永楽帝 大明天下の輝き ドラマ25・26・27・28話ネタバレとあらすじ感想

永楽帝 あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「永楽帝~大明天下の輝き~」の第25・26・27・28話あらすじとネタバレ紹介記事です。

明朝の初期を舞台に明朝最大の領土を獲得した第3代皇帝 永楽帝のドラマ。

朝廷では再び漠北遠征が計画されていました。洪武帝 朱元璋は大規模な遠征を行って一気にカタをつけるつもりでした。洪武帝は藍玉を大将軍、北平にいて敵情に詳しい燕王を左副将軍に、晋王を右副将軍に任命しました。洪武帝は朱標を通して傅友徳に2つの勅命を渡すのでした。

太子 朱標は藍玉と燕王の不仲を心配してますが、まあそうでしょう。司令同士の意思の疎通がうまくいかないと大抵は失敗しますから。朱元璋はどちらが失敗してもいいように2つの勅命を出してました。

遠征に出た燕王 朱棣と藍玉は作戦の方針で対立。朱棣はナルプファ(乃児不花)の痕跡を見つけると追跡しました。一方、藍玉は関峰口に戻りましたが、城門が閉ざされていたので剣で脅して無理やり開けさせます。

 

永楽帝 ドラマのネタバレとあらすじ 全話一覧

 

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永楽帝 主要人物

・朱棣(しゅ・てい)/燕王
演:馮紹峰(ウィリアム・フォン)
子役:成毅

・徐妙雲(じょ・みょううん)
縁:穎児(イン・アル)
子役:雨婷児

・朱元璋(しゅ・げんしょう)/洪武帝/太祖
演:陳宝国(チェン・パオグオ)

・馬皇后/孝慈高皇后
演:王姫(ワン・ジー)

・朱標(しゅ・ひょう)/皇太子
演:何晟銘

・朱樉(しゅ・そう)/秦王
演:錢泳辰

・朱棡(しゅ・こう)/晋王
演:李雨軒

・バヤルンハイベ(伯雅倫海別)
演:張芷溪

 

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第25話 無血の勝利

 

燕王 朱棣と穎国公 傅友徳は元軍の陣営を包囲。張玉を降伏の使者として派遣しました。朱棣も一緒に行こうとしましたが、穎国公に反対されたので張玉の部下に変装してついていきました。

乃児不花(ナルプファ)は張玉が斉王を裏切り、藍玉の手先になったと批判。張玉は燕王の配下であり交渉内容を説明しましたが。ナルプファは信じませんでした。

そこで罠でないというなら燕王を自分たちの前に連れて来るようにいいます。すると兵士に扮していた朱棣が名乗り出ました。

するとナルプファは部下とともに燕王 朱棣に降伏。朱棣は彼らに食料を与え北平軍に編入しました。

感想と解説

洪武23年(1390年)。元軍のナルプファが燕王 朱棣に降伏して配下になったのは事実です。ただしこのときナルプファを説得したのは彼の古い友人の観童。ナルプファよりも先に燕王のは以下になっていたモンゴル人でしょう。

ドラマでも朱棣を立派な人物として描いてますし、歴史書でも朱棣ひとりの大手柄のように書かれています。でも傅友徳たち歴戦の武将たちの活躍が大きかったはずです。

 

第26話 旧友との決裂

 

洪武帝 朱元璋は信国公の湯和に鳳陽の功臣たちは不法に土地を所有しているのか聞くと。湯和は功臣たちは土地を耕せない農家から田畑を購入していると話しました。そこで洪武帝は太子に命じて鳳陽の人口と租税の記録を調査させました。

それを知った李善長は淮西出身の仲間たちと話し合いました。皇帝が燕王を京に呼ぶのは彼に再び錦衣衛を任せるつもりだと心配。李善長は仲間のために皇帝に田畑を下賜してくれるようお願いしました。でも洪武帝はきっぱりと断ります。怒った李善長は洪武帝を暴君と呼んで去りました。

洪武帝は李善長に失望し、錦衣衛の権限を復活させて李善長と仲間たちを捉えさせることにするのでした。

洪武23年(1390年)。韓国公 李善長、延安侯 唐勝宗、吉安侯 陸仲亨、滎陽侯 鄭遇春、平涼侯 費聚、南雄侯 趙庸、宜春侯 黃彬、河南侯 陸聚の功臣たちが投獄されました。

 

感想と解説

 

ドラマでは土地問題で李善長たちを捉えました。そういう問題もあったでしょう。もっと大きな問題は権力を朱王家に集中させるためだと言われています。

李善長は、かつて粛清された胡惟庸との関係を蒸し返され一族もろとも抹殺されました。

勘違いしてる人も多いのですが朱元璋は農業をしていたわけではありません。確かに実家は小作農でした。朱元璋は子供の頃に奉公に出されて牛の番をしてました。親が死んだ後は寺に入れられてます。貧しい人の暮らしは知ってるので民の暮らしを良くしたいという思いはあるでしょうが。自ら田畑を耕すことはありません。

 

第27話 獄中の詩

 

朱棣は獄中の李善長の漢詩を読んで洪武帝を秦の始皇帝に例え明の滅亡の意味を込めたものだと解釈。その報告を聞いた洪武帝 朱元璋は捉えた臣下たちを次々に処刑。獄中の李善長は朱元璋を罵倒しました。

朱標は洪武帝 朱元璋に藍玉の赦免を願い出ると洪武帝はそれを認めます。藍玉は雄英の母方の叔父なのです。

それを知った朱棣は納得いきません。漠北に入り父と兄のために働いたのに報われないと不満をぶちまけて北平に帰ってしまいます。洪武帝は朱棣を北平に行かせたくはなかったのですが、引き止めることはできませんでした。

 

感想と解説

朱標は自分が手柄をたてたのに報われないことや藍玉のことなどいろいろ不満があるようですね。

ドラマでは処刑された人は少なめですが。この粛清で1万数千人が処刑されたといわれます。李善長も一族70人近くが処刑されています。

このドラマの朱元璋はずいぶんと穏やかですね。朱元璋を美化し過ぎかな。

 

第28話 祈りの時

 

十二皇子・朱柏が領地から都にやってきました。皇太子 朱標を訪ねて一緒に酒を飲みますが、朱棣といっしょに飲めないことを残念がります。

朱棣は朱標に会いたくないので朱標が視察のために都を出た後、洪武帝 朱元璋に会いに行きました。洪武帝は朱棣を褒め称えます。

ところが西安にいる朱標が病気で倒れたとの報告が入るのでした。それを聞いた洪武帝も倒れてしまいます。

そして朱標は帰らぬ人に。

 

感想と解説

朱棣と朱標のわだかまりが残ったままなのは残念です。結局、仲直りできないまま朱標が倒れてしまいました。

史実でも洪武帝と朱標は都が南京では不便だと考え遷都しようとしていました。朱標は都の候補を視察。西安がよいと報告を書いてます。でもその直後に病気で倒れてしまいました。

朱標は洪武帝が早くから後継者と決めて教育してきた人物。朱標の子があとを継ぐことになるのですけど。朱標の兄弟たち、とくに朱棣が野心を持たないはずがありません。結局、このあと明が大きく混乱することになるのです。

 

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