中国ドラマ「与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~」の6・7話のネタバレとあらすじ感想の紹介記事です。
与君歌(よくんか)は唐をモデルにした大興王朝が舞台。
この国では宦官の仇子梁が権力を握っていました。皇帝 文宗は宰相の王陽とともに仇子梁を倒そうとしましたが失敗。文宗の弟・武帝 斉焱が皇帝に即位。
斉焱は仇子梁に従っていますが、本心では仇子梁を苦々しく思っています。
程若魚は王揚の屋敷が敵の拠点になっているのを知り、潜入すると鞍王が監禁されていました。程若魚は鞍王を助けて逃げようとしますが、仇煙織に見つかってしまいます。
仇煙織は程若魚と鞍王を逃がして泳がせました。程兮はそれに気づいて鞍王を珖王 斉宸のもとに移します。
仇煙織は将棋営でも紫衣局でもない者がいて動いているのに気づいて調べようとしています。
一体何者が動いているのでしょうか?
与君歌(よくんか)の主要人物
・斉焱(せい えん)/武宗
演:成毅(チョン・イー)
・程若魚(てい じゃくぎょ)/淩泠/王若泠
演:張予曦(チャン・ユーシー)
・仇煙織(きゅう えんしょく)/王若清
演:宣璐(シュエン・ルー)
・珖王 斉宸(せい しん)/十三
演:韓棟(ハン・ドン)
・仇子梁(きゅう しりょう)
演:何晟銘(ミッキー・ホー)
・巌修(げん しゅう)
演:李俊逸(リー・ジュンイー)
第6話 玉真坊
仇煙織は程若魚に蔡嬸が口封じで殺されたことをわざと漏らし、玉真坊のことを教えて彼女に調査させます。
斉焱は程兮が密かに人を育てていることに気づき、裏切りを疑います。
程兮が皇帝に隠れて何かをしているは間違いありません。しかも皇宮の予算を使って戦闘員を養成しています。
まさか皇帝に敵対するつもりはないでしょう。彼女なりに何か考えているのだと思います。
それにしても、仇煙織はしたたかですね。
程若魚と斉焱は玉真坊に潜入。二人は鉢合わせしてしまいます。二人は戦闘になりますが罠が作動。
二人とも負傷しましたが、何とか脱出できてよかったです。
それに必死で戦う程若魚に斉焱は心を動かされたようです。二人の関係もこれで進展しそうですね。
程兮は先帝の遺志に従って紫衣局を再建。仇子梁を討つために刺客を育てていたことを斉焱に説明しました。
皇帝にも黙っていたとは、それだけ皇帝すら操る仇子梁を倒したいのでしょう。
皇帝が宦官のいいなりになる状況が何代も続いていますから。何とかしたい気持ちはあると思います。
しかしその裏では斉宸が動いていました。彼もまた仇子梁を倒したいと思っています。
斉宸にとってみれば、斉焱はまだまだ頼りない存在に思えるのかも知れません。
第7話 妖しい花
武宗 斉焱は程若魚に玉真坊と紫衣局の指揮を任せ、持剣人に指名しました。
例え仇子梁を倒すためとはいえ、皇室の資金を流用。皇帝に隠れて刺客を養成していたのですから謀反を疑われても仕方ありません。
この程度の処分ですんで良かったと思います。
斉焱が草庵で「仏見笑」という花を見つけ、それを程若魚のようだと言います。
ドラマの設定とは違いますが。仏見笑という花は実在します。野茨(のいばら)とか野薔薇(ノバラ)という野生のバラ科の植物です。この植物には利尿薬や下剤としての効果があるとされます。
素朴ですが力強い花とされ。斉焱が程若魚に似ていると言ったのはそのせいかもしれません。
このドラマでは幻覚作用があるという設定になってるので、怪しい花あつかいですけど。
武宗 斉焱は太皇太后の誕生祝を珖王 斉宸に任せることになり。都に戻ってきました。仇子梁や仇煙織は怪しいと思い探りますが、特に不信な点は見つかりません。
斉宸は権力争いから距離をおいて目立たないように生きてきました。
太皇太后は斉宸を信用してませんから、彼に誕生祝を仕切られても面白くないと思います。皇帝に言われたら仕方ありません。斉焱としも完全に信用したわけではないでしょう。
今の斉焱が信頼するのは程若魚だけです。
監視していた右馬もとくにおかしなことはないと言いますが。ここで仏見笑が重要なアイテムとして登場しますね。でも仇煙織も見逃してしまいそうです。
第8話 戻ってきた執剣人
程若魚は紫衣局に戻り再び執剣人となりました。
叔母の程兮が失脚して、その代わりに程若魚が復職したのですから。心中は複雑でしょう。
でもそのためにも、阿嫗の件はなんとしても自分の手で解決したいという想いが強いのではないでしょうか?
程若魚は武宗 斉焱を護衛しようとやってきましたが。斉焱は下がって休むように言います。ところが足が滑って転倒。程若魚とキスしてしまいます。
程懷智がその場面を目撃。程若魚は顔を真っ赤にして逃げてしまいました。
中国ドラマではよくある展開です。昭和の少女漫画みたい。
ところで程懷智の誤解はこのあと何かの伏線になるのでしょうかね。
右馬は仇子梁から珖王 斉宸との内通を疑われます。右馬は自害して身の潔白を主張するのでした。
死んだら本当に内通してたかどうかわからないですけどね。本人が生きていないから仇子梁の解釈次第になるし。
それはともかく、斉宸はなかなかの策士ですね。仇子梁に従っていた右馬を排除できたのですから。仇煙織は斉宸をしてはと仇子梁に進言しますが。そうなれば斉焱と敵対するのは決定的ですし、簡単に殺すわけにもいかないのでしょう。
第9話 新たな手駒
廬従で反乱が発生。節度使の史佺中が殺害され彼の妻・寧和郡主も囚われの身に。弥紗郡主 劉彌紗が寧和郡主を救出。都に戻ることになりました。
それを知った仇子梁は城外で出迎えるように進言します。
寧和郡主は和親公主として遠方の廬従に嫁がされていました。寧和郡主は武宗 斉焱の叔母にあたる人物。
何やら仇子梁とは因縁があるようです。
程若魚は寧和郡主が「第三の人物」だと思っています、斉焱には何か思惑があるようです。
仇子梁は寧和郡主の帰京をみとめたものの、仇煙織たちと相談して寧和郡主を殺害することにしました。
仇子梁は鞍王 斉溶と会いました。怠惰な鞍王に仇子梁も満足しています。
中国の王族はコオロギ飼うの好きですね。昔からコオロギを争わせる遊びがあります。斉溶は政治に無関心で遊んでばかりいるようです。
仇子梁はそんな斉溶を利用。武宗が従わないときは、斉溶に取り替えようとしているんですね。
感想と今後の展開は?
程若魚が紫衣局に復帰できたのは良かったのですが。叔母の程兮が失脚しての復帰なので程若魚は素直には喜べませんよね。
仇煙織は程兮を悪く言って程若魚を味方にしようとしていますが、それで仇煙織と手を組むような程若魚ではないでしょう。でも手を組むと思わせておいて仇煙織の動きを探るという方法もあっただけにちょっと悔やまれるかも。
第三の人物と言われている寧和郡主が都に戻ってきそうです。仇子梁と因縁がある人物のようで、彼は寧和郡主を殺害しようとしています。よほど邪魔なのでしょう。寧和郡主のいったい何がそこまで彼をそこまでさせるのでしょうか。
程若魚と武宗 斉焱にはアクシデントの連続で、周囲には二人がデキてると思われてしまいました。周囲の期待?とは反対に程若魚にはその気はないようですけれど。この関係が本物の恋に発展するのかもしれませんね。
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