中国ドラマ「孤城閉(こじょうへい)~仁宗、その愛と大義~」11・12・13・14・15話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
范仲淹は呂夷簡たちと対立して中央から地方に左遷されました。仁宗 趙禎は范仲淹を朝廷に戻そうと考えて影絵を用意。それを大臣たちと一緒に見て、呂夷簡に范仲淹の件について話すのでした。
趙禎は影絵を見た後、皇后の曹丹姝の所に行きました。曹丹姝は宮中の妃嬪たちを招いて酒を楽しんでいました。そこで趙禎も席に加わり一緒に楽しむのですが。曹丹姝は趙禎の言葉の中から彼には好きな人がいたことを知るのでした。
趙禎は曹丹姝の所で夜を過ごすつもりでしたが、曹丹姝は奏上を見るために戻るように言います。趙禎は初夜に来なかったので曹丹姝は怒ってるのだと思い不機嫌になります。また曹丹姝も趙禎には他に好きな人がいて、自分とは義務で結婚しただけで愛されていないのだと思いました。
孤城閉 主要人物
趙禎(ちょう・てい)/仁宗
演:王凱(ワン・カイ)
曹丹姝(そう・たんしゅ)/曹皇后
演:江疏影(ジャン・シューイン)
郭清悟(かく・せいご)/郭皇后
演:蒋沁芸
劉娥(りゅう・が)/皇太后
演:劉濤
李蘭恵(り・らんけい)/順容・宸妃
演:車暁
第11話 暗闘
皇后・曹丹姝に警戒する呂夷簡
呂夷簡は、皇后・曹丹姝が郭氏や苗心禾への対応を知り、高若訥と話しました。呂夷簡は曹丹姝は亡き劉太后を思わせるやり手だと感じました。それは趙禎を喜ばせるだけでなく、後宮を取り込むこともできたからです。
郭氏の死
曹丹姝は郭氏が亡くなったことを知り非常に驚きました。仁宗 趙禎は郭氏の死後、張茂則に調査を命じました。やがて閻文応が郭氏の薬に手を加えて彼女を殺したことを知ります。趙禎は自責の念に駆られ、自分が郭氏を殺したのと同じだと後悔します。
呂夷簡たち大臣が弾劾を起こす
大臣たちが3人の側室の昇進をやめるよう弾劾を起こしました。彼らは皇后が権力を握るために行っているのだと言います。趙禎は大臣たちに昇格は自分の意志だと言うのですが。さらに大臣たちは郭氏の死因の徹底究明を求めるます。
感想と解説
郭氏ここで亡くなってしまうんですね。早い。
第12話 栄誉の左遷
范仲俺と呂夷簡の対立
しばらく都を離れていた范仲淹が戻ってきて“百官図”を献上。呂夷簡を権力を乱用していると批判しました。范仲俺は自分が正しいと思ったことは曲げず、趙禎からどう思われようと進言しなければ行けないと思っていました。范仲俺派と呂夷簡派の対立に発展します。
范仲俺は呂夷簡によって罷免され。都を去ることになりました。范仲俺もこれ以上騒ぎが大きくなって韓琦たち友人に危害が及ぶのは避けたいので早めに去ることにしました。
范仲俺が去る前。仲間たちが酒を持って集まりました。范仲俺は呂夷簡の悪事を暴いたと満足そうに言うのでした。
曹丹姝に意見を尋ねる趙禎
皇后・曹丹姝がおやつを持って仁宗・趙禎を訪ねました。趙禎は曹丹姝に呂夷簡と范仲淹についてどう思うか聞くので曹丹姝が思っていることを話しました。趙禎は曹丹姝の意見は正しいけれ足りないところを指摘しました。趙禎は范仲俺が呂夷簡に劣るとは思いません。両者が共に朝廷を仕える必要があると思っていました。
そして趙禎は曹丹姝になにか伝えることがあったのではないかと聞くと。嬉しい知らせがあるのでした。
感想と解説
宋時代の歴史で有名な范仲俺と呂夷簡の対立。2つの派閥の対立はやがて宋を衰退させる原因になります。相手の批判ばかりして決められない政治になってしまうのです。エンタメ作品なので范仲俺が善玉、呂夷簡が悪玉的な描かれ方ですが。どっちもどっちです。仁宗の言うようにお互いの協力が必要なんですけどね。
第13話 大過
苗心禾の懐妊を喜ぶ趙禎
苗心禾の懐妊を知った仁宗 趙禎は大喜び。大臣たちと話し合った後、苗心禾を昭儀に昇格させようとします。でも皇后・曹丹姝は子供が生まれる前の昇格には反対します。曹丹姝はかつて妃たちを昇格させようとして大臣たちに批判されたことを説明します。すると趙禎は今回は昇格を言いだしたのは呂夷簡たち大臣なので問題ないと言うのですが。曹丹姝はなおさら良くないと言うので趙禎は不機嫌になってしまいます。
新米宦官・梁元亨の失敗
宮中では新しい宦官の教育が行われていました。宮廷の古参である張茂則は彼らに宮廷の規則を説明しています。すると、任守忠が視察にやってきて新米宦官に質問。でも答えられる者がいません。すると梁元亨は優れた回答をして高い評価を得ます。
梁元亨は家族がなくなり、身寄りがいないため宮廷に入って宦官になりました。張茂則から教えられた宮廷の規則を守って行動していたのですが。名前を聞かれた時に避けるべき字を変えてなかったので任守忠に怒られ幽閉されてしまいました。
感想と解説
本来は皇帝(王)の名前の漢字を使ってはいけないというルールですね。中国や朝鮮ではメチャクチャ厳しくて。下手すると命を失うこともあります。でもこの場合はそこまで責められることはないと思うのですが。というかもっと早く誰かが指摘すべきでしょう。
第14話 たった一人の長女
長女誕生に喜ぶ趙禎
苗心禾が娘を出産。初めての子供に仁宗・趙禎は大喜び。皇子が誕生したときの慣例に習って臣下たちに褒美を与えようとしました。ところが大臣たちは公主が生まれたことに不満。贅沢すぎる、国境の将軍たちや天下の人々を無視している、と批判します。 趙鎮は自分が贈ったものは贅沢なものではないと説明するのですが。大臣たちは嫌味を言います。さらに親族の中から選んで太子を立てるように言い出すのでした。
新しい名前・梁懐吉
梁元亨は張茂則と一緒に、皇后・曹丹姝の元に行き謝罪。曹丹姝は公主が生まれたことでもあるし。名前を帰ることで許すことにしました。そして「梁懐吉(りょうかいきつ)」という新しい名前を与えます。
梁元生が売られたことを知った梁元生は訴えるが
梁元亨の兄・梁元生は、叔母と県令が不倫して弟を売り飛ばしたことを知り。直訴しました。ところが話を聞いてもらえません。
感想と解説
このドラマのもうひとつの主人公といえる梁懐吉と公主誕生のお話です。
原作小説の「孤城閉」は梁懐吉が主人公で公主との悲恋を描いた作品でした。TVドラマ「清平楽」では趙禎と曹丹姝を主人公に変えた。という経緯があります。なぜか日本語版ではドラマも「孤城閉」になってますけど。
第15話 汚職
追い詰められる呂夷簡
張麗華は梁元生からの手紙を受け取りました。そこで彼女は韓琦に助けを求めました。韓琦は王曾に県令の問題を伝え朝廷でこの問題を議論するよう要請しす。
韓琦は県令が不正を働いていることを明らかにすると、これらの役人は呂夷簡が採用したのだと批判しました。呂夷簡は反論しますが、王曾たちの追求によって呂夷簡は解任されてしまいます。
王曾も解任を要求
その後、王曾は仁宗 趙禎の所に行き自分も解任するように求めました。趙禎は自分が出した呂夷簡の解任は間違っていたのかと怒りますが。王曾の説明を聞いて納得。王曾の願いをききれるのでした。
兄の存在を否定する梁懐吉
張茂は韓琦に梁懐吉のことを話し、梁懐吉は梁元生を兄と認めようとしないこと。梁懐吉が宦官になったのは親族の存在を否定していることを明らかにしました。
韓琦は梁懐吉が梁元生を兄と認めないと主張しているのを知りました。彼が宦官になって親族との縁を断ったのです。それを知った韓琦は梁懐吉の問題にはこれ以上介入しないことにしました。
踊りの練習をする張妼晗
踊り子たちは明日の宴で陛下の御前で舞うことを楽しみにしていました。その間も張妼晗は厳しい練習を重ねています。そんな張妼晗を見て踊り子たちはまたおしゃべりしていました。許蘭苕はそんな張妼晗に嫉妬。2人は喧嘩になり、張妼晗は許蘭苕にけがをさせてしまいます。賈玉蘭は張妼晗を叱るのですが。ふと賈玉蘭は趙禎が張妼晗を気にかけているのかもと思うのでした。
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