永楽帝 大明天下の輝き ドラマ第17・18・19・20話ネタバレ感想とあらすじ

永楽帝 あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「永楽帝~大明天下の輝き~」の第17・18・19・20話あらすじとネタバレ紹介記事です。

明朝の初期を舞台に明朝最大の領土を獲得した第3代皇帝 永楽帝のドラマ。

錦衣衛を率いる朱棣は怪しいものを次々に逮捕していました。

徐妙雲の息子・朱高熾が病気になり、治療をうけたものの体調は悪化。仕事を優先する朱棣と子を大事に思う徐妙雲の間で夫婦間の溝ができてしまいます。

錦衣衛の強引な調査は続き朝廷では皆が怖がり、太子 朱標は弟の暴走に頭を悩ませます。しかし洪武帝 朱元璋は厳しくすべきと朱棣に続行させます。

冤罪を訴える役人が自害したり、門の前で膝まづいたりしていますが。朱棣は錦衣衛を使って彼らを逮捕。朱亮祖が錦衣衛の隊員を捉えて殺害する事件が発生してしまいます。

さらに朱棣を支持する朱雄英と批判的な朱允炆が口論に。洪武帝 朱元璋は朱允炆の話を聞き、朱棣が度が過ぎていると判断。朱棣を拘束されてしまいます。

永楽帝 ドラマのネタバレとあらすじ 全話一覧

 

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「永楽帝」主要人物

・朱棣(しゅ・てい)/燕王
演:馮紹峰(ウィリアム・フォン)
子役:成毅

・徐妙雲(じょ・みょううん)
縁:穎児(イン・アル)
子役:雨婷児

・朱元璋(しゅ・げんしょう)/洪武帝/太祖
演:陳宝国(チェン・パオグオ)

・馬皇后/孝慈高皇后
演:王姫(ワン・ジー)

・朱標(しゅ・ひょう)/皇太子
演:何晟銘

・朱樉(しゅ・そう)/秦王
演:錢泳辰

・朱棡(しゅ・こう)/晋王
演:李雨軒

・徐達(じょ・たつ)
演:張豊毅

・ココテムル(擴廓帖木児)/王保保 北元の斉王
演:張光北

・バヤルンハイベ(伯雅倫海別)
演:張芷溪

 

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第17話  好機の到来

 

徐妙雲は雨の中、朱棣のために馬皇后に会いに行きました。雨の中座り込む徐妙雲は倒れてしまいます。診察の結果、徐妙雲の懐妊が発覚。

馬皇后は洪武帝 朱元璋に会いに行き、徐妙雲が倒れたのも朱高熾が虚弱体質になったのも朱元璋のせいだと非難。朱棣を減刑するように言います。

朱棣は釈放され恵済寺に移されることになりました。しかし朱亮祖は刑がかるすぎると不満でした。胡惟庸は洪武帝が朱棣を気に入っているのだと理解します。

恵済寺に送られた朱棣は僧侶の道衍(どうえん)から税を収める官吏が都にやってくると聞かされ、好機到来したと思います。

洪武帝は朱棣のかわりに十二皇子 朱柏に錦衣衛の副指揮の役目を与えます。朱柏は都にやってきた役人たちを「空印を持っている」という理由で突然逮捕するのでした。

 

感想と解説

雨の中座り込み→倒れる。何かで倒れて診察→懐妊発覚。もうおなじみのパターン。中国ドラマは似たシチュエーション多すぎ。

洪武帝って粛清大好きですけど家族には甘いんですよね。朱棣にそんなにひどい罰を与えるとは思えません。十二皇子 朱柏は汚れ役を押し付けられてしまいましたね。

今回のエピソードは歴史上は「胡惟庸の獄」とよばれる粛清事件の始まり。「明史」では横暴で謀反をたくらんでいた胡惟庸たちを洪武帝が処罰したものだとされますが。

でも実際には「胡惟庸の獄」は邪魔になった古い重臣を粛清したのだといわれます。

 

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第18話 空印(くういん)の業(ごう)

朱棣たち錦衣衛が活躍して「空印」持っていたいた官吏たちが次々と逮捕され、彼らの不正が明らかにされました。そして洪武帝 朱元璋は空印による汚職を理由に役人たちを大量に粛清。朱亮祖を含めて数万の者が犠牲になりました。

淮西派の公侯たちは韓国公 李善長に助けを求めましたが、李善長は協力を拒否。呂本にある役目を命じました。胡惟庸が書いた書状を受け取った洪武帝は胡惟庸に自害を命じます。

その後。役人を大量に粛清したため、朝廷は役人不足に陥ってしまいます。

 

感想と解説

空印(くういん):
地方の役人が中央に税を収めるとき。決算書の書き間違いや、修正のためにあらかじめ長官の印を押した用紙を用意しておく慣習がありました。当時、明朝では当たり前に行われていました。

空印案(空印事件):
ところが洪武帝は突然「空印は不正の温床だ」と事前に何の警告もなく空印を持っていた者を一斉に逮捕、罰します。この事件を空印案(空印事件)といいます。

胡惟庸は洪武帝のために率先して空印を持つ役人を逮捕しました。洪武帝にとっては胡惟庸は功労者です。ところが胡惟庸も犠牲になります。

胡惟庸の獄:
空印事件が片付いた後、胡惟庸は謀反の罪で突然逮捕・処刑されてしまいます。胡惟庸の関係者や大勢の役人が粛清されました。これを「胡惟庸の獄」といいます。

明朝の記録では胡惟庸は日本やモンゴルと結託して謀反を企てた事になってます。謀反の罪は洪武帝のでっち上げなので、さすがにそこまでは再現してませんね。

 

第19話 兄弟の情

 

空印事件から胡惟庸派の粛清によって大量の役人が処罰され、朝廷や役所は深刻な人手不足になりました。

太子 朱標は燕王 朱棣のもとを訪問。役人を処分する命令は自分が出したのだから世間の非難は自分が引き受ける。朱棣に非難がいかないようにすると言い。朱棣は兄の思いを知り感謝します。

洪武帝は新たに役人を採用しようとしますが、思ったほど役人のなり手は現れません。

洪武帝は丞相を廃し、六部五府を設置。再び丞相を設置するよう上奏すれば重刑に処すると宣言します。

感想と解説

「空印事件」「胡惟庸の獄」の後の話。ドラマ通り、深刻な人材不足に。当然役所の事務仕事は停滞。今回の粛清では冤罪で殺された人も多かったので、当然怖くて役人になろうという人はあまりいません。

さらに丞相や中書省が廃止され朝廷や役所の権限が低下。皇帝の独裁体制が進みます。

空印事件から胡惟庸の獄は洪武帝が独裁体制を進めるために仕掛けたもの。胡惟庸も邪魔になったので粛清されたようです。

不正摘発を理由に政敵を排除して独裁を進めるのは今の習近平と同じ。

中国ではドラマにも政府の検閲があるのでできるだけ政府=朱元璋側に好意的に描いてますが(これでも)。実際はもっと酷かったでしょうね。

 

第20話 悲運の連鎖

 

朱棣は道衍と会って洪武帝の思惑を聞きました。

太子 朱標は長男・朱雄英(しゅ ゆうえい)をつれて漕運を巡視。ところが朱雄英が疱瘡にかかってしまいます。都に戻された朱雄英を馬皇后が自ら看病しました。

朱雄英の異母弟の朱允文(しゅいんぶん)は霊廟の前で兄の回復を祈ります。

しかし朱雄英は亡くなり、宮中は悲しみに包まれました。馬皇后は孫を失った悲しみで自らも病にかかってしまいます。馬皇后は誰とも会うのを拒み、免疫のあるバヤルンハイベが馬皇后の看病をしました。

そして太子 朱標まで病に倒れてしまいます。

 

感想と解説

朱雄英はわずか9歳で病死しました。そして馬皇后まで。不幸の連鎖が続きます。

燕王 朱棣が北平に赴任したのが洪武13年(1380年)
朱雄英の死亡が洪武15年5月(1382年)享年9歳
馬皇后の死亡が洪武15年8月16日(1382年)享年50歳

朱棣が北平に行く時期が前後してますが、朱雄英の直後に馬皇后が死亡したのは事実。

大量に粛清したあとだけに嫌な流れになってしまいますね。馬皇后の死亡で洪武帝に意見できる人が減ってしまいました。太子の苦労が増えそうです。

 

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