中国ドラマ「清越坊(せいえつぼう)の女たち〜当家主母〜」のあらすじ全話一覧リストです。
18世紀の清朝。第6代皇帝 乾隆帝(けんりゅうてい)の治世。織物の産地・蘇州にある名門織物工房の女将・沈翠喜(しん・すいき)が夫や妾、義理の弟と対立や協力をしながら。汚職役人の不当な仕打ちに立ち向かいます。
劇中では伝統技法の 緙絲(こくし)を織る人々が描かれます。今では衰退した技法とはいえ、歴史的に貴重で、王朝時代には人気が高く王室にも献上されていた品。そんな緙絲の技術を守り抜く人々の姿も描かれます。
当時の中国(とくに南部の漢民族)の習慣や生活なども描かれ、女性の置かれた立場や理不尽な役人の仕打ちなど。王朝時代の厳しかった暮らしもある程度は再現されています(それでも清朝は他の王朝よりも良かった王朝ですが)。
ラブ史劇・架空王朝系の中国ドラマとは違い、甘々な展開はなくシビアな内容のドラマです。
モメモメのお屋敷ドラマとしても楽しめますし。ワンパターンなラブ史劇に飽きた方にもオススメです。
清越坊の女たち 番組情報
原題:當家主母
2021年、中国
全35話
清越坊の女たち 時代背景
舞台になるのは清朝の第6代皇帝 乾隆帝(けんりゅうてい)の治世。
江南(長江から南)の蘇州では織物が発達。蘇州の緙絲は宮廷にも治められる品になり。緙絲の一大産地になっていました。
緙絲(こくし)
中国の伝統的な織物。日本では綴織(つづれおり)と呼ばれます。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)経糸を交差させた平織りを基本に、緯糸に様々な色の糸を使って絵画のような模様を再現した織物です。
緙絲は漢の時代から存在、唐・宋の時代に発展。清朝時代に盛んに作られ、乾隆帝の時代には最盛期を迎えます。蘇州は清朝時代には緙絲産業の中心地でした。
主なあらすじ
清朝 乾隆帝(けんりゅうてい)の時代。沈翠喜は江南(長江とその南)で織物の名門、任家に身を寄せ緙絲(こくし)の職人になりました。腕のいい職人になった沈翠喜は跡取りの任雪堂と結婚を認められます。
沈翠喜は当主の妻として織物工房を切り盛りしていました。ところが夫の任雪堂は幼馴染の曽宝琴(そ・ほうきん)が忘れられず、彼女を山塘街にある別宅に住まわせました。やがて二人の間には子供・秀山が産まれました。
ところが任雪堂は汚職役人の不正事件に巻き込まれて失踪。
当主が不在になった任家では、沈翠喜が秀山をひきとり後継者にしました。
沈翠喜は任家を守るため汚職役人たちと闘う決心をするのでした。
清越坊の女たち 主要人物
・沈翠喜(しん・すいき)
演:蔣勤勤(ジアン・チンチン)
織物工房・清越坊(せいえつぼう)の女主人
・林舒芳(りん・じょほう)
演:張慧雯。
沈翠喜に仕える侍女。
・曽宝琴(そ・ほうきん)
演:楊蓉(ヤン・ロン)
任雪堂の妾。秀山の生母。
・任雪堂(ちん・せつどう)
演:徐海喬(シュー・ハイチャオ)
沈翠喜の夫。曽宝琴の幼馴染。秀山の父。
・任秀山(じん・しゅうざん)
演:陳天雨(チェン・ティエンユー)
任雪堂と曽宝琴の息子。
・任如風(じん・じょふう)
演:李逸男(リー・イーナン)
任雪堂の異母弟。
・李照(り・しょう)
演:王雨(ワン・ユー)
蘇州織造局の高官。
清越坊の女たち 全話一覧
第1話 嵐の前触れ
第2話 任家の危機
第3話 妾の本分
第4話 女将宣言
第5話 反撃開始
第6話 夫の手紙
第7話 捨て身の覚悟
第8話 失われた技を求めて
第9話 新たな出会い
第10話 情の深い人
第11話 裏切り者の狂言
第12話 深まる想い
第13話 残された巾着袋
第14話 本当の気持ち
第15話 一場の夢
第16話 醜聞
第17話 任家の反撃
第18話 春に散る花
第19話 悲しみを乗り越えて
第20話 雨降って地固まる
第21話 狼と猛犬
第22話 若女将の覚悟
第23話 生きる
第24話 直訴の太鼓
第25話 捨て身の覚悟
第26話 冤罪の行方
第27話 任家の再起
第28話 すれ違い
第29話 秘めた想いとともに
第30話 再出発
第31話 新たな出会い
第32話 家訓の束縛
第33話 意のままに
第34話 自立への道
第35話(最終回)新たなる挑戦
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