韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」の第1・2・3・4・5話ネタバレとあらすじ感想の紹介です。李氏朝鮮の第3代国王 太宗 李芳遠を新たな解釈で描くドラマ。
ドラマはすでにバンウォンが成人して、役職につき結婚もしている状態から始まります。高麗王朝が終焉に向かう激動の中、父・李成桂が王の命令に逆らって軍を撤退するところから始まります。
この記事の内容
- 第1話: イ・ソンゲが遼東攻めを拒否して軍を返し、離反したことで李家全体が命を狙われる。
- 第2話: 開京を攻略したソンゲが実権を握り、文官だったバンウォンも戦いの中で頭角を現す。
- 第3話: 廃位された禑王によるソンゲ暗殺計画をバンウォンが阻止し、李家の結束が強まる。
- 第4話: バンウォンが私兵で恭譲王を脅迫、旧勢力の排除と前王親子の処刑を実行させる。
- 第5話: 処刑の責任を問われ一度は身を引こうとしたソンゲが、周囲の説得で再び王座を目指す。
他のエピソードは 太宗イバンウォン あらすじ一覧 をご覧ください。
太宗イバンウォン1話 威化島回軍
(見出しは当ブログが独自につけたものです)
あらすじ
威化島での決断とイ・ソンゲの撤退
1388年、高麗の将軍であるイ・ソンゲは、禑王から命じられた遼東攻めを中断することを決めます。大雨で鴨緑江を渡れず、兵に被害が出ることを防ぐために独断で軍を引き返しました。この「威化島回軍」の知らせはすぐに王の元へ届き、朝廷に衝撃を与えます。
禑王による李氏一族の捕縛命令
イ・ソンゲの裏切りに激怒した禑王は、開京に残っているイ・ソンゲの家族を捕らえるよう兵に命じました。当時、役人として働いていた五男のイ・バンウォンは、役所に押し寄せた兵たちの様子から事態を察知します。バンウォンは馬を走らせて兵の追及をかわし、自宅へと急ぎました。
イ・バンウォンの逃亡とミン氏の機転
バンウォンは母のハン氏や家族を連れて、開京を脱出します。一方、バンウォンの妻であるミン氏は実家に戻り、家族に事態を知らせました。彼女は家にある武器を隠すよう指示し、一族に累が及ばないよう素早く行動します。イ・ソンゲの軍が開京に迫るなか、バンウォンたちは追っ手を逃れて北へと向かいました。
感想
いきなりバンウォンが王になっていて、それを譲ろうとするところから始まります。しかも様子が変。狂ってます。なんでこんな始まり方なんでしょうね。凄惨な人生を歩んできたといいたいのでしょうか。なぜバンウォンがこんなになってしまったのか気になります(歴史を知っていれば大体わかりますけど)。
本編はいきなりイソンゲが遼東から撤退する場面から始まります。今回のソンゲ役はキム・ヨンチョル。この人も王役が多いです。イソンゲ役は「私の国」と被ります。個人的には「王女の男」首陽大君や「大王世宗」太宗のイメージが強いですね。
ソンゲの息子たちもどこかで見た顔。ソンゲの息子のわりには年齢高めです。
バンウォンの奥さんミン氏は「伝説の心医」のイェジン役パク・チニですね。今回は気の強い勇敢な女性のよう。イェジンとは正反対の役柄ですけどこちらの役も似合うかも。
太宗イバンウォン2話 父 イ・ソンゲの帰還
あらすじ
李芳遠の窮地と継母・康氏の援護
逃亡を続けていたイ・バンウォンと母たちは、禑王が差し向けた兵士に見つかり、武器を奪われて絶体絶命の危機に陥ります。しかし、イ・ソンゲの第二夫人であるカン氏が機転を利かせて兵を襲い、芳遠も必死に抵抗して追っ手を退けました。一行はなんとか難を逃れ、開京へと向かいます。
李成桂の開京制圧と崔瑩の敗北
威化島から引き返したイ・バンウォンの軍勢は都の開京を包囲しました。高麗の名将チェ・ヨンが防衛にあたりますが、圧倒的な兵力差と民心の離反により、イ・バンウォンの精鋭部隊が勝利を収めます。禑王は孤立、長年国を支えたチェ・ヨンは捕らえられ、流罪に処されることとなりました。
父子の再会と芳遠の疎外感
戦乱の収まった開京で、バンウォンは父や兄たちと再会を果たします。バンウォンは自分も父の覇道に加わり、ともに戦いたいと申し出ますが、イ・ソンゲはその願いを冷たく突き放しました。イ・ソンゲはチョン・ドジョンやチョン・モンジュらと合流し、禑王に自分たちの復職を認めさせ、新たな国造りの準備を始めます。
感想
バンウォンが弱い!どうしても、権力争いを勝ち残った王のイメージがあるので今までのドラマはバンウォンの戦闘力が高いものが多かったのですが。よく考えたらバンウォン個人は文官だし、個人的な戦闘力が高いはずがありませんね。妙にリアルで納得してしまいます。
カン氏はバンウォンの実母ではありませんが、このころはまだ協力的だったのですね。後の時代を知ってると感慨深いです。
いくら歴戦の崔瑩(チェ・ヨン)といえども精鋭の大部隊を率いる李成桂にはかないません。このころになると禑王に従う兵もほとんどいなかったようです。この二人が戦わなくてはいけないのは悲しいですね。
李成桂は李芳遠を嫌ってるのではありません。戦いに巻き込みたくないのです。李芳遠は幼い頃から頭が良く父から可愛がられていました。そんな李芳遠に兄たちは不満なようです。自分たちは危険な目にあっているのに、弟を贔屓していると思うのでしょうね。
太宗イバンウォン3話 イ・ソンゲが暗殺されそうになる
あらすじ
禑王の廃位と幼き昌王の即位
イ・ソンゲの殺害に失敗した禑王は、責任を問われて王位を追われます。代わって王座に就いたのは、わずか9歳の息子、昌王でした。幼い王に政治を司る力はなく、朝廷の実権は完全にイ・ソンゲたちの手に渡ります。しかし、裏で糸を引くイ・ソンゲに対し、廃位された禑王は復讐の機会を虎視眈々と狙っていました。
バンウォンを襲う刺客と流血の闘い
カン氏とミン氏は、イ・ソンゲが王にならない限り一族の安全は保障されないと確信します。バンウォンも同じ危機感を抱くなか、禑王が再び放った刺客の存在を察知しました。バンウォンは父を守るために自ら刺客と対峙し、激しい死闘の末に深い傷を負います。この一件で、バンウォンのなかで旧勢力への敵対心はいっそう強まりました。
イ家の代表として臨む朝廷会議
イ・ソンゲは、大怪我を負いながらも一族のために動くバンウォンを認め、彼を家門の代表として朝廷の会議へ送り出します。バンウォンは居並ぶ重臣たちを前に、イ家と上王(禑王)は共存できないと断言しました。チョン・モンジュの猛烈な反対を受けますが、報告を聞いたイ・ソンゲは、王を退位させるための決定的な口実を探すよう命じます。
感想
李成桂の殺害失敗は大きなミスですね。禑王に従う兵士はほとんどいませんが。それでも李成桂を殺害すれば挽回できると思ったのかも知れません。でも今の禑王には無理ですね。
その禑王のかわりに王になったのはわずか9歳の昌王でした。当然、自分では政治ができないので李成桂たちの操り人形です。
王禑もしつこいですね。自分の立場が悪くなるだけなのに。このドラマの李芳遠は今までのドラマよりも過激な感じですね。
太宗イバンウォン4話 おかざりの王 恭譲王の即位
あらすじ
「廃仮立真」による昌王廃位と新王擁立
イ・ソンゲやチョン・ドジョンらは、禑王と昌王は王氏の血筋ではないという「廃仮立真」を掲げ、昌王を廃位しました。代わって王座に就いたのは、イ・ソンゲの親戚筋でもある定昌君(恭譲王)です。しかし、恭譲王はイ・ソンゲの操り人形で終わることを拒み、イ・ソクやピョン・アンリョルを要職に就けるという牽制を見せました。
バンウォンの暴走と恭譲王への脅迫
恭譲王の独断に激怒したイ家の人々は、不満を募らせます。なかでも危機感を抱いたイ・バンウォンは、父の許可を得ぬまま私兵を引き連れて王宮へ乗り込みました。バンウォンは怯える恭譲王を真っ向から脅し、自ら任命した高官たちの追放と、流刑地にある禑王・昌王親子の処刑を認めさせます。
イ・ソンゲの動揺と取り返しのつかない決断
バンウォンの独走によって、事態はイ・ソンゲの予想を超える速さで進んでいきました。知らせを聞いたイ・ソンゲは慌ててバンウォンを止めようとしますが、すでに王の命令は下され先王たちの命は絶たれたあとでした。
父の理想とは裏腹に、バンウォンの勝手な行動が李氏を後戻りできない道へと引きずり込んでいきます。
感想
昌王は正当な王家の血筋ではないという理由で廃位されました。
「高麗史」にも禑王、昌王は正当な王家の血統ではないと書かれていますが。高麗史そのものが李成桂の即位を正当化するために書かれているので信用できません。
李成桂の七男・李芳蕃は幼くして定陽君 王瑀の娘と結婚。定陽君は定昌君(恭譲王)の兄。なのでいちおう李成桂と恭譲王は親戚関係にあります。
いくらなんでも私兵を使って王を脅すのはやりすぎでしょう。でもバンウォンたちにとっては恭譲王はただのお飾り。いずれ父が王になると思ってるでしょうから遠慮がないのでしょうね。
太宗イバンウォン5話 王位を目指すイ・ソンゲ
あらすじ
昌王処刑によるイ・ソンゲへの非難とバンウォンの自責
9歳の昌王が処刑され、民衆や朝廷の士大夫たちに大きな衝撃を与えました。その実行を強行させたイ・バンウォンは父・イ・ソンゲの名誉を泥塗ったことに責任を感じ、反省します。イ・ソンゲは息子への怒りと道徳的葛藤から都を離れて故郷の東北面へと引きこもってしまいました。
東北面での対峙とイ・ジランの説得
バンウォンと長男のイ・バンウは、父の許しを請うため東北面まで追いかけ、地面に膝をついて謝罪し続けます。しかし、イ・ソンゲの決心は揺らぎません。そんな彼を動かしたのは、義兄弟の契りを結んだ盟友・イ・ジランでした。彼は、今さら身を引けば残された家族や仲間が逆賊として処断されるという過酷な現実を突きつけ、王位を目指すよう説得します。
都への帰還とチョン・モンジュとの決定的対立
都に戻ったイ・ソンゲは、もはや迷いを捨てていました。彼はチョン・ドジョンらとともに恭譲王のもとへ赴き、軍を統括する兵権を自分たちに渡すよう要求します。この強引な軍権掌握の動きに、高麗を最後まで守ろうとするチョン・モンジュは激怒しました。かつての盟友であったイ・ソンゲとチョン・モンジュの関係は、修復不可能な対決へと進んでいきます。
太宗イバンウォン 登場人物
・イ・バンウォン(李芳遠) 李家の五男。
文官だが家族を守るために非情な手段を厭わない野心家へと変貌する。
・イ・ソンゲ(李成桂)/ イ・バンウォンの父。
高麗の将軍。民のための政治を志すが、息子の過激な行動と周囲の期待により、王への道を歩まざるを得なくなる。
・ミン(閔)氏/ イ・バンウォンの正室。
非常に賢く勇敢で、武器を隠すなど夫の野望を背後から支える。
・神徳王后カン(康)氏/ イ・ソンゲの第二夫人。
バンウォンの継母ながら、危機に際して共に戦い、夫を王にするため動く。
・イ・バンウ(李芳雨)/ イ・ソンゲの長男。
演:オム・ヒョソプ
・イ・バングァ(李芳果)/イ・ソンゲの次男。
演:キム・ミョンス
・イ・バンウィ(李芳毅)/イ・ソンゲの三男。
演:ホン・ギョンイン
・チョン・モンジュ(鄭夢周)
演:チェ・ジョンファン
・チョン・ドジョン(鄭道伝)
演:イ・グァンギ
・禑王(ウワン)/ 高麗第32代国王。
演:イム・ジギュ
・昌王(チャンワン)/ 高麗第33代国王。
演:キ・ウンユ
・恭譲王(コンヤンワン)/ 高麗第34代国王。
李家によって擁立された飾りの王。バンウォンの脅しに屈し、前王の処刑を命じさせられる。
感想
太宗イ・バンウォンは歴史上も名君とする一方で暴君だったという評価もあり。見る人や評価の仕方によって様々な解釈のできる人物です。
今までにも様々なドラマで李芳遠は描かれてきましたが。英雄的な部分が強調されたものが多かったです。
このドラマではバンウォンの過激な部分を強調、怪物的な人物だったのでは?と思わせる演出がされています。
さて、威化島回軍から禑王・昌王の廃位・処刑と恭譲王の即位まで一気に進みました。このドラマはバンウォンが主人公とということもあって、バンウォンの動きが積極的。早くから父を王にしたいという野心がミエミエですね。
出だしからこの様子ではこの先の暴走ぶりも期待?できそうです。


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