太宗 イバンウォン あらすじとネタバレ全話一覧

太宗イ・バンウォン 韓国ドラマあらすじ

韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」の全話あらすじと、物語の核心に触れるネタバレ情報を一覧形式でご紹介いたします。

このドラマは李氏朝鮮の第3代国王 太宗 イ・バンウォンを、これまでの英雄的なイメージとは違う新たな視点から描いたドラマです。

歴史上も名君とする一方で暴君だったという評価もあり。見る人や評価の仕方によって様々な解釈のできる人物です。

これまでにも数々のドラマで取り上げられてきた李芳遠ですが、本作では彼の英雄的な部分だけでなく、過激とも言える一面を強調、まるで怪物のような人物として描いている点が特徴です。

果たして彼は名君だったのか、それとも暴君だったのか。その判断をするのはドラマを見たあなたです。

ドラマはすでにバンウォンが成人して役職につき結婚もしている状態から始まります。そしていきなり父・李成桂が王の命令に逆らって軍を撤退するところから始まります。

 

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太宗イバンウォンの時代背景

物語は14世紀の高麗王朝末期。具体的には1388年から始まります。

当時、高麗は内政の混乱に加え、強大な力を誇る明との外交関係においても難しい状況にありました。明の洪武帝・朱元璋はかつて高麗が占領した遼東の返還を要求、両国の間には緊張が高まっていました。

高麗朝廷内では明との関係を重視する親明派と、これに反発する勢力が対立していました。強硬派の高麗王 禑王は遼東奪還のために軍を派遣することを決定します。この遠征軍の指揮を任されたのが後に李氏朝鮮を建国するイ・ソンゲでした。

しかし、李成桂は明との戦には反対でした。遠征の途中にあった鴨緑江の威化島で大雨による増水を理由に軍を撤退させ、都へと引き返すという決断を下します。

この「威化島回軍」と呼ばれる出来事がドラマが大きく動き出すきっかけになります。

 

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主要な人物紹介

物語の中心となる主要な登場人物とその役割を簡単に紹介します。

  • イ・バンウォン(李芳遠)
    演:チュ・サンウク
    李成桂の五男であり、本作の主人公。優れた頭脳と冷静な判断力を持ちますが、目的のためには手段を選ばない冷徹さも持ち合わせています。後に李氏朝鮮の第3代国王・太宗となります。
  • イ・ソンゲ(李成桂)
    演:キム・ヨンチョル
    イ・バンウォンの父。高麗末期の武将で、数々の戦で功績を挙げ、民衆からの支持も厚い人物です。明との戦を避け、威化島回軍を敢行します。後に李氏朝鮮の初代国王・太祖となります。
  • ミン(閔)氏 演:パク・チニ
    イ・バンウォンの正室。聡明で大胆な性格の持ち主で、夫であるバンウォンを王にするために積極的に動きます。
  • 神徳王后カン(康)氏
    演:イェ・ジウォン
    イ・ソンゲの継室。政治的な感覚に優れ、自身の息子を世子にしようと画策します。
  • チョン・モンジュ(鄭夢周)
    演:チェ・ジョンファン
    高麗の忠臣であり、大学者。高麗を守ろうとする強い信念を持ち、李成桂一派と対立します。
  • チョン・ドジョン(鄭道伝)
    演:イ・グァンギ
    李成桂の側近であり、優れた政治家。李氏朝鮮建国のために重要な役割を果たしますが、イ・バンウォンとは異なる理想を持つため、対立することになります。
  • 禑王(ウワン)
    演:イム・ジギュ
    高麗の第32代国王。親元的な政策を取り、明との関係が悪化する中で、李成桂に遼東征伐を命じます。李成桂の威化島回軍によって退位させられます。
  • 恭譲王(コンヤンワン)
    演:パク・ヒョンジュン 高麗の第34代国王。
    李成桂によって擁立されますが、実権はなく、李成桂一派の圧力に苦しみます。最終的に李氏朝鮮の建国により退位させられます。

これらの人物を中心に、高麗王朝の終焉と新たな王朝の誕生、そしてその過程で繰り広げられる権力闘争が描かれていきます。物語が進むにつれて、それぞれの人物の思惑や葛藤が明らかになっていきますので、ご注目ください。

番組情報

原題:태종 이방원(太宗 李芳遠)
2021年 韓国、KBS 1tv
全33話

 

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太宗イバンウォン あらすじ

第1話

 

オープニングから様子がおかしいバンウォン

既に王位についている太宗イ・バンウォン(李芳遠)は世子に王位を譲ろうとしていました。

この王様、いきなり狂ってるよ。大丈夫?

バンウォンが王になっていて、それを譲ろうとするところから始まりますね。

しかも様子が変。狂ってます。

なんでこんな始まり方なんでしょうね。凄惨な人生を歩んできたといいたいのでしょうか。

なぜバンウォンがこんなになってしまったのか気になります。

 

高麗時代末期

時は遡り1388年高麗

禑王から明の遼東軍攻撃を命令された将軍イソンゲ(李成桂)は独断で撤退。開京に戻ろうとします。

怒った禑王はソンゲの家族を捕らえるよう命令。

 

こちらもいきなり撤退の場面からだよ

遼東攻めを命令されたイソンゲが命令違反して開京に戻るところからですね。バンウォンが主人公だから仕方ないですね。

今回のソンゲ役はキム・ヨンチョル。この人も王役が多いです。「私の国」と被りますが、「王女の男」首陽大君や「大王世宗」太宗のイメージが強いです。

 

都のバンウォンたちもピンチ

イバンウォン(李芳遠)は文官。都で仕事をしていました。すると兵士たちが捕まえに来ます。

事前に用意してあった馬に乗って逃げ切り、母と家族を連れて逃げるのでした。

ミン氏(閔氏)は実家に戻り、家族に家の武器を隠すように言います。

このミン氏、有能だね。

バンウォンの奥さん=ミン氏は「ホジュン 伝説の心医」のイェジン役パク・チニですね。今回は気の強い勇敢な女性のよう。イェジンとは正反対の役柄ですけどこちらの役も似合うかも。

バンウォンと母は兵に見つかり武器を奪われますが、カン氏(康氏)の協力で兵を倒しました。カン氏は開京に戻るべきといいます。

バンウォンとカン氏は協力して兵士を撃退。

このときカン氏はバンウォンの実母ではありませんが。このころはまだ協力的だったのですね。後の時代を知ってると感慨深いです。

 

太宗 イ・バンウォン のあらすじはこちら

 

→1・2・3・4・5話を見る

将軍イ・ソンゲは遼東の明軍を討てという禑王の命令に逆らって撤退。開京に戻ったソンゲはチェ・ヨンを破り禑王を廃位しました。禑王はソンゲの暗殺に失敗し廃位されます。昌王も廃位され恭譲王が即位。バンウォンの圧力に負けた恭譲王の命令で禑王と昌王は処刑されます。
歴史上の出来事:
1388年。
威化島回軍。禑王退位・昌王即位。
1389年。
昌王退位・恭譲王即位。禑王・昌王処刑。

 

→6・7・8・9・10話を見る。

高麗を守ろうとするチョン・モンジュたちはソンゲと敵対。チョン・ドジョンは流罪。ソンゲが落馬して意識不明。モンジュはソンゲ派の役人を解任しました。怒るバンウォンたちはモンジュを殺害してさらし首にしましたが。ソンゲはバンウォンたちの行いに激怒。ドジョンが復権して恭譲王を退位させ、ソンゲが新たな王に決まります。
歴史上の出来事:
1392年。
鄭夢周を殺害。
恭譲王が廃位。
7月 李成桂が王に即位。

 

→11・12・13・14・15話を見る

カン氏が王妃、太祖イ・ソンゲの八男バンソクが世子になりました。バンウォンは王命で明に向かい。王妃カン氏は病で息を引き取りました。ミン氏はバンウォンに挙兵を促し、バンウォンも挙兵を決意。しかし太祖は私兵の所有を禁止。すべての兵を三軍府に移管するよう命令するのでした。
歴史上の出来事:
1392年 8月 八男 李芳蕃が世子になる。
1393年。国号「朝鮮」に決定。
1394年。高麗王族粛清を命令。
1395年。漢城に遷都。
1396年。神徳王后康氏が死亡。

 

→16・17・18・19・20話を見る

太祖 イ・ソンゲが倒れました。ドジョンはバンウォンたちの殺害をたくらみますが、ミン氏の機転で助かります。バンウォンは挙兵してドジョンを殺害。ソンゲは怒りバンウォンを切りに行こうとしますが兵士たちに止められます。王子たちは世子やバンボンを殺害。悲しむソンゲは大臣たちに言われるがままバングァを新しい世子にするのでした。さらにバングァは王に即位。バンウォンとも対立。さらにバンガンも王になろうとバンウォンを攻撃するのでした。
1398年。第一次王子の乱:李芳遠たちが八男 李芳蕃らを殺害。
次男 李芳果が国王 定宗になる。

 

→21・22・23・24・25話を見る

バンウォンは世子になりますが。ソンゲはバンウォンを拒絶。そしてついにバンウォンは王に即位。ミン氏は王妃になりました。ところが太宗 イ・バンウォンの寵愛をうけたキム氏が王妃ミン氏から体罰を受け太宗は激怒。ミン氏一族は存亡の危機に。一方、東北面で反乱が起きました。太宗 イ・バンウォンは反乱を鎮圧、ソンゲを連れ戻して幽閉します。
1400年。定宗 李芳果が譲位。太宗 李芳遠が即位。
趙思義の乱。
太宗は反乱を扇動したとして上王 李成桂を軟禁。

 

→26・27・28・29・30話を見る

側室キム氏が懐妊。王妃ミン氏の母ソン氏が子が生まれないように妨害。太宗はミン氏一族の行いに怒り圧力を加えます。太宗は世子に譲位するといいますが臣下達は反対。世子に勉学に励むことを約束させて譲位を取り消します。しかし世子の遊び癖は治らず太宗は激怒。太宗はミン氏兄弟を処刑するのでした。
1410年。閔兄弟を処刑。

 

→31・32・33(最終回)話を見る

失態続きの世子が廃され。忠寧大君が世子になりました。まもなく太宗は譲位。世宗が即位。バンウォンは上王になりました。大妃ミン氏は王宮を去りバンウォンは後を追いますが冷たくされます。やがて大妃ミン氏は息をひきとるのでした。
1418年。
世子が廃され。忠寧大君が世子になる。
太宗が譲位して上王に。世宗が即位。
1420年。
元敬大妃閔氏が死去。

 

 

 

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