中国ドラマ「恋心は玉の如き」の第11・12・13・14・15話あらすじとネタバレ感想です。
明朝の中期。
ヒロインの羅十一娘(ら じゅういちじょう、演:タン・ソンユン)は身分の低い母親から生まれた庶子のため羅家で粗末に扱われていました。
羅十一娘は母親が残した布にあった刺繍を手がかりに犯人を探そうとしていました。でも徐家の女性たちからは手がかりを得ることはできませんでした。
徐家では皇帝から下賜された蜀錦を配ることになり、喬蓮房は倉庫を管理する周氏を呼び出して賄賂を渡し、正室用の物を受け取りました。
徐嗣諄の乳母・陶氏は十一娘に配られた蜀錦が質が劣るものだったので激怒。周氏を問い詰めきますが、言い争いになりました。
そこに喬蓮房がやってきて陶氏を杖打ちにするよう命令します。すると十一娘が助けにやってきて喬蓮房に反論します。
夜。徐令宜が十一娘の所にやって来ました。しかし誤解から険悪な雰囲気に。
恋心は玉の如き 主要人物
・徐令宜(じょ れいぎ)
演:鐘漢良(ウォレス・チョン)
・羅十一娘(ら じゅういちじょう)
・喬蓮房(きょう れんほう)
演:何泓姍(ハー・ホンシャン)
・羅元娘(ら げんじょう)
演:穎児
第11話 妻の外泊
羅十一娘は妊娠中の義妹の丹陽と、相克する丑年のため、徐家から出て別院で暮らすことになりました。羅十一娘は別院には母を殺した者の手がかりがあると思っているので羅十一娘はすんなり別院行きを認めます。あっさり出ていくのを認めた羅十一娘に陶氏は苛立ちをみせるのですが、羅十一娘は陶氏をなだめて別院に向かいます。
十一娘は別院の倉庫で母が持っていたのと似た生地を見つけました。それを仙綾閣に持っていき、簡師匠に助けを求めました。簡師匠が調べると、母が持っていたのと同じ布だと分かります。
別院に戻るため仙綾閣を出た十一娘でしたが、馬車と護衛が見当たらりません。琥珀に探させ、自分は冬青と待機します。ところが一人の老婦人が転んだふりをしてました。十一娘が近づくと、老婦人は薬で気絶させ十一娘を連れ去ってしまいます。
琥珀は十一娘がいなくなったのを知り簡師匠と羅家に助けを求めるのですが、十一娘は見つかりません。
感想
相克とは五行説で愛称の悪い組み合わせのこと。生年には木火土金水の五行が割り当てられていて、愛称のいい悪いが決められています。
もちろん迷信ですが、ここでそれを話題にするのは十一娘を追い出すための口実です。
第12話 当主の別の顔
羅十一娘は拉致され、喬蓮房はそれとなく十一娘のことにふれまました。徐令宜は十一娘のことが気になり羅家の者に十一娘がいるか聞いてみると、ちょうどそのとき羅十一娘が戻ってきました。羅婦人が羅十一娘に事情を聞くので十一娘は誰かに連れ去られて簡師匠と羅振興のおかげで助かったのだと言います。羅夫人は喬蓮房に気を付けるようにいうと、羅十一娘も今回のできごとに喬蓮房が関係していると考えるのでした。
徐令宜は羅十一娘は彼とともに戻りました。徐令宜は正妻としての羅十一娘の立場を守ると言うと、喬蓮房は徐令宜の意外な一面に戸惑いながらも護衛たちへの疑いをそれとなく徐令宜に伝えました。彼女の言いたいことに気がついた徐令宜は怪しい点を調べ、劉氏を罰すると喬蓮房に警告しました。
また羅十一娘を徐府に戻し、丹陽を別宅に移るように言います。徐太夫人は妊娠中の丹陽に無理を捺せたくないと嫌がりますが、徐令宜はそれでは丹陽たちを南荷院に移らせることを決定。丹陽も同意しました。
こうした徐令宜の羅十一娘の気配りを知り、羅十一娘は冷たい人物と思っていた徐令宜への味方を少しかえることにしました。
ところがこんどは徐嗣諄の様子がおかしいと知らせがあり、羅十一娘は慌てて嗣諄のもとに向かったのですが。
感想
羅十一娘を拉致して、彼女を既婚者なのに外泊するふしだらな女にする喬蓮房の作戦は失敗しました。ところが今度は徐嗣諄を使って羅十一娘を落としれようとしています。徐嗣諄は妻と妾の争いには関係ないのに、子供を巻き込むとは喬蓮房もみさかいがありませんね。そんなことをしても徐令宜から愛されるはずがないのに。
第13話 亡き母の記憶
喬蓮房は徐嗣諄の病状を悪化させました。羅夫人は羅十一娘が徐嗣諄の面倒をちゃんとみていないと怒ると冬青が反発。それがまた羅夫人の怒りをかいます。羅十一娘は徐嗣諄をしっかりと看病すると言って羅夫人をなんとか納得せるのでした。
羅十一娘は徐嗣諄の普段の生活に問題があるのではと疑い冬青たちに注意するように指示を出すと、徐嗣諄の異母兄の徐嗣諭にも様子を見守ってもらうよう頼みました。すると嗣諄が庭で小犬と遊んでいることが分かりました。しかもその小犬は喬蓮房の侍女の繡櫞が飼っているものでした。
慈安寺から戻った徐大夫人は徐嗣諄に近づけないように羅十一娘に禁足を命じます。徐令宜が理由を聞くと徐大夫人はお告げを話しました。でも徐令宜は幽霊も神のお告げも信じていません。険悪な雰囲気になりますが、羅十一娘はその場をおさめるために禁足を受け入れます。
羅五娘は結婚以来、苦しい生活をしていました。夫が無官で消費癖もあるためです。そこで羅五娘は商売を始めようと考え、一緒にしようと羅十一娘に話をもちかけました。
羅十一娘は子犬のことを知りましたが禁足中なので出られません。そこで羅五娘の服を借りて庭園に行くと繡櫞が子犬に餌をやっているのを見ます。ところが喬蓮房に見つかって追いかけられてしまいます。
感想
羅五娘も結婚してましたけど、苦労しているんですね。羅家の娘の嫁ぎ先は問題だらけですね。
第14話 手作りの贈り物
羅十一娘の献身的な看病で徐嗣諄が回復しました。徐令宜と羅十一娘は一安心しました。
徐令宜は徐嗣諄の病気に疑いをもち子犬の出処を調べさせました。劉氏が持ち込んだものだと分かりました。でもそれだけで喬蓮房が徐嗣諄を病気にさせたとは証明できません。徐令宜は引き続き劉氏を見張るように指示します。
羅十一娘も今までのことを思い出し、喬蓮房が自分を追い出して正妻の座を狙っていると思い、そうはさせないと決意します。
徐令宜は徐嗣諄を喬蓮房から離すために羅十一娘に徐嗣諄の面倒を見させることにしました。徐大夫人は反対しますが、徐令宜も譲りません。
徐令宜は羅十一娘のために錦羽扇(きんうせん)を作り照影に届けさせました。羅十一娘は高価な物をもらいどうしていいのか戸惑います。照影の催促を勘違いした羅十一娘はお金を渡して返しました。徐令宜は十一娘からの反応がないのでがっかりしていしまいます。
その後、羅十一娘と徐嗣諄が遊んでいると徐令宜がやって来ました。不機嫌な徐令宜は嫌味を言うのですが、羅十一娘が徐嗣諄のことをよく考えているのを知り感心します。
その後も徐令宜は羅十一娘が贈った錦羽扇を使っていないので不機嫌でいると。羅十一娘はお礼に履物を作って贈るのでした。
感想
徐令宜はめんどくさいですね。不器用なだけではなく、相手にはしてほしいのですよね。
あと羅二娘が大変なことになってます。気の毒ですが、だからといって十一娘を恨むのは違うと思いますけど。
第15話 天災のあとの災難
文姨娘は喬蓮房に贈る書画を買うために出掛けたところ、張氏が大量の酢を買っているのを見つけます。秋紅に調べさせると、酢はカビ臭さを消すためのもので、カビの生えた米が炊き出しに使われていることが分かりました。
秋紅は陶氏を使ってカビた米のことを羅十一娘に知らせました。十一娘が喬蓮房を何とかするだろうと期待。かつて元娘のもとで文家が優遇してもらっていたように、羅十一娘が徐家を差配するようになれば、文家もかつてのように盛り返せると期待していました。
張氏は羅十一娘にバレたことを知り喬蓮房に事情を話します。喬蓮房は張氏の勝手な行いに怒りますが何とかしなければ自分と徐家が危なくなります。そこで実家に米を貰いに行かせました。
不審に思った羅十一娘は様子を見に行きますが、喬蓮房が邪魔をして見せてもらえません。
そのとき喬蓮房のもとに米を運ぶ馬車が転倒し、米は到着しないと報告が入ります。その後、羅十一娘は倉庫のかびた米を発見します。十一娘は炊き出しをやめるわけにもいかず、備蓄米でしのごうとします。でもそれにも限りがあります。
一方、徐令宜は炎天下のもとで治水工事の指揮を続けていました。
感想
炊き出し用の米が不足して大変なことに。張氏が元凶ととはいえ、喬蓮房は責任を押し付けて逃げそうですね。区家もかかわってるみたい。この大変なときに争いとは何を考えているのでしょう。羅十一娘が頑張ってますがはたしてこの難題を乗り切れるのでしょうか。
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