中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第10~14話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
BS版では第10・11・12・13話になります。
李柏舟は陸文昔に関わるある話をもちかけます。陸英は陸文普は陸文昔の将来が不安になるのでした。
陸文昔は陸英に会って大相国寺に行きたいとお願いします。陸英は寺に行くのを許可しました。陸文昔は蕭定権の待つ大相国に向かいました。
陸英は陸文昔が皇太子に会いたがっているのを知り先回りして蕭定権に会いました。
陸文普は陸文昔を家に連れ帰り蕭定権と会うのはやめるように言うのですが。陸文昔は兄の言葉に納得できません。陸英も蕭定権に近づかないように言うと、深刻な問題だと話すのでした。
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成しています。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
鶴唳華亭 主要人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第10話 茶馬交易の真偽
(BS版 第10話 受け難い婚姻)
皇帝・蕭睿鑑が登華宮に行くと斉王がいました。蕭睿鑑は斉王や趙貴妃が謝罪しても許そうとしません。蕭睿鑑は安平伯の財産を差し出すように言うと、趙貴妃は仕方なく同意。趙貴妃は安平伯を後悔処罰しないように頼みましたが蕭睿鑑はみとめません。すると趙貴妃は自害しようとします。蕭睿鑑は小賢しい真似をしていると思いますが。安平伯を自宅待罪させることにしました。
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財産の大半を失った安平伯は陸英を逆恨み。陸文昔を斉王の側室にさせるようにしむけます。
陸英は娘が宮中の争いに巻き込まれるのを防ぐため、陸文昔を都から出そうとするのですが。なんと斉王の側室になると聞かされ驚きます。そして陸文普が妹を町から出そうとしていると兵達がやってきて皇帝が陸文昔を斉王の側室に任命したので彼女を街から出さないようにと命令するのでした。
第11話 山河のように
(BS版 第11話 山河のように美しい君)
皇帝が陸文昔を斉王の側室にするよう命じたことを伝えようと、陸文普は蕭定権に会いに行きました。でも蕭定権は謹慎中です。代わりに顧逢恩が皇帝の所に行き、命令を撤回するようにお願いしました。皇帝は蕭定権と陸文昔の関係を聞きますが、顧逢恩は否定。
そこに謹慎中のはずの蕭定権が現れ陸文普を斉王の妃にしないようにお願いします。でも皇帝は蕭定権の願いを却下するのでした。
陸英が家に戻ると斉王の部下がいて、陸文普は家に閉じ込められていました。
—–
皇帝に頼んでも無駄だと思った蕭定権は直接、陸文昔のもとに向かいます。
しかし陸文普は妹は出て行ったと言います。すると陸英が出てきて蕭定権に話しかけました。蕭定権は陸文昔と結婚したいと陸英に伝えますが陸英は拒否。皇太子にも斉王にも嫁がせるつもりはないと言います。
蕭定権は陸文昔を守るために全力を尽くすと言いますが。陸英は娘はもう結婚が決まり出ていったと言います。
蕭定権は陸英が嘘をついていると思い、奥にいるであろう陸文昔に「山河のように美しい」と言うのですが。蕭定権がすべてを言い終わる前に宮殿から皇帝の使者が来ました。蕭定権は言葉を残してその場を去ることになるのでした。
山河(さんが):漢文の山河は「国土」を意味しますが。詩や芸術の分野では美しい自然の意味。ここでは美しいものの例えの意味で使ってます。
第12話 射柳の勝者
(BS版 第12話 願いはただ一つ)
皇太子・蕭定権は皇帝・蕭睿鑑や斉王・蕭定棠と共に行宮へやって来ました。そこで皇帝は射柳で勝った者には褒美を与えると言います。喜んだ蕭定権はなんとしても勝とうと意気込んでいます。顧逢恩は蕭定権の思惑を知っているので勝っても陸文昔を迎えるのは無理だというのですが。蕭定権は聞きません。
皇帝は長州刺史・李明安を呼び出して不安を打ち明けると李明安は皇帝に忠誠を誓います。すると皇帝は李明安にある指示を出します。また李柏舟もまた行宮を訪れて呂翰と会っていました。
五大王 蕭定楷は顧世瑜のもとに向かう途中、雨宿りのため大相国寺に立ち寄りました。すると蕭定楷は寺に置いてあった陸文昔の絵を見つけました。それを見た蕭定楷はこれを書いた女人は只者ではないと言います。そこに陸文昔が現れ返すように言うのですが。蕭定楷は彼女に見とれてしまいます。
射柳大会当日。
試合の前、皇帝が呂翰に的を調べるように指示を出すと。呂翰はなにか李柏舟に合図を送っていました。
試合が始まると蕭定権は妨害にもめげずによい結果を出し。蕭定権も蕭定棠の勝負はなかなかつきません。
休憩に入り皇帝は皇子たちと雑談。蕭定権は皇帝に褒美に自分の願いを伝えようとしましたが、皇帝は射柳が終わるまで待つようにと言うのでした。
第13話 皇帝の妙策
(BS版 第12話 願いはただ一つ、第13話 邸報に仕組まれた罠)
皇帝は李明安に天長衛を長州に連れて行ってもらいたい。というと李柏舟は慌てて、長州は遠く補給が難しいので李明安には現地で兵を集めるように提案。しかし皇帝は即座に戦場にすぐに投入できる兵がいるので李柏舟に再び兵の募集を行うように命令しました。
皇帝の策で自分の配下を奪われた李柏舟は悔しがります。
そのころ。陸文昔は盧世瑜の家に行き、李明安にが都に戻ったことを話します。そして家族のためにも李明安とともに長州に向かうと言います。それを聞いた盧世瑜は、印章を彼女に手渡し、それを持ち主に届けるように頼みました。
再び試合が始まりました。すると蕭定権は呂翰が服の下に鎧を着ているのに気が付きました。呂翰が皇帝を殺害しようとしていると考え呂翰に矢を向けましたが。皇帝からは蕭定権が皇帝に矢を向けているように見えました。蕭定権と皇帝は同時に矢を放ち。呂翰と蕭定権の馬に命中。蕭定権は落馬しました。呂翰と手下は謀反の罪で捕らえられます。すると李柏舟は・・・
そして商社の斉王・蕭定棠には太子用の玉帯が与えられたのでした。
一方。陸文昔は盧世瑜から預かった印章に「民成」と掘られているのを見て持ち主のことを考えていました。すると趙王・蕭定楷がやって来たので「民成」という人物を知らないか訪ねます。それを聞いた蕭定楷は驚きます。
第14話 邸報に仕掛けられた罠
(BS版 第13話 邸報に仕組まれた罠)
李柏舟は皇帝の命令で自分の配下の兵を失いました。そこで李柏舟は斉王・蕭定棠が玉帯を与えられたことを邸報に載せて、天下に知らせようとしました。
そうなると皇太子・蕭定権は自分の立場が危うくなります。そこで顧逢恩と相談。顧逢恩の知り合いが邸報の発行責任者だったので。蕭定権の責任で玉帯の件は載せないことにしました。
邸報を受け取った斉王・蕭定棠は玉帯を受け取ったことが書かれていないのに怒って李柏舟の所に行きました。李柏舟は皇太子の仕業だと判断。蕭定棠は皇帝に言いに行こうとしますが李柏舟が止めました。
皇帝も邸報を読んで怒り出しました。
皇太子・蕭定権は改ざんがバレたと思い。謝罪のため皇帝の前で跪き全ての責任を負うと言います。怒った皇帝は邸報を投げ捨てました。
その邸報を拾った蕭定権はそれが自分が改ざんしたものではないことに気が付きます。そこには蕭定棠が領地に移動することが書かれていました。蕭定権は自分が指示したものとは違うと言いますが皇帝は信じません。
すると蕭定棠がやってきて玉帯を受け取るべきではなかったと皇帝に謝罪。
皇帝は蕭定権への疑惑を深め怒りのあまり彼を皇陵の守り役に罰することにするのでした。
邸報(ていほう):中央官庁や宮廷の出来事を書いた小冊子。現代でいう官報。役人向けの新聞みたいなもの。
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