永楽帝 大明天下の輝き ドラマ第21・22・23・24話あらすじとネタバレ感想

永楽帝 あらすじ・ネタバレ 中国時代劇あらすじ

中国ドラマ「永楽帝~大明天下の輝き~」の第21・22・23・24話あらすじとネタバレ紹介記事です。

明朝の初期を舞台に明朝最大の領土を獲得した第3代皇帝 永楽帝のドラマ。

太子 朱標は長男・朱雄英(しゅ ゆうえい)をつれて漕運を巡視。ところが朱雄英が疱瘡にかかってしまいます。都に戻された朱雄英を馬皇后が自ら看病しました。

しかし朱雄英は亡くなり、宮中は悲しみに包まれました。

馬皇后は孫を失った悲しみで自らも病にかかってしまいます。ところが馬皇后まで亡くなってしまうのでした。

永楽帝 ドラマのネタバレとあらすじ 全話一覧

 

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永楽帝 主要人物

・朱棣(しゅ・てい)/燕王
演:馮紹峰(ウィリアム・フォン)
子役:成毅

・徐妙雲(じょ・みょううん)
縁:穎児(イン・アル)
子役:雨婷児

・朱元璋(しゅ・げんしょう)/洪武帝/太祖
演:陳宝国(チェン・パオグオ)

・馬皇后/孝慈高皇后
演:王姫(ワン・ジー)

・朱標(しゅ・ひょう)/皇太子
演:何晟銘

・朱樉(しゅ・そう)/秦王
演:錢泳辰

・朱棡(しゅ・こう)/晋王
演:李雨軒

・徐達(じょ・たつ)
演:張豊毅

・ココテムル(擴廓帖木児)/王保保 北元の斉王
演:張光北

・バヤルンハイベ(伯雅倫海別)
演:張芷溪

 

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第21話 去り行く両雄

不可解な元軍の動き

朱雄英の死から3年。朱標はまだ悔やんでいました。母の死後、父・朱元璋の体も弱くなっているようでした。

北平(北京)ではちかごろ北元軍の襲撃が目立つようになりました。でも何かがおかしいと思い燕王 朱棣と朱能は偵察。元の人々は妙な行動をしていました。朱能は朱棣に王が死んだときの儀式だと教え、朱棣は彼らを捉えて尋問することにしたのでした。

感想と解説

明軍を苦しめた斉王 ココテムル(王保保)はこのころには死亡しています。皇帝アユルシリダラも他界。そのため北元では混乱してるんですね。その後はトグステムルの治世になるはずですが。統治は安定してないようです。元軍をまとめる有力な人もいないのでしょうね。

 

老いた徐達

徐達は年老いて体の自由が効かなくなり、徐達は燕王 朱棣に北平軍の指揮を任せました。徐妙雲は夫が兵士たちをまとめられるのか心配するのでした。

感想と解説

明の建国に一番貢献した徐達も老いには勝てません。そこで燕王 朱棣が北平軍の指揮を任されるのですが。徐達に付き従う兵たちは経験豊富なベテランぞろい。明は武装勢力が作った国ですから荒くれ者が多いのです。皇子とはいえ経験のない若造に素直に従うとは思えません。さっそく鄭亨が注文を付けてきましたよ。

 

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第22話 北征の主将

徐達の最期

死期が迫ったのを悟った徐達は大好物の鵞鳥(がちょう)の丸焼きを食べてこの世を去りました。洪武帝 朱元璋はともに戦った親しい者たちが次々と世を去り嘆き悲しみました。

感想と解説

中国の迷信では鵞鳥は腫れ物に悪くて食べたら死ぬかもしれないと言われてるそうです。だからドラマでも徐達は鵞鳥の丸焼きが好物なのに食べるのを禁止されていました。医学的な根拠はないのでただの迷信です。

言い伝えでは朱元璋は徐達を亡き者にするため鵞鳥が体に悪いと知って徐達に鵞鳥を食べさせ。その後、徐達は死んだ事になってます。事実ではないでしょう。でも朱元璋は自分自身や子らに権力を集めるため共に戦った仲間を次々に粛清。徐達も警戒されていました。朱元璋が慎重で忠誠心厚い徐達を殺したとは思えませんが。ドラマみたいに心優しいとも思えませんね。

北元攻撃の司令は誰に?

朱棣が偵察から北元の高官を捕虜にして戻りました。朱棣は弱った北元への攻撃を進言。でも重臣たちは他の武将に任せるように言います。そして洪武帝 朱元璋が攻撃軍の司令に任命したのはなんと藍玉でした。

洪武20年(1387年)。藍玉率いる明軍は北元を攻撃。洪武21年にはさらに北上して元の皇帝・トグステムルを破りました。トグステムルは逃げましたが多くの捕虜を得ました。

 

感想と解説

よりによってあの藍玉です。さすがに今の時点で朱棣が総司令は荷が重すぎます。藍玉は性格に難ありですが強いんですよね。こういう人物は厄介です。どうせあとで問題起こすんだから。中国の武将ってこういう人多い。でも洪武帝は粛清大好きですから。調子に乗りすぎると危ないのですけどね。

ちなみにトグステムルは逃げた後、アリクブケ(クビライの弟)の子孫イェスデルに殺害されクビライの家系は途絶えました。モンゴルの皇統はクビライ以外の家系から出ることになるのですが、しばらくは混乱が続きます。

 

第23話 賞罰の均衡

横暴になる藍玉

モンゴル遠征で大手柄をたてた藍玉はますます横暴になりました。戦利品の馬を朝廷に収めずに私物化。モンゴルの女性も自分のものにします。朱棣は藍玉を批判し、藍玉とは険悪になりますが。洪武帝 朱元璋はむしろ好都合。藍玉にたいした罰は与えません。

感想と解説

皇子たちの気持ちもわかります。でも洪武帝は何かたくらんでますね。すでに大勢の人たちが粛清されているのに、このままだといずれ藍玉も粛清されますよ。気が付かないかな。気づかないんだろうな。

歴史上はトグステムルの妃たちが捕虜になり、藍玉はトグステムルの妃と密通したという噂が流れ、妃は自害しました。このエピソードは第1話で斉王妃が死んだ場面の元ネタにもなってます。

 

捉えられた王月憫

今までの企みがバレた王月憫は捉えられますが。秦王 朱樉は妻を守ろうと皇帝の差し向けた平に抵抗します。王月憫は秦王 朱樉に迷惑がかからないように離縁書を書きますが、朱樉は別れようとしませんでした。

感想と解説

ドラマの秦王 朱樉いい人ですね。歴史上は違いますけど。史実の秦王妃もココテムルの妹ですが歴史上は元に味方して工作活動していた様子はありません。むしろ史実の秦王妃は秦王から嫌われて幽閉されてました。逆に朱元璋が秦王に「秦王妃を大事にしろ」と注意するくらい。

 

第24話 2つの詔(みことのり)

皇帝が出した2つの命令

朝廷では再び漠北遠征が計画されていました。洪武帝 朱元璋は大規模な遠征を行って一気にカタをつけるつもりでした。洪武帝は藍玉を大将軍、北平にいて敵情に詳しい燕王を左副将軍に、晋王を右副将軍に任命しました。洪武帝は朱標を通して傅友徳に2つの勅命を渡すのでした。

感想と解説

太子 朱標は藍玉と燕王の不仲を心配してますが、まあそうでしょう。司令同士の意思の疎通がうまくいかないと大抵は失敗しますから。朱元璋はどちらが失敗してもいいように2つの勅命を出してました。

 

遠征に出た藍玉と燕王 朱棣

遠征に出た燕王 朱棣と藍玉は作戦の方針で対立。朱棣はナルプファ(乃児不花)の痕跡を見つけると追跡しました。一方、藍玉は関峰口に戻りましたが、城門が閉ざされていたので剣で脅して無理やり開けさせます。

感想と解説

朱棣がナルプファと戦ったのは事実。それにしてもドラマの朱棣は無茶しますね。一方、藍玉には閉じていた関所を無理やり開けさせて強引に通ったエピソードがあります。ドラマの演出はそれを再現したものでしょう。

さて朱棣の作戦はうまくいくのでしょうか。

 

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