中国ドラマ「始皇帝 天下統一」の11・12・13・14・15話ネタバレとあらすじ感想紹介記事です。
荘襄王の体調はさらに悪化。
荘襄王と呂不韋は嬴政を太子にしようと考えているのですが。華陽太后は成蟜を後継者に考えています。
華陽太后は策略を使って趙姫と嬴政を幽閉。荘襄王に成嬌を太子にするよう迫るのでした。
嬴傒は陽泉君から嬴政の実父について噂を聞かされ趙姫に真偽を尋ねますがビンタを喰らいます。
華陽太后と陽泉君は成嬌を太子にするために強引な手段に出ました。荘襄王の体調も不安です。
嬴政と趙姫はどうなるのでしょうか。
「始皇帝天下統一」のあらすじとネタバレ・感想を紹介します。
始皇帝天下統一 番組情報
原題:大秦賦
2020年、中国
全78話
原作小説:大秦帝國之東出
作者:孫皓暉
主要人物
・嬴政(えい せい)
秦の荘襄王の長男。後の始皇帝。
演:張魯一、少年:李卓釗、子役:延鴻峰
・呂不韋(りょ ふい)
演:段奕宏
・趙姫(ちょうき)
演:朱珠
・嬴子楚/異人
演:辛柏青
・華陽夫人
演:鄔君梅
・嬴柱/孝文王
演:馮暉
・嫪毐(ろうあい)
演:葉項明
第11話 華陽の変
嬴政は出自の噂を知ってしまう
嬴政は捕らわれの身になり、自分の出自についての噂を聞いてショックを受けます。嬴政は蒙毅と言わ替わって抜け出すと趙姬のもとに向かいました。でもそこには贏傒がいたので母に会う事はできません。
嬴政は自分が呂不韋と趙姫の子だという噂を知ってしまいました。もちろんショックを受けますよね。こういうのはその噂が事実かどうかよりも、噂を流して敵のイメージを悪くすることが重要。現実に2000年経った今でも嬴政の父が誰なのか疑問を持つ人がいるくらいですからね。史記を書いた司馬遷がでっち上げたのか、秦の時代にそういう噂があったのかは分かりませんが。影響は大きいですよね。
王族として生きる嬴政の覚悟
嬴政は呂不韋に刀を突きつけて噂の真偽を問いただしました。呂不韋は嬴政が贏氏の嫡子だと言うと嬴政を励まします。呂不韋の言葉に勇気づけられた嬴政は屋敷を飛び出し、華陽太后に捕らわれた父を救出するために屋敷を出ました。呂不韋も役人たちを引き連れ宮殿に向かいますが阻止されてしまいます。
嬴政は動揺して呂不韋が父ならそれを受け入れるつもりのようです。よほどショックだったのでしょう。でも呂不韋としては嬴政に王の後継ぎの自覚を持ってもらわないと困ります。呂不韋の必死の説得で嬴政は王家の人間として行きていく覚悟をしたようです。
第12話 太子 政
政派と成蟜派の対立が続く
呂不韋たちが足止めされていると、蒙武が兵を率いてやってきました。呂不韋は兵たちとともに強行突破して宮門を開けました。そのスキに嬴政は父・荘襄王の救出を試みます。
贏傒は趙姫の言葉で考えを変えると嬴政を王にするため趙姫とともに荘襄王のもとに向かいます。
贏傒は結局、趙姫の味方をするんですね。趙姫の嬴子楚への想いが本物だと思ったのでしょう。例え嬴政がいなくなっても成蟜がいる以上、贏傒が王になれる可能性は低いですから。嬴政か成蟜のどちらの味方になるのか選ばないといけないんですよね。
華陽太后の反乱失敗
荘襄王のもとに華陽太后配下の兵が乱入。荘襄王を殺害しようとします。そこに嬴政が現れ王を救うと趙姫と合流。
呂不韋と陽泉君の兵が睨み合っている所に荘襄王が現れ戦いを止めさせました。華陽太后たちを処分した後。荘襄王は嬴政に後をたくして息を引き取ります。
華陽太后の反乱は失敗。でもこのドラマで描かれる「華陽の変」は実際には起きてません。華陽太后は秦王 嬴政時代にもいましたからね。でも陽泉君は嬴政の時代には記録に出てこないので、何かあったのかも知れませんね。
そして荘襄王が早々と亡くなり嬴政が即位することになりました。呂不韋としては荘襄王にもう少し長く生きてほしかったかもしれません。というのも呂不韋の地位は荘襄王が保証しているから安泰なので、後ろ盾がないと華陽太后や成蟜派に実権を奪われる可能性もあったわけですから。
ドラマはその危険性をわかりやすく表現したといえるかも知れませんね。
第13話 若き秦王
嬴政の即位と権力を持った呂不韋
短い間に秦の王が何人も亡くなり。嬴政は若くして秦王になりました。呂不韋は相邦になりました。呂不韋は早速勝手な人事を始めます。
嬴政は13歳のハズですが。どうみても13歳には見えません。これだけ成長していれば呂不韋が権力を握ることもなかったでしょう。もう一人若い俳優を使えばいいのに。ミスキャストですよね。
趙の動き
趙では秦の王が交代したのを知って、秦を攻めようとします。でも楚には同盟を断られてしまいました。嬴政が秦王になったのを知った趙偃は自分も太子になろうと活動を開始します。
王が交代するのは他国から狙われやすいタイミング。しかも新しい秦王は10代前半の若い王。となれば攻め来る国がいてもおかしくありません。でも実際にはどこも攻めてきませんでした。すでに秦はそのくらい強くなっていたからです。
ドラマでは人質だったあの政が王になったんだから自分も。と趙偃が太子になろうとします。その気持はわからないではありませんが、でも普段の行いが良くないし、太子の趙佾がいるので今のところ難しいですよね。でもこの人物があとで王になるのですから不思議なものです。
第14話 奇才 李斯
李斯と嫪毐
李斯が街をぶらついていると、嫪毐(ろうあい)が店で無銭飲食をして店の者と争っていました。李斯は嫪毐を助けとうしましたが一緒に捕まりそうになります。そこに王綰がやってきてその場を収めました。王綰は李斯を呂布に紹介しようとするのですが、李斯は断ります。
嫪毐と李斯が登場。このドラマでは嫪毐と李斯の扱いが大きく、どちらも早い段階で登場します。それにしても李斯はかなり自信があるようで、王綰の推薦を断り自力で士官するつもりのようです。
李斯の目論見通り、彼の落書きを見た呂不韋は李斯に興味を持ちました。試験のない時代ですから自分でアピールする能力も必要ですよね。
呂不韋に頼ろうとする趙姫
趙姫は荘襄王の死後、幼い嬴政を不安に思って呂不韋に頼ることにしました。呂不韋を招いて関係を築こうとします。
なにかと色恋沙汰で脚色されがちな史記ですが、趙姫としては幼い我が子のためにしたことと考えれば納得もいきます。
第15話 独裁
独裁を強める呂不韋
秦王政元年。秦は東方遠征を開始。蒙駿と麃公は勝ちました。でも呂不韋は新しい法律に違反した麃公を罰します。秦王嬴政はその処分に納得できませんが、呂不韋の力には逆らえません。
お飾りの嬴政にはまだ権力はありません。法律を守るのを優先させる呂不韋の言い分はもっともですが。独善的な部分もあります。嬴政は呂不韋に不満を持ちつつあるようですね。一方では
韓非の進言
韓では秦の強大化に危機感が高まっていました。韓非は政治改革をして富国強兵を目指そうと低減しますが。韓王は認めません。呂不韋は韓に人材を求め、韓王は技術者の鄭国を派遣。秦に派遣された鄭国を李斯が出迎えました。
韓は戦国七雄の中では最弱国。大国に挟まれて苦しい立場です。特に秦からの圧力には困っている様子。でも国の将来を心配している韓非に比べると韓王は危機感が少ないようですね。
次のエピソード>
<前のエピソード
コメント