもりはありませんでしたが、蕭定権の筆跡で書かれた文書は動かない証拠のように思えました。それを見て何中丞まで怒り出します。
蕭定権は手紙を見て呆然としました。そして今までのことをひとつひとつ思い出し。顧内人(陸文昔)は陸英の娘だのだと理解したのでした。
そして自分の命令だと認めてしまうのでした。
感想
蕭定権がようやく陸文昔の正体に気が付きましたね。今まで気づかないほうがおかしかったのですけど。このタイミングでかあ。という感じ。でも、なぜそこで罪をかぶるんでしょうか?よけいにややこしくなるのでは?
タイトルからして悲劇っぽい雰囲気ですが。このまま悲劇で終わるんでしょうか?
第54話 守りたい人
皇帝は顧思林を宮殿に招き二人で語り合いました。皇帝は顧家の功績を忘れていないと言います。すると顧思林は跪き顧皇后に免じて蕭定権を許すよう皇帝に懇願しました。皇帝も蕭定権を庇いたかったのですが動かぬ証拠がでてきてしまったためどうにもできないと言います。なので彼を一時的に幽閉して李重夔に調査させることにしました。
李重夔は調査を開始、陸文昔を捕らえて尋問するつもりです。陸文昔の正体を知った蕭定権は陸文昔を守ろうとしました。李重夔はなぜ皇太子がそこまでして顧内人(陸文昔)を守ろうとするのか理解できませんでした。
陸文昔は取り調べが終わると車に乗せられ送り出されました。蕭定権は彼女が遠ざかるのを呆然と見つめるしかありませんでした。一方、皇帝は張陸正を処罰しました。
蕭定棠は皇帝に呼び出され、張陸正が蕭定権を裏切るように仕向けたのはお前かと問い詰められると蕭定棠は認めます。怒った皇帝は蕭定棠を叩きました。
一方、蕭定楷は軟禁されている蕭定権を訪問すると、蕭定権は何も食べていませんでした。
感想
皇帝は本心から蕭定権が嫌いなわけではないようですし。心のどこかでは許したいと思っているようです。でも様々なものがあり蕭定権を信用しきれていないようです。蕭定権もようやく正体を知った陸文昔を守ろうと必死になってます。
今回、張陸正と蕭定棠が共謀していたことを皇帝が知りましたが。でもこれで皇帝の蕭定権への不信感が消えたわけではありません。今までの積み重ねがありますから二人の関係を修復するのは難しそうですね。
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