風起隴西 第13・14・15・16話のネタバレ・あらすじと感想

風起隴西 あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」第13・14・15・16話の感想とねたばれ・あらすじの紹介記事です。

魏・呉・蜀が争いを繰り広げていた三国時代の末期。

前回までで曹魏の間諜・燭龍が高堂秉だということが明かされました。でも司聞曹の生きている者で燭龍の正体を知っている人はいません。

一方、五仙道への攻撃は続いています。ところが翟悦が大変な目に会ってしまいます。

 

 

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風起隴西 主要人物

・陳恭(ちん・きょう)/白帝
演:陳坤(チェン・クン)

・荀詡(じゅん・く)
演:白宇(バイ・ユー)

・諸葛亮(しょかつ・りょう)
演:李光潔

・李巌(り・げん)
演:尹鑄勝

・楊儀(よう・ぎ)
園:俞灝明

 

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第13話 美人の計

 

陳恭(ちんきょう)は拷問を受ける妻・翟悦(てきえつ)を助けようとします。しかし翟悦は助けを拒み任務を優先して燭龍を捉えるように言いいます。そしてある手がかりを言い残して毒を使い自ら命を絶つのでした。

陳恭はなんとかして妻を救いたいのですが。黄預にばれたら任務が達成できませんし、二人の命が助かったとしても陳恭は一生裏切り者のまま。翟悦はそれがわかっていたので助けを拒んだのですね。役目のために家族まで犠牲にしないといけない陳恭は悲しいですね。

荀詡は柳瑩に会って馮膺の印章を盗んでほしいと頼みました。柳瑩は快く引き受けました。宴会の席で馮膺と会った柳瑩は彼をうまく誘導し、その間に侍女が印章を盗むことの成功するのでした。

ここがサブタイトルの美人の計の部分かな。色仕掛けで策略を仕掛けるのは中国ドラマによく出てきますし、現実にも行っているようです。柳瑩も馮膺が自分に好意を持っているのは知ってるのでうまく手玉に取ってますね。

 

美人計(びじんけい)=美人の計

強い敵とまともに戦うのではなく、美女を相手に差し出して相手の戦意や意欲、敵対心をそいでしまう作戦。土地や金銀を差し出さなくてすむので中国ではよく使われる作戦。

 

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第14話 無中に有(ゆう)を生ず

 

黄預は翟悦の死に疑いをもっていて、陳恭を疑っていました。関長老にもし陳恭が怪しかったら抹殺しろと支持を出します。

やっぱり陳恭は疑われています。関長老は陳恭の監視も兼ねているのですね。

高堂秉は巡視の名目で定軍山をおとずれ馬岱と会っていました。そのころ荀詁は偽の文書を使って定軍山に入り総成部の裏門の鍵を外します。

黄預たちが倉庫に放火。同時に陳恭は五仙道の者たちとともに総成部に潜入しました。密室に入ると連弩の図面を入手。途中、蜀軍に追われながらも関長老を始末して脱出。荀詔が外した門を開けました。

ところが荀詔は校尉の諫峻(しょうしゅん)に疑われて捕まってしまいます。

陳恭がうまく脱出できて作戦成功を喜んだのもつかの間。陳恭は諫峻からスパイと疑われてしまいます。確かに事情を知らない人から見たら怪しい動きをしたかもしれません。図面も無くなってますし、これは分が悪い。

そして陳恭は約束の場所に図面を置いて燭龍が現れるのを待つのですが。

 

無中生有(むちゅうしょうゆう)=無中に有を生ず

まず敵に小さな策略をしかけてそれに気づくようにする。それを何度も繰り返すと敵は気にしないようになる。最後に敵が油断したところに大きな攻撃をしかけて倒すこと。

人間の「慣れ」を利用した作戦。

 

第15話 東に声して西を撃つ

 

高堂秉は巡視を装って総成部に向かい、連弩の設計図を取りにやってきました。隠れていた陳恭は高堂秉に襲いかかって彼を拘束します。

陳恭はついに燭龍を見つけて捉えることに成功したのでした。

馮膺は設計図が奪われたのを知り、荀詡が怪しいと考えて諫峻のもとに向かおうとします。そこで陳恭と会って事情を知りました。

馮膺は陳恭を連れて総成部にいきさつを話すと、荀詡は拷問から解放されたのでした。

作戦は終わったものの。陳恭は妻の翟悦が亡くなったので喜べません。それはそうです。代償が大きすぎます。荀詡も自分の行いを悔やみます。荀詡の行いが翟悦の正体がばれるきっかけに鳴ったのですから。陳恭は亡き妻の復讐をすると誓います。

燭龍=高堂秉が捕まり、事件が解決かと思われましたが。荀詡は黒幕がいると思っているようですね。確かに高堂秉が谷正の存在を知るはずがありませんし、高堂秉よりももっと高い地位の人が関わっている可能性もあります。どうやら荀詡は馮膺が怪しいと思っているようですね。

 

声東撃西(せいとうげきせい)=東に声して西を撃つ

東で声を出させて東にいるように見せかけて東側に敵を誘い出し。西側から攻撃する作戦。陽動作戦のこと。

ある場所から敵を誘い出して守りを手薄にさせたり、統率を弱めて敵の守り弱くなったところを攻撃するのが目的。敵が誘いに乗らないと成功しません。

 

第16話 手に順(したが)いて羊を牽(ひ)く

 

軍謀司の司尉 高堂秉が曹魏の間諜だったことは大きな問題で、馮膺は責任をとって辞任しなけれいけないと覚悟していました。

(ふうよう)が引責辞任を覚悟する一方、陳恭(ちんきょう)はかつての師匠である李厳(りげん)から西曹掾の地位を約束される。

諸葛亮は再び会議を開いて北伐遠征について話し合いました。諸将は支持しているものの李厳たち反対派や皇帝の存在もあります。

大国の曹魏と戦って国力を消耗したくない反対派の気持ちもわかりますし。蜀はそれほど豊かではありませんし。豊かな地域を領有しなければいずれ衰退して滅亡という諸葛亮の意見もわかります。難しいですね。

陳恭は李厳から西曹掾に任命され、将来の司聞曹を託すとまで言われます。李厳と陳恭は師弟の関係。李厳は陳恭を信用しているようですね。

荀詡は牢獄を訪問、高堂秉を尋問。しかしすべてを話すには命の保証が必要というのでした。

一方。曹魏では郭淮が郭剛に会っていました。そして青萍計画の本当の計画を明かします。それは設計図を盗むのが目的ではないというのです。

なんと高堂秉も捨て駒に過ぎないとは驚きです。燭龍とはコードネームに過ぎず、高堂秉が捕まれば別の者が燭龍になるのですよね。最終的には蜀漢の諜報機関のトップに据えるというのでしょうか。だとすれば新しい燭龍が出現することになりますが、それはもしや。

これが順手牽羊ということでしょうか。

 

順手牽羊(じゅんしゅけんよう)=手に順いて羊を牽く

羊の大群から堂々と一匹を連れ去っても誰にも羊を盗んだことに気づかなかったことから。

組織が大きくなると隙や油断ができるのでそこを突いたり。少しずつ少しずつ損害を与えて、敵が攻撃を受けていると気付かされないようにダメージを与えること。

 

 

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