中国ドラマ「与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~」の46・47・48・49話のネタバレとあらすじ感想の紹介記事です。
いよいよ最終回です。
程兮は程若魚の眼の前で仇煙織を信用するなと言い残して自害しました。長い間暗躍していた彼女ですが、その末路はあっさりしたものでした。
でもあっけない最期とは逆に程若魚に与えたインパクトは大きく。程若魚は仇煙織への復讐心を燃やしますが、斉焱の介入によって程若魚と仇煙織の最悪の事態は免れました。
そして斉焱の反撃が始まりました。
仇子梁の権力の源といえる神才軍の将兵の心を彼から切り離すことに成功。
しかしこのまま仇子梁が大人しく権力を手放すことはありえません。次の策を考えているはずです。
それでは46・47話をお楽しみ下さい。
それ以外のあらすじは 与君歌(よくんか) あらすじ・ネタバレ全話一覧 からどうぞ。
・斉焱(せい えん)/武宗
演:成毅(チョン・イー)
・程若魚(てい じゃくぎょ)/淩泠/王若泠
演:張予曦(チャン・ユーシー)
・仇煙織(きゅう えんしょく)/王若清
演:宣璐(シュエン・ルー)
・仇子梁(きゅう しりょう)
演:何晟銘(ミッキー・ホー)
第46話 天の定めた縁
斉焱は神才軍に内通者を送り込み高平の妹を救出。高平を説得して囚われていた部屋からの脱出に成功しました。
程若魚は仇烟織が命懸けで自分を救出した理由が分からず納得いきません。そこで斉焱は「朝露の変」について全てを明かしました。
程若魚はそれでも仇烟織の正体に疑問をもちますが、斉焱は「賢臣の家系」と曖昧に答え程若魚はそれ以上は追及しませんでした。
斉宸と高平は仇烟織を救出に向かいますが彼女は重病のため意識不明に。程若魚は急いで皇宮に向かい、仇烟織の看病をしました。でも仇烟織の意識は戻らず、程若魚は深い後悔と罪悪感に苛まれるのでした。
仇子梁は神才軍を率いて朝議を妨害、斉焱を殺害しようとします。斉焱は程若魚と共に立ち向かいますが、仇子梁は張忠如の首を持って現れ他の官吏も殺害するつもりだと脅します。
しかし、そこに劉弥紗が鎮呉の兵を率いて現れました。斉焱は劉弥紗が生きてることに驚きました。劉弥紗は仇子梁への恨みをはらすため斉焱に味方します。
仇子梁は斉焱を殺害しようとしますが、程若魚が見せた首は張忠如の者ではありませんでした。神才軍もすでに張忠如たちによって鎮圧されていました。
劉弥紗は生きてたんですね。簡単に消えてしまうのはおかしいなとは思ってましたが。これには斉焱でなくても驚きます。さらに張忠如もやられたと思っていたら本物は生きてました。仇子梁側は失敗続きですね。
仇子梁はもう後がありません。斉焱を亡きものにするしか生きる道はなさそうですが。
第47話 果たされた悲願
仇子梁は将棋営に命じて皇宮を襲撃させようとしました。ところが仇煙織が現れ令牌を掲げて兵たちを指揮します。兵たちは仇子梁の命令は聞きません。そこに斉焱が現れ、将棋営に送り込んだ手下だと明かします。この突然の展開に仇子梁は言葉を失い、敗北を悟るのでした。
左車は負けを認めず仇烟織を殺そうとしますが、厳修によって討ち取られます。孤立無援となった仇子梁は仇烟織を殺そうとし厳修が身代わりになります。
さらに仇烟織に迫る仇子梁を程若魚が阻止しようとしますが仇子梁に押され気味。そんな程若鱼を仇烟織がかばい剣を受けてしまうのでした。
斉焱は仇子梁を射抜くものの自身の傷が悪化してしまいます。
程若魚は記憶が蘇り仇烟織をお姉さんと呼んで抱きしめるものの。仇烟織は致命傷を受け手助かりません。
斉焱はついに先帝との約束を果たして仇子梁を排除しました。しかし斉宸が皇位を狙うのではと不安でした。
第48話 因縁の対局
仇子梁という強敵を排除したものの、斉焱はまだ安心はできません。斉宸がいるからです。
斉焱と斉宸は朝議の場に現れ重臣たちも勢揃い。臣下たちは仇子梁の残党を厳しく処罰することを斉焱に求めました。
程若魚と厳修は仇煙織を弔っていましたが、そこに将棋営の袁都が指揮する兵士たちが押し寄せ、彼らを包囲します。程若魚は仇煙織が生前準備していた仕掛けを作動させ逃げました。しかし袁都は仇煙織の棺を人質に取って程若魚に遺詔を渡すよう迫ると、程若魚は遺詔を渡しました。袁都はそれを受け取ると棺を残して立ち去りました。
斉焱は韓定を呼び出し、神才軍の大将軍に任命しますが韓定は言うことを聞きません。その時、斉焱は様子がおかしいと気付きます。
斉焱は斉宸と二人だけになって話し合いました。
そのころ外では袁都が先帝の斉宸に皇位を譲るという遺詔を持ち出し臣下たちに署名を強要していました。
袁都は斉宸に皇位を継ぐように求めますが斉宸は拒否。斉焱を皇帝だと認めて忠誠を誓い、遺詔を破ろうとします。ところが斉焱はそれを止めさせるのでした。
最終回 第49話 終局の末に
斉焱は再び珖王 斉宸と重臣たちを集めました。斉焱は先帝の遺詔を公開する。水に浸すとそのしかけが明らかになりました。
その遺詔は仇子梁の矛先を向けるために先帝が用意したもの。そして斉焱は朝露の変の経緯を詳しく説明するのでした。
遺詔のせいで斉宸が皇位を継ぐ正当性ができて、周囲の注目を集める立場になりました。それだけに彼を利用しようとする人たちが彼の周りに集まり、彼は生かされてきました。
斉焱は斉宸のわだかまりはもうありません。斉焱は斉宸をあたらためて信用できる人物と認め、彼を太子に使命しました。
程若魚と斉焱は灯籠の明かりで輝く街を楽しみ、来年も一緒に灯籠祭りを楽しみたいと話す。でも斉焱はもう長くは生きられないことを知っていました。斉焱は意識を失い倒れてしまいます。
斉焱の命は尽きようとしていました。意識を取り戻した斉焱と程若魚は二人きりになります。おたがいの願いを確認し合いました。
そして斉焱は斉宸に譲位すると宣言して息を引き取ります。
斉宸が即位。彼は青光剣を玉娘に渡し、紫衣局の新たな持剣人に任命しました。
程若魚は民間人となって生きる道を選び。麺屋を開きました。忙しい日々を送りながら、斉焱が望んだ平和な世を目の当たりにし、心の中で彼を偲ぶのでした。
「終わり」
与君歌 最終回までの感想
「与君歌」は史実に基づいた壮大なスケールと、切ないラブストーリーが印象的な作品でした。
斉焱と程若魚の愛の行方、そして激動の時代を生き抜く人々のドラマに、最後まで目が離せませんでしたね。
斉焱の愛する人と共に未来を築きたいという願いとは裏腹に、短い生涯を閉じる彼の姿は痛々しいです。
しかし斉焱と程若魚が共に過ごした日々は、決して無駄ではなかったと思いたいですね。
また仇子梁の悪役っぷりも印象的でした。ミッキー・ホーの怪演によりより一層憎々しいキャラクターとして描かれ、物語が楽しめました。
ヒロインの程若魚については、ちょっとおバカな感じもするのですが、でもそんな彼女の感情的な部分が物語に人間味を加えているのかもしれません。
「与君歌」は中国ドラマならではの壮大なスケールと美しい映像、そして切ないラブストーリーが魅力の作品でした。中国ドラマ独特のアクションに違和感がなければ、オススメできるドラマだと思います。
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