清越坊の女たち 11・12・13・14・15話のあらすじとネタバレ感想

清越坊の女たち あらすじ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「清越坊(せいえつぼう)の女たち〜当家主母〜」の第11・12・13・14・15話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。

 

丁栄(てい・えい)と巧児(こうじ)夫婦が子供を連れて任家を訪れました。彼らは李照の命令を受けていました。清越坊の新作を朝廷に献上したいと言うのです。

巧児は2人の娘を産んでいました。巧児は前回の出産では出血が多かったのですが、嫁ぎ先の家から跡継ぎになる息子を求められたので、また懐妊していたのです。沈翠喜は巧児を気の毒に思う一方で、自分に子ができなくても雪堂が何もいななかったのは、宝琴がいたからだと思うのでした。

献上の件は李照の差金だと気づ来ましたが、林舒芳は李照のやりかたに腹が立ちます。

曽宝琴は魏良弓が沈翠喜とだんだん親しくなっているのが気にいりません。李照と碁をうっても対決に集中できませんでした。曽宝琴が李照と会っているのを知った魏良弓は、彼は冷酷だから会わないほうがいいと言います。

清越坊の女たち・当家主母 あらすじ全話一覧

 

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清越坊の女たち 時代背景

舞台になるのは清朝の第6代皇帝 乾隆帝(けんりゅうてい)の治世。
江南(長江から南)の蘇州では織物が発達。蘇州の緙絲は宮廷にも治められる品になり。緙絲の一大産地になっていました。

 

 緙絲(こくし)

中国の伝統的な織物。日本では綴織(つづれおり)と呼ばれます。

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)経糸を交差させた平織りを基本に、緯糸に様々な色の糸を使って絵画のような模様を再現した織物です。

緙絲は漢の時代から存在、唐・宋の時代に発展。清朝時代に盛んに作られ、乾隆帝の時代には最盛期を迎えます。蘇州は清朝時代には緙絲産業の中心地でした。

 

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清越坊の女たち 主要人物

・沈翠喜(しん・すいき)
演:蔣勤勤(ジアン・チンチン)
織物工房・清越坊(せいえつぼう)の女主人

・林舒芳(りん・じょほう)
演:張慧雯。
沈翠喜に仕える侍女。

・曽宝琴(そ・ほうきん)
演:楊蓉(ヤン・ロン)
任雪堂の妾。秀山の生母。

・任秀山(じん・しゅうざん)
演:陳天雨(チェン・ティエンユー)
任雪堂と曽宝琴の息子。

・任如風(じん・じょふう)
演:李逸男(リー・イーナン)
任雪堂の異母弟。

・李照(り・しょう)
演:王雨(ワン・ユー)
蘇州織造局の高官。

 

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第11話 裏切り者の狂言

 

沈翠喜は任如風から清越坊の製品が織造局の品質検査で不合格になり、織り直しを命じられたと報告。でも他の工房は合格でした。沈翠喜は判定したのが領織になった丁栄だと知ります。

すると領織の丁栄が任家を訪問してきました。沈翠喜は丁栄を外で待たせておけと指示。丁栄の背後には李昭がいますが、沈翠喜もここで引き下がるわけにはいきません。沈翠喜の覚悟を知った任如風はいよいよ喧嘩か?と嬉しそうにします。

沈翠喜は三大織元の番頭を集め丁栄と対面しました。

丁栄は沈翠喜が復元した双面緙に欠陥があったと言います。そこで解決のため蘇州府の職人に織り方を教えるように言いました。沈翠喜と三大織元の番頭たちは想像通り、丁栄の目的が双面緙の技術を盗むことだと確信。技術をやすやすと手に入れられると思うのかと批判。すると、丁栄は逆ギレして自分には李昭が付いていると言いますが、逆に沈翠喜は丁栄が李昭を殺人者に貶めていると反論。丁栄の代で丁家が途絶えてもいいのかと言って丁栄を追い出すのでした。

その後、沈翠喜たちは今後の対応を話し合い。四大織元は店を閉めることにしました。それを知った曽宝琴も店を占めるのでした。

 

感想

丁栄の悪巧みは失敗。こういう世界には必ず虎の威を借る狐がいますね。実際、中国朝鮮王朝にはこういう人がよくいたそうですが。商人たちもただやられてばかりではありません。沈翠喜たち織元たちは悪徳役人に対抗するため協力して対抗。一斉に店を休業します。おおごとになってきました。

 

第12話 深まる想い

 

任如風は沈翠喜が四大織り元の休業を主導したことで罰せられると聞きます。すると任如風は任家の令符を持ち出して一人で蘇州府に向かいました。そして蘇州知府の曹文彬に会うと賄賂を渡して、任家の当主は自分だと主張します。

曹文彬は蘇州の誰もが任家の当主は沈翠喜だと知っていると言いますが、任如風は自分が当主だと譲りません。曹文彬は任如風が任家の当主で織元の休業を主導した罪で杖刑40回の罰を与えました。

曹文彬は沈翠喜に会い、李昭のやり方はひどいが沈翠喜たちもやりすぎだ死罪になるところだったと言うと。沈翠喜は死を覚悟していたと言います。

林舒芳は怪我をした任如風を介護。自分を犠牲にして沈翠喜を守った如風の男らしさに心打たれて如風に惹かれていきます。

沈翠喜は任家への嫌がらせは今後も続くと考えていました。一方の魏良弓は織造局へ行き、李照に任家への追及をやめるよう李照に訴えるが訴えは聞き入れてもらえません。

 

感想

任如風も彼なりに兄の失踪の責任を感じているのですね。見直しました。

 

第13話 残された巾着袋

 

沈翠喜は自分たちのために李昭にかけあってくれた魏良弓のお礼のために巾着を作りました。ふと沈翠喜は魏良弓に惹かれつつあるのに気が付きます。

その後、魏良弓が清越小坊に行くと曽宝琴は魏良弓に任家を出るように言います。李昭なら沈翠喜と魏良弓のよからぬ噂を流すに違いないと言うのです。

丁栄は李昭から沈翠喜の肌着を盗んで魏良弓の部屋に置けと命令され、巧児に相談します。

任如風は林舒芳と結婚する気満々で、良い日取りを決めようと林舒芳に相談。舒芳も求婚を受け入れて吉日を選びます。

任如風と林舒芳の縁談の準備が進む中、任如風が魏良弓と曽宝琴が一緒にいたことを知り沈翠喜に報告。魏良弓をかばう林舒芳は任如風と口論になってしまいます。

そこで沈翠喜は曽宝琴の所に行きました。すると魏良弓は曽宝琴を姉と慕っていて、曽宝琴が沈翠喜を監視するために魏良弓を送り込んだことがわかります。沈翠喜は裏切られた気持ちになりショックを受けるのでした。

 

感想

任如風と林舒芳の婚約が破棄になってしまいました。任如風は考え過ぎだと思うけど、独占欲が強いのでしょうかね。

魏良弓はそういうわけで任家に入ったのですね。魏良弓が倒れてて沈翠喜が看病したのも仕組まれていたこととは驚きました。確かに沈翠喜にしてみれば怒るのは当たり前ですが、魏良弓も悪い人ではなさそうなだけに難しいですね。

 

第14話 本当の気持ち

 

魏良弓は任家を去ることになりました。ところが林舒芳は出ていくことはない魏良弓を引き止めます。それを見た任如風は林舒芳に魏良弓への想いがまだ残っているのではないかと疑いました。任如風は魏良弓を引き留めようとする林舒芳を遮りました。二人は口論になってしまい、婚約解消を決めてしまいます。

一人になった沈翠喜は悲しみました。自分には情がないから鴛鴦戯水図案を描けないのではと悩みます。そんな沈翠喜の彼女の悩みを聞いた林舒芳は魏良弓を捜しにでかけました。

魏良弓は任家を出たあと三塘街には戻ってませんでした。曽宝琴は魏良弓の母が眠っている場所に向かいます。すると魏良弓は雪の降る中、母の墓前で崩れるように座り込んでいました。曽宝琴は魏良弓を連れて帰り看病しました。魏良弓はすっかり弱っていました。2日後、魏良弓は目を覚まし、曽宝琴のもとで療養。彼女の誕生祝いのために木彫りの人形を彫りました。

魏良弓が意識を取り戻したことを知った李照が薬をもってお見舞いに来ました。

その後、李照は外で待っていた丁栄に沈翠喜の動向を詳しく探るように命令します。

 

感想

魏良弓は任家を出て言ってしまいました。確かに任家に入ったのは曽宝琴のためだったかもしれませんが。魏良弓の沈翠喜への気持ちは嘘ではないはず。あと李照がなにかたくらんでいますね。

 

第15話 一場の夢

 

魏良弓の身体は衰弱。名医たちも冬は越せないと言います。魏良弓が好きなのは沈翠喜です。そこで曽宝琴は沈翠喜を呼びに行きました。でも曽宝琴は任家に入れません。曽宝琴は門の外で跪きました。半刻(一時間)後、曽宝琴は任家に入るのを許されました。そこでまた跪かされます。それでも曽宝琴は従いました。

沈翠喜は曽宝琴を警戒していました。曽宝琴は李照と繋がっているので、何かたくらんでいるに違いないと思っていました。そこで沈翠喜は曽宝琴を崖の上まで連れていきます。曽宝琴は魏良弓の命が後僅かだと言いますが、沈翠喜は信じません。崖から飛び降りたら信じると言います。すると曽宝琴は本当に崖から飛び降りようとしました。そこで沈翠喜は曽宝琴は嘘はついていないと理解しました。

沈翠喜は曽宝琴を引き止めると、魏良弓に会いに行きました。二人は互いの想いを確かめ合い、魏良弓の命が尽きるまでともに過ごそうと誓います。

その後。沈翠喜は曽宝琴と語り合い、魏良弓の生い立ちと辛い人生を知りました。

一方、任家を見張っていた丁栄は沈翠喜が魏良弓に会いに行ったことを知ります。でも李照への報告はためらいました。でも李照は別の者にも監視させていました。結局、丁栄は李照の部下に捕らえられ、板打ちの罰を受けるのでした。

 

感想

ここに来て沈翠喜は曽宝琴はわかりあえたようですね。これからこの二人が協力するのでしょうか。丁栄も沈翠喜を裏切ることに戸惑いがあるようですが、李照が許すはずがありませんよね。

 

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