中国ドラマ「宮廷の諍い女(きゅうていのいさかいめ)」の第46~50話のあらすじ・ネタバレの紹介記事です。
18世紀の大清帝国。第5代皇帝・雍正帝の治世。
雍正帝は甄嬛が碎玉軒を出ることを許可しましたが。侍衛に厳重に監視させていました。
大臣の瓜尔佳・鄂敏は皇帝の前で甄嬛の父。甄遠道を批判。皇帝は警戒心を抱き、甄遠道を解任、投獄しました。さらに家族も屋敷内に監禁されてしまいます。
太后は甄嬛のお腹の中の子供の健康を心配して、甄嬛に家族のことは知らせずにいました。ところが安陵容は皇后の命令に従い、わざと伝えさせます。甄嬛はショックを受けました。
雍正帝は甄遠道甄遠道を家族とともに流刑にするのでした。
甄嬛は苦しい中で一人の女の子を出産しました。その子は「朧月」と名付けられ、皇帝は喜ぶのですが。甄嬛はすでに皇帝に絶望、皇宮を去る決意をするのでした。
宮廷の諍い女 登場人物
甄嬛(しんけい)
演:孫儷(スン・リー)
ヒロイン、雍正帝の側室
雍正帝(ようせいてい)
演:陳建斌(チェン・ジュンビン)
清朝の第5代皇帝
沈眉荘(しん・びそう)
演:ラン・シー
雍正帝の側室
安陵容(あん・りょうよう)
演:タオ・シンラン
雍正帝の側室
皇后・烏拉那拉(ウラナラ)宜修(ぎしゅう)
演:蔡少芬(エイダ・チョイ)
雍正帝の皇后
果郡王(かぐんおう)
演:リー・トンシュエ
雍正帝の異母弟
第46話 廃妃、尼寺へ
甄嬛は娘の朧月(ろうげつ)の安全を守るためにも自ら宮殿を離れ、甘露寺で修行することにしました。甄嬛は敬妃に朧月を育ててほしいと頼みました。そして甄嬛は沈眉庄や温実初に見送られながら皇宮を後にしました。
甄嬛は甘露寺に移り「莫愁(ばくしゅう)」の法名を与えられました。しかし静白法師たちに妬まれて重労働をさせられつらい日々が続きます。
一方、皇后は安陵容や祺嬪(祺貴人)などを皇帝に仕えさせ、宮中で勢力を拡大していました。甄嬛がいなくなり沈眉庄は悲しみに暮れました。温実初は御医の立場を利用して宮殿と甘露寺を往復、甄嬛を密かに守っていました。
果郡王 允礼(いんれい)は甄嬛が出家したことを知り、朧月の肖像画を持って甘露寺を訪れました。
第47話 長相思の主
皇后は敬妃たちと共に甘露寺に参拝に行きました。甄嬛は柱の陰に隠れて見つからないようにしていましたが。沈眉庄に会ったときに祺嬪に見つかってしまい皇后の前に連れてこられます。皇后や妃嬪たちは甄嬛を侮辱するのでした。
沈眉庄は宮殿に戻り、甄嬛の「碎玉軒」に住むことを太后に願い出ましたが、願いは聞き入れられません。敬妃は朧月を大切に育てていましたが、甄嬛のために雍正帝にお願いをするのですが叱られます。
皇太后はそんな雍正帝の態度を見て母として甄嬛が心配になり、芳若を定期的に甄嬛のもとに向かわせました。
そんなある日、甄嬛は果郡王の生母・舒太妃と出会い意気投合するのですが。
第48話 一途な想い
宮中では皇后が一人で大きな力を持っています。でも雍正帝は依然として甄嬛のことを気にしていて皇后はそれに頭を悩ませています。
甄嬛はつらい労働で身体が弱っていました。そこで尼僧たちは甄嬛が肺病になったといいがかりをつけて寺から追い出してしまいます。甄嬛は新しい住処の凌雲峰に行く途中で倒れてしまいます。
果郡王 允礼はこのことを知って阿晋と共に大雪の中、馬に乗って駆けつけて甄嬛を清涼台に運びました。甄嬛は嬉しく思うのでした。
温実初は甄嬛の面倒を見ようとしましたが果郡王が甄嬛に好意を抱いていることに気づきます。甄嬛は高熱が出てなかなか下がりません。そこで果郡王は自分の身体を雪で冷やし、その身体で甄嬛の熱を下げようとします。その結果、甄嬛は助かりましたが、果郡王も病気になってしまいます。甄嬛は果郡王のもとを訪れ2人の気持ちは少しずつ近づいていきます。
ところがその時、雍正帝が敬妃と娘の朧月を連れて突然清涼台を訪れたのでした。
第49話 天地で唯一の愛
果郡王の愛をなかなか受け入れなかった甄嬛ですが、常に付き添って看病してくれる果郡王に心を打たれついに彼を受け入れることにしました。
雍正帝は年氏とその仲間を排除した後、隆科多の粛清を決意します。隆科多(ロンコド)は皇太后の昔の恋人でした。雍正帝はこの事実が自分の汚点になると感じ、彼を排除することにしたのです。
皇太后は雍正帝にロンコドの処刑を思いとどまらせようとしましたができません。そこである決意をしました。皇太后は昔の恋人が息子によって処刑されるのを避け、皇族の名誉を守るため。自ら隆科多を訪ねて毒酒を飲ませ毒殺しました。しかし皇太后は心を痛め病になってしまいます。
温実初は甄嬛と果郡王が恋に落ちていることに気付きショックを受けました。皇太后は隆科多の件で病気になり床に伏せていましたが、雍正帝は皇太后を労ろうとしません。沈眉庄だけが皇太后のそばで世話をしていました 。
感想と解説
史実では隆科多(ロンコド)と皇太后 烏雅(ウヤ)氏は恋人ではありませんが。ドラマでは恋人の設定なんですね。
隆科多が雍正帝に粛清されたのは事実。雍正帝の即位に協力した隆科多が、権力をもち勝手な人事を行ったりあまりにも横暴になったからです。
第50話 断ち切れぬ未練
雍正帝が熱を出し寝込んでしまいました。皇太后は安陵容のせいだと怒りましたが、長とその日は甄嬛の誕生日だと聞き、甄嬛を許すことにしました。一方、祺嬪たちは安陵容が雍正帝の看病をするのを反対していました。皇后は安陵容と祺嬪が仲が悪いのを知ります。
果郡王は宮中にもどり雍正帝を見舞いました。すると雍正帝がうわ言で甄嬛の名を呼ぶのを聞いてしまいます。
皇后はしだいに安陵容が手に負えなくなってきたので祺嬪を使って安陵容を抑え込もうとします。
一方、果郡王と甄嬛は山に行き毒蛇に噛まれた男を助けました。甄嬛は男の特徴からジュンガルだと気づきます。彼は甄嬛に好意を持ったようでしたが。
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