中国ドラマ「宮廷の諍い女(きゅうていのいさかいめ)」の第70・71・72・73話のあらすじ・ネタバレの紹介記事です。
18世紀の大清帝国。第5代皇帝・雍正帝の治世。
朝廷では大臣たちが皇太子をたててはどうかと話しています。雍正帝は皇位争いが望んでいないので頭を悩ませていました。
第三皇子 弘時は勉学がはかどらず皇帝から叱られています。皇后はこのままでは自分の地位もが危ういと感じ、さらに弘時を厳しくしつけ生母の斉妃について口にすることも禁じました。
一方、弘時は甄嬛が自分の生母の名誉を守ってくれたことに感謝して甄嬛に親しみを持つようになありました。皇后は実家の勢力を保つために、弘時に自分の姪の青桜との結婚を勧めるのでした。
ところが弘時は瑛貴人と恋仲になってしまい、敬貴妃らに見つかってしまいます。瑛貴人は皇帝の側室なので皇子と密通は許されません。
静嫻は甄嬛を訪ねて果郡王の子を妊娠していることを話し、甄嬛にさぐりをいれるのですが。
宮廷の諍い女 登場人物
鈕祜禄(ニオフル)甄嬛(しんけい)
演:孫儷(スン・リー)
ヒロイン、雍正帝の側室
雍正帝(ようせいてい)
演:陳建斌(チェン・ジュンビン)
清朝の第5代皇帝
沈眉荘(しん・びそう)
演:斕曦(ラン・シー)
雍正帝の側室
安陵容(あん・りょうよう)
演:陶昕然(タオ・シンラン)
雍正帝の側室
皇后・烏拉那拉(ウラナラ)宜修(ぎしゅう)
演:蔡少芬(エイダ・チョイ)
雍正帝の皇后
果郡王(かぐんおう)
演:李東学(リー・トンシュエ)
雍正帝の異母弟
寧貴人 葉瀾依(よう・らんい)
演:熱依扎(レイザ)
第70話 二人の皇后
第三皇子 弘時と瑛貴人の密通が発覚。激怒した雍正帝は瑛貴人に死罪を命じます。でも第三皇子は長子ということで処罰は免れましたが。皇位争いからは脱落してしまいます。
甄嬛、皇貴妃、敬貴妃の3人が話をしているとき、皇貴妃は皇后と亡くなった純元皇后の姉妹間の出来事を振り返りました。そして3人は純元皇后の死は皇后と関係があるのではないかと疑います。
甄嬛は再び妊娠しますが、すでに体は弱っていて無事に子供を産めそうにありません。そしてこれが皇后を倒すチャンスだと考えるのでした。
甄嬛は皇帝に自分のお腹の赤ちゃんのために皇后や皇貴妃、敬貴妃などに祈りを捧げてもらうように提案。皇后は疑惑を避けるために病気を理由に出席を拒否するのですが、皇帝が招待したので出席することになりました。甄嬛は密かに滑胎薬を飲み、皇后とともに祈願を行うのでした。
感想と解説
やはり今の皇后が純元皇后の殺害に関わっているのでしょうけど。他の妃嬪たちも気づき初めたようす。
そして甄嬛の凄まじい執念。いくら無事に産めないと思えるからと行ってそこまでする?という感じですが、今まで積もり積もった恨みがありますからね。
第71話 肉を切らせて骨を断つ
甄嬛と皇后は口論になり、皇后は甄嬛を突き飛ばしました。その様子を朧月公主が見ていました。甄嬛は流産してしまいます。温実初の診察により皇后の行いが原因だと判定されます。
甄嬛はさらに皇后を追い詰めるため敬貴妃の協力も得て皇帝に訴えました。皇后は必死に弁解しますが、朧月の証言もあり皇后の罪が確定。皇后は雍正帝によって幽閉を命じられました。
雍正帝は歳とともに疑り深くなっていました。太子の擁立を求める声に反発して三皇子 弘時を厳しく処罰。弘時は廃嫡され恆親王のもとへ預けられました。絶望した皇后は甄嬛を排除しようと画策する。
皇后の侍女 剪秋は甄嬛とその息子 弘曕を毒殺しようと企み毒を仕込みました。ところが誤って孟静嫻(もう・せいかん)が口にしてしまい静嫻は命を落としてしまいます。果郡王は悲しみに暮れ。雍正帝は真相究明を命じるのでした。
感想
皇后はまんまと甄嬛の策にはまって幽閉。
追い詰められた皇后派はなりふりかまわない毒殺。孟静嫻には気の毒なことです。
第72話 明かされる心の闇
慎刑司の尋問や、甄嬛と敬貴妃の調査により、今回の毒殺事件と今は亡き純元皇后の死の関係が疑われました。皇帝の命令で皇后宮が捜査され、皇后が甄嬛を謀害しようとしたことや純元皇后の死に関わった事実が明らかになります。
激怒した雍正帝は皇后を廃位しようとしますが「烏拉那拉氏を廃してはいけない」という皇太后の遺詔があるので廃位はできません。そこで皇后は景仁宮に幽閉されました。幽閉される直前、皇后は皇帝への深い愛情ゆえの行動だったと訴えるのでした。
ジュンガル部が再び動く気配をみせていました。新しく即位したハーン摩格が清にやってきました。摩格はかつて甄嬛に助けられたあの男でした。ハーンは甄嬛を要求。それに対して甄嬛はある計略を仕掛けるのでした。
感想と解説
ついに皇后にも最後のときがやってきました。廃せないので幽閉になってしまうのですが。この皇后が如懿伝に出てくる先帝の皇后。如意に烏拉那拉の未来を背負わせようとするあの人物ですね。
この時期のジュンガルの君主はガルダンツェリン。しかもガルダンツェリンはハーンではなくホンタイジ。チンギス・ハーンの子孫でないのでハーンは名乗れません。王の代行者を意味するホンタイジの称号を名乗っていました。
ガルダンツェリンのジュンガルと雍正帝の清はずっと戦闘が続き。和平したのは次の乾隆帝の時代。だから雍正帝はジュンガルには和親公主は送っていません。
この部分は完全な作り話ですね。
第73話 皇帝の疑心
ジュンガルのハーン摩格は、雍正帝に和親の条件として甄嬛を嫁がせるように求めます。皇帝は甄嬛の真意を探るために彼女に和親のことを尋ねました。ところがその様子を見た果郡王はその場に乗り込んでいき、兵を連れジュンガルを討つと言い出します。
果郡王の衝動的な行動を目の当たりにした雍正帝は、甄嬛と果郡王がただならぬ関係だと確信。甄嬛は雍正帝の怒りを鎮めるために自らのジュンガルに嫁ごうとします。
雍正帝は甄嬛の意見を認め表向きはジュンガルに嫁がせるふりをしながら、甄嬛を幽閉しました。一方、果郡王は甄嬛が幽閉されているのを知って・・・
さらに雍正帝は夏刈に命じて果郡王の周辺を調査させました。そして果郡王が甄嬛に深い愛情を綴っていたことを知り、皇帝は果郡王を除去しようと決意するのでした。
感想
果郡王はなんと迂闊な・・・でもこれで完全に疑われてしまいました。
まあ遊牧民の王が和親にもとめるならもっと若い人を要求するでしょうけど。なんだかおかしな展開。それはともかく。
ここで二人の仲がバレたら命はありません。果郡王はいったいどうなってしまうのでしょうか?
コメント