中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」の第13・14・15・16話のあらすじ・ネタバレ紹介記事です。
15世紀の明朝。永楽帝の治世。
漢王妃は亡くなってしまい、孟紫澐は責任を取らされて尚食の座をはく奪。雑役に配置換えになりました。毎日尚食局に食材を届ける役目を担当。さっそく嫌がらせを受けていました。
姚子衿は草舎に食事を運びましたが宴のために4日も徹夜していたので待っている間に居眠りをしてしまいます。仕事を終えた朱瞻基は姚子衿が居眠りしているのを見つけると彼女を抱きかかえて草舎に運びました。そして気がついた姚子衿に尚食局を辞めて草舎に来ないかと言いますが姚子衿は断りました。
月が美しいので朱瞻基が笛を吹き、姚子衿が琴を弾きました。草舎の外には胡善祥が来ました。胡善祥は琴の音色に気が付き、朱瞻基が新しい女ができたのだと思いました。さっそく彼女は部下に誰が琴を弾いているのか調べさせます。
数日後。胡善祥は姚子衿にいくつかの軽食を持ってくるように命じるのでした。
尚食 主要人物
・朱瞻基(しゅ・せんき)/皇太孫
演:許凱(シュー・カイ)
・姚子衿(よう・しきん)
演:呉謹言(ウー・ジンイエン)
・游一帆(ゆう・いつはん)/朱瞻礼(しゅ・せんれい)
演:王一哲(ワン・イージョ)
・朱棣(しゅ・てい)/永楽帝
演:于栄光(ユー・ロングァン)
・朱高熾(しゅ・こうし)/皇太子
演:洪剣濤(ホン・ジェンタオ)
・朱高煦(しゅ・こうく)/漢王
演:王東(ワン・ドン)
第13話 最後の胡桃
永楽帝は遠征に出ることになりました。朱瞻基(しゅ・せんき)は祖父の健康を心配して自分が代わりに行くと言います。永楽帝は孫の気持ちに感動し「戻ったら一緒に狩りをしよう」と言い残して遠征に出ました。朱高熾(しゅ・こうし)は監国として残りました。
朱瞻基は兵糧輸送の準備を進、前線の情報を集めていました。やがて永楽帝が病逝したという知らせが届きます。
朱高熾は悲しみに打ちひしがれますが、太子妃は冷静に考え皇帝の死を隠して葬儀の準備を進めるよう命じました。また殉葬される妃嬪の名簿を朱高熾に差し出し、大明律に従って子を授かっていない妃嬪40人を殉葬するように言います。
姚子衿(よう・しきん)と殷紫萍は、荘妃のために彼女の好物だった胡桃汁粉を作って届けますが。荘妃はこの味ではないと拒み、母に会いたいので紫禁城を出してもらえるように姚子衿に助けを求めます。
姚子衿は荘妃の日没までに必ず戻るという言葉を信じて荘妃を逃しました。しかし荘妃は日没が迫っても戻りません。姚子衿は命懸けで荘妃を探し続けます。すると荘妃が美しく着飾って現れるのでした。
感想と解説
明はこの時代になっても殉葬していたんですね。ひどい習慣です。
永楽帝の死後、子のない妃嬪たちが殉葬されたのは事実。
荘妃のモデルになったのは韓麗妃。彼女も殉葬されました。
第14話 鳳凰佩の秘密
永楽22年8月。朱高熾(しゅ・こうし)は皇帝に即位し、洪熙帝(こうきてい)になりました。
朱瞻基(しゅ・せんき)は太子に、胡善祥(こ・ぜんしょう)は太子妃になりました。
胡善祥は疲れが重なり咳が止まらず体調を崩していました。尚食局は姚子衿に滋養のつく料理を太子妃に届けるように命令します。
姚子衿は蓮の葉粥と桂花芋乳を作り、胡善祥に届けました。胡善祥は姚子衿の料理を褒めて太子にも同じものを届けようとします。しかし、そこへ胡司膳が現れ、姚子衿が荘妃を逃亡させたことを暴露してしまいます。
さらに胡司膳は姚子衿が皇后だけが持つ鳳佩を荘妃に渡していたと言います。その鳳佩は先帝が自ら彫り、先の皇后が常に持ち歩いていたものでした。先の皇后は臨終の際、皇帝に鳳佩を太子妃に渡すよう遺言していたというのです。
胡善祥は姚子衿の正体に驚き、真実を問いただします。
洪熙帝 朱高熾は即位後、新しい政治を次々と行いました。民の負担になる税を免除、罪人を許したり、北京は北方民族の攻撃を受けやすいので南京への遷都を計画しました。
でも祖父の志を受け継ぎたい朱瞻基は父に諫言。遷都には大反対します。洪熙帝は怒り、朱瞻基に詰め寄るのでした。
一方、太子妃の宮殿では胡司膳は姚子衿は先帝が太子妃に定めた正妃だと暴露。姚子衿は幼い頃に宮中に送られたことがありました。胡司膳は姚子衿が意図的に正体を隠して入宮したと主張し、彼女を殺害しようとするのでした。
感想と解説
第15話 懐妊騒ぎ
孟紫澐(もう・しうん)は、尚食に復帰、洪熙帝に料理を振る舞います。洪熙帝は料理を絶賛しますが、長寿山での伐採禁止令を聞き庶民が燃料不足に困っていることを知ります。
孟紫澐は宮内で不正が行われていることを密告。光禄卿・井泉(せいせん)が皇帝の意志に反して南京から玉面狸を探しているというのです。
そこで取り調べが行われ、井泉が私腹を肥やしていることがわかり逮捕されました。さらに尚食局が帳簿の改ざんに関わっていることが判明。胡尚食の行いでしたが、王司膳が罪を被ることになってしまいました。
一方、胡尚食は皇后の食事を姚子衿に任せました。姚子衿は胡尚食の真意を測りかねます。皇后は体調不良に苦しみ、潘司薬は懐妊と診断しまあした。しかし江司薬は診断に疑問を持ちます。
胡尚食は姚子衿に盛太医の処方箋に基づいた料理を作らせました。でも姚子衿は皇后の様子から懐妊とは考えにくいと感じています。
やがて皇后の体調は悪化。姚子衿は責任を問われそうになるのですが。
第16話 皇后の決断
張皇后の体調は悪化。侍医の診察に納得の行かない張皇后は、宮中を追放された太医の盛寅の診察を希望します。でも洪熙帝は郭貴妃の言葉に惑わされ、皇后の訴えを聞き入れようとしません。
絶望した張皇后は宮殿を去ろうとしますが、そこに朱瞻基が現れます。彼は盛寅を連れてきていました。張皇后は彼に診察を命じます。盛寅は皇后の病状を診察。気血不通による血滞であると診断します。しかし潘司薬ら侍医は盛寅の診断を否定、皇后が懐妊しているという主張を続けます。
太医院と盛寅の処方薬は正反対のものでした。皇后は盛寅の処方薬を服用。潘司薬ら太医たちは皇帝に盛寅の治療について報告。皇帝は激怒して朱瞻基を責めます。しかし、朱瞻基は皇后を守ろうとします。
姚子衿は皇后の回復を助けようと料理を作りました。皇后は盛太医の薬と姚子衿の料理によって体調が日一日と回復していきました。しかし胡司膳は姚子衿が料理を作り終えると、薬膳を皇后に届け皇后から褒められ手柄を独り占めにしていました。紫萍は怒るのですが姚子衿は気にしていません。
一方、洪熙帝の郭貴妃への寵愛は増々ひどくなり張皇后と郭貴妃との対立も激しくなります。その影響は尚食局にも及ぶようになっていました。
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